「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

のぞき見の海外旅行(31)和蘭(2)  デンハーグ  ハウステンボス

2020-11-30 07:22:27 | 2012・1・1

和蘭王国の首都である。人口はアムステルダム、ロッテルダムについで54万人だが、行政的な中心都市である。在オランダ大使館もここにあって,2000年用事があって滞在していたアムステルダムから特急列車で1時間、日帰り旅行をしてきた。文字通りの”のぞき見”観光である。

デンハーグには王宮、森の宮殿ハウステンボスがあり、ロイヤル.シテイとも呼ばれている。日本では九州の和蘭テーマパークとして有名だが、実際は王宮の名前で一部は市民にも開放されている。筆者も記念に衛兵と一緒に門前で記念写真をおさめてきた。

スケベニンゲンというおかしな名前の地区にあるマドローダム遊園地を見学した。和蘭各地の有名建築物を25万分の1に縮小して展示されてあったが、時間のない観光客には参考になり面白い。たった半日の滞在だったが整然とした街並みが印象に残っている。


心配な”神のみぞ知る”コロナ.ウィルス蔓延と短期拡大防止策

2020-11-29 07:03:58 | 2012・1・1

コロナ.ウィルス感染者の推移は”神のみぞ知る”(政府コロナ分科会)だそうが、昨日28日の全国の新規感染者数は2678人と過去最多だ。最大の発生地東京は561人と連日500人代後半、大阪(453)、北海道(252)、愛知(215)神奈川(214)も200人以上を記録している。感染の報告がなかったのは青森、石川、山梨、鳥取、長崎、徳島、高知7県にすぎないない。

政府は東京、大阪、北海道、愛知、神奈川など大都市がある都道府県と連携して3週間の短期集中の拡大防止策に出ているのは神様も御存じだが、一つ疑問なのは東京発着の”go toトラベル”がどうなっているのか。小池百合子都知事は政府が決定することだとしているが,その政府は”go to "の見直しの繰り返しで、意識的に出し渋っているみたいだ。

不見識だが戦時中の短期決戦のスローガンを想い出した。当時の政府は国家総動員法の下で短期決戦を叫び、国民に”欲しがりません勝つまでを”呼びかけた。酒場は夕方だけ一刻、それも抽選に当たった者が酒一合、ビール一本だけ飲めた。外食も外食券所持者だけが食べられた。

コロナ拡大防止は持久戦だという専門家も言うが、欧米のオーバーシュート(大量発生)をテレビでみると、やはり初期の段階で短期に集中的に対策をとるべきだ。経済云々というが、オーバーシュートを招いては元の子もない。


飽食の時代のご馳走 カリン.ママレードとパンのミミ

2020-11-28 10:06:36 | 2012・1・1

東京も秋深まり、家の近くの目黒通りの街路樹の銀杏もすっかり黄ばんできたらしい。コロナ禍で不要不急の外出を避けていいる老生にはその季節感が残念ながら伝わってこないが、娘婿が散歩の途中、呑川歩道に落ちていたカリンを拾ってきた。老妻が早速、皮をむきママレードにして、娘婿が近くのパン屋で買ってきた食パンのミミにつけて食べた。”with コロナ"時代の何より安全な廉価なご馳走だ。

農水省はコロナ.ウィルスでで打撃を受けた飲食業支援のため打ち出した"go to イート”の運用を東京など10都道府県で停止するのを検討しているという。当然である。どうみても僕には、この制度はコロナ禍便乗策としか思えない。戦中から戦後にかけての食糧難時代、国民は米から味噌醤油、肉魚まで何でも配給で切符がなければ手に入らなかった。今は飽食時代、カネさえあれば”go to イート”である。

パンのミミは大きな袋に入って40円である。プレミアム付き食事券アド必要はない。道端に落ちているカリンなど拾う人もいない。食糧難時代は皆空腹で苦しんだが、コロナ.ウィルスなどなかった

 

 


のぞき見の海外旅行(30)和蘭 (1) アムステルダム 運河観光

2020-11-28 04:48:29 | 2012・1・1

和蘭(オランダ)王国の首都、人口220万人の最大の都市だが、政治の中心はデン.ハーグである。和蘭は国全体が海面下といわれるが、アムステルダムも13世紀、小さな漁村にダム(堰)を築き発展した町だ。その名のように町の中心部はダム広場といい、そこから運河が張り巡らのえされている。

日蘭修好400年の記念年だった2000年、アムステルダム博物館で開催されていた日蘭戦時資料特別展を見に観光方々訪れた。定番のレンブラントの「夜警」の絵を見に美術館を訪れたり、戦時中ナチスに迫害されて逃げ隠れ家にしていた少女,アンネ.フランクの家を訪れた。また鎖国時代、長崎交易で馴染み深い和蘭東印度会社跡を見物、その帰途、同行の女性と「飾り窓」コーナーに迷い込み慌てたことを想い出す。

 

 


気になる北海道のコロナ拡大 気候風土住宅構造

2020-11-27 06:49:14 | 2012・1・1

昨日26日の全国のコロナ.ウィルス発生状況を見ると、新規感染者は東京の481人大阪の326人についで北海道が256人と3番目に多い。そのうち札幌は186人だが、道は最大感染源とみられる札幌の繁華街ススキノを中心に接待を伴なう飲食店などに対して 営業の時短や休業を12月11日まで延長するよう 要請した。

札幌冬季五輪(1972年)から10年ほど札幌に居住、北海道についは札幌一極集中の構造は知っているが、コロナ感染はどうもそうでもないらしい。全道256人に対して札幌外の地域70人は多い感じがする.事実、北海道新聞系のネット情報によると、旭川の病院では16人も院内感染のクラスタ―がっ発生したり、人口9千人の十勝清水町役場でも発生、奥尻島でも感染者がでいて、ほとんどが感染経路不明だ。

僕が在札した時代は暖房は石炭の”だるまストーブ”から現在の灯油ストーブに代っていたが、“道さんっ子”の友人たちは室内でガンガン灯油を燃やしTシャツ姿でビールを飲んでいた。部屋の温度は20℃、換気装置などなかった。そういえば当時僕はいつも風邪をこじらせ入院したこともあった。もエアコンでは北海道の冬は寒さは暮らせない.札幌では昨日コロナで死者7人が出ている、全員70歳以上である。

推測でものを申して申し訳ないが、どうも北海道のコロナは気候風土と住宅構造にもあるように見えてならない。北海道には昔から冬季(11月―3月)には”石炭手当”という寒冷地手当がある。本州とは寒さが違う。それに対応して家屋も窓を二重にしたり暖房も本州の暖炉や炬燵では済まない。専門家から部屋の換気を強く呼びかけてみては。


ノーマスクで咳をする小池知事の記者会見 短期集中防止策が心配

2020-11-26 08:45:12 | 2012・1・1

コロナ.ウィルスの東京の新規感染者は401人と昨日幾分減ったが、重症者数は54人と5月の非常事態宣言解除後の最多となった。これを受けて小池百合子知事が夕方、記者会見を開き、都内の酒類を提供する飲食店などの営業を夜10時までに短縮要請するするなどを骨子とした短期集中感染拡大防止策を明らかにした。

この会見をテレビ中継で見たが、小池知事は最初ノーマスクで会見していたが、途中せき込む場面が何回かあり、ポケットからマスクを取り出し着用、この場面をカメラにとるなと頼んでいた。マスクの着用は先日の会見の五つの小さなお願いの一つであり、コロナウィルス防止にはスーパー.コンピューター「富岳」も保証している(菅義偉総理国会答弁)マスク着用発言は僕ら高齢の難聴者には聴き取り難いが、やはり公的な会見だ。最初から着用すべきだ。

短期集中の防止策というが前回8月30日から9月15日まで実施した第二波の時の経験は生かされるのだろうか。僕の記憶には8月下旬はは連日暑く熱中症注意しかない。それより、僕は一連の”go to"施策は国の失敗だと思っている。が、知事の会見では”go to"の見直しについては触れていない。どうも東京だけでなく、国と地方自治体との連携がうまくできていないみたいだが。アベノマスクから始まってマスクにはケチがついているみたいだ。

 

 

 

 


高齢者の重症化リスク 年末年始の他人との接触

2020-11-25 06:13:58 | 2012・1・1

コロナ.ウィルスによる東京都の新たな患者数は186人と久しぶりに減少したが、重症者数が51人と前日に比べて10人も増加した。5月の非常事態宣言後最多だが、これに関係があるのか、重症リスクの高い60歳以上の新規高齢者数も43人急増している。介護老人であり心配だ。

そんな中、購読紙の産経新聞(24日付首都圏版)社会面に”高齢者、重症リスク接触控えて”という記事があったこれから年末年始にかけて高齢者も他人との接触が多くなるが、出来るだけ他人との接触を避け、食事も別にしたほうがよいとの、専門家の言葉を引用して”年末年始は我慢せよと提言している。

要介護3の僕は月に1回、高血糖のチェックにかかり付け医に通院、足腰のリハビリに、週1回施設に通園している以外外出していない。他人との接触も医療福祉関係の人だけだ。だから我慢せよといってもその心配はない。が、介護にあたる同年配の"健常”な老妻はそうはいかない。コロナ禍で老人会の習い事の集まりは減ったが、なにか事つけての仲間うちで集まっている。今日も僕はリハビリ、老妻は老人会の近所へのハイキングだ。

残り少なくなった人生、年末年始我慢せよとは年寄りには酷だ。介護老人施設に収容されている老人は家族との面会はオンラインだけだと聞く。せめて正月ぐらい”おめでとう”と手を合わせる機会を作ってもらいたいものだ。


のぞき見の海外旅行(29)アイルランド.ダブリン 村娘

2020-11-24 06:09:13 | 2012・1・1

戦前ディック.ミネが歌ってヒットしたハワイアン”花籠抱えて誰を待つのかアイルランドの村娘"で始まるメロデイで筆者世代には「アイルランド」の名はよく知られている。が、実際どこにあるのか、首都がダブリンなのを知っているのは少ないのでは。

ロンドンから飛行機で1時間半ほどの共和国で広さは北海道ほど人口は138万人で、その三分の一ががダブリンに住んでいる。市名のいわれは”黒い水溜まり”だそうだが、リフィ川の河口に拓けた町で、中世期、ノルマンの海賊が原住民のケルト人を攻めて築城したという歴史がある。

大学時代英文学を専攻した筆者は1990年アイルランドの文豪ジエィムス.ジョイスの「ダブリン市民」やアイルランド人を祖先に持つ小泉八雲の足跡を駆け足で歩いてきた。ハワイアンに何故アイルランド娘がでて来るのか、戦前は貧しくアイルランドからハワイへ移民する者が多かったのかも。ここのウィスキーもスコッチに負けず美味しい。


殊勲賞ではなく”てカムバック賞”を大相撲

2020-11-23 07:32:42 | 2012・1・1

大相撲11月場所は昨日千秋楽で東の大関貴景勝が優勝決定戦で小結照ノ富士をけれんみのない押し相撲で破り二度目の賜杯を手にした。白鵬、鶴竜東西横綱不在、新大関正代、西の大関朝之山もケガで欠場、コロナ騒ぎの中の場所であったが、終わってみれば協会にとってはメデタシめでたしの場所であったのでは。

場所が終わって恒例の三賞が発表になったが、今場所も殊勲賞なしである。殊勲賞は横綱に土をつけ、勝ち越した力士に授与されるが、横綱不在ではどうにもならい。かりに対象を大関にさげてみても今場所、平幕で貴景勝に勝ったのは翔猿だけだが負け越敢ししている。敢闘賞には幕尻で活躍した志摩の海と再入幕の千代の国が選ばれたが、技能賞には照ノ富士が受章した。千代の国も照ノ富士もケガで序二段まで番付を下げカムバックしてきた力士だ。

元大関の琴奨菊が今場所限りで引退するが、同じ元大関の高安、栃ノ心がが復帰を目指し活躍勝ち越した。大相撲が年二場所だった昔は一度大関を陥落すると復帰はまづ、なかったが、最近は年六ケガをして休どんなものか。場すると番付を下げるのも早いが、逆にdianionカムバックも早い。プロ野球にならってカムバック賞を設けてはどんなものか。

小ブログが選んだ「敢闘賞」。十両最下位の地位で15日間、1勝もできなっかたのに最後まで土俵に上がった富士東関。関取は9月の前場所、コロナ騒ぎで休場していた。稽古不足が影響していたのではないだろうか。カムバックを期待したい。

   

 

 

 

 

 


ワクチンの安全性 BCGとツベルクリンの時代 

2020-11-22 06:12:01 | 2012・1・1

米国の大手製薬会社ファイザーが臨床実験で95%有効性のコロナ.ワクチンの製造に成功、FDA(米食品医薬品局)に緊急使用を申請した。認可されれば、早ければ年内に米国市場に出回り、医療従事者、1月には80歳以上の高齢者にも接種ができるという。日本にもすでに試薬が送られ。厚労省の審査が通れば使用が可能になる(日本経済新聞)。朗報だが,安全性は確保されているのだろうか。

ワクチンというと1940年代の戦中戦後に育ったぼくら世代は結核菌ワクチンBCGと感染診断薬ツベルクリンを想いおこす。当時、結核は「亡国病」といわれ死に至る病だった。特効薬はなく小学生だった僕らはツベルクリンで陽性かどうかチェックし、陰性の場合はBCGワクチンを接種した。逆に陽性の場合は東京では転地療法として房州の「養護学校」に送られた。特効薬のスプレットマイシンが出始めたのは戦後である。

コロナワクチンの接種について加藤勝信官房長官は国会答弁で接種は各自の意思だと答弁している。BCGやツベルクリンとは違い国の制度ではないようだ。菅義偉総理は20か国サミットで”ワクチン普及は公平に”と訴えていたが、国内はどうなのか。PCR検査も不統一だとの批判がある。国民全員に接種するのではないのか。公平な接種を望みたい。