「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

"顏”が見えてこない参議院選挙

2016-07-04 06:18:15 | 2012・1・1
この夏初めて東京の都心部でも35℃の猛暑日を記録した昨日の日曜日、元気な家人が皆外出して一人で留守番をしていると玄関のブザーが鳴った。インターホーンで出ると〇〇党の〇〇の御挨拶だという。宗教団体の政党の候補の支持者の”戸別訪問”だが、パジャマ姿で留守番の僕は恥づかしくて出られない。”老人だから”と失礼した。

参院選挙の投票日まであと1週間だが、蟄居がちな老人には選挙が聞こえてこないし、見えてこない。住宅街に住んんでいるためか候補者はむろん、支援者の街宣車も見たことがない。街角の候補者の立て看板と宅配されてきた選挙公報で誰が立候補しているのか知るぐらいである。NHKテレビで立候補者の政見放送はあるがが、事前にいつ自分の選挙区の候補者のがあるのか判らない。

新聞は選挙戦が終盤になると、勝手な判断で各選挙区ごとの予想を伝えるが、これは、ある意味では選挙妨害である。大方の有権者は、誰に投票してよいのか判らないから、どうしても”新聞予想”に影響されがちだ。それよりは、候補者のテレビ挨拶が何日の何時からあるのか、ページをさいて伝える方が親切で建設的だ。

選挙日の天候を考えて、天気で、あまり暑くない日に事前投票をしようと考えている。それにしても今の選挙制度は解かりにくい。比例代表区の名簿を見ると、投票したい候補が複数いる一方、選挙区には一人もいない。その結果、選挙区と比例区の投票する政党が別々という結果も出てくる。お国のため、お互いにご苦労さまである。