「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

小池百合子氏の”度胸” ”しがらみ”のない都政に期待

2016-07-07 05:36:10 | 2012・1・1
舛添知事の辞任を受けて東京都の新しい知事を選ぶ選挙が1週間後の14日公示、31日投票の運びだが、自民、民進両党ともまだ推薦候補を決めかねずに迷走しているが、昨日自民党の小池百合子元防衛相が、党の正式推薦がなくとも知事に立候補すると言明した。小池氏は先日自民党都連の石原伸晃会長に推薦願を提出したが、石原会長は11日の参院選まで待ってほしいと答えていたが、小池氏はこれを待たずの態度表明である。自民党都連はすでに増田寛也元岩手県知事を候補として擁立しており事実上の内部分裂である。党本部がこの事態にどう対応するか注目される。

小ブログは小池氏が初めて都知事に立候補すると聞いたとき、小池氏が党のルールを無視したものと思い、立候補を思いとどまるよう提言した。しかし、小池氏は”名誉ある撤退は自分にとって不名誉だ”として出馬の決心は固いようだ。小ブログも小池氏出馬表明後の都議蓮の陰鬱ともとれる言動をみて、小池氏の態度決定はさもありなんと思うようになった。

小池氏は都議蓮の推薦をめぐる自分の不手際について深々と頭を下げている。にも拘らず、なにか”しがらみ”があるのであろうか、小池氏の推薦にかたくなであり、区長会まで動かし、増田氏推薦の動きをしている。産経新聞が小池氏の地元の事務所の賃貸料が世間相場より安いのは政治資金規正法に違反の疑いがあると報じたが、これも例の”違法ではないが適切ではない”みたいな印象を都民に与える世論操作ともとれる。

テレビを見ていたら何故か小泉純一郎、細川護熙両元総理が同席して小池氏にエールとも取れる言葉を贈っていた。小泉元総理は小池氏の”度胸”を讃えていたが、僕もそれに近いものを期待する。しかし、”度胸”だけでは政治は動かない。でも小池氏が言うように都議蓮のような”しがらみ”の政治では困る。それは、すでに”舛添都政”で証明済みである。