今日で2014年(平成26年)も終わり。年々思うのだが、月日の経つのの早いことだ。あっという間の一年だったが、わが家にとっては、かってない多難の年でもあった。10月から11月にかけて、夫婦そろってガンを宣告され入院した。幸い、二人とも初期に発見され大事に至らざるに済んだ。お蔭でこうして、大晦日の除夜の鐘をきき、年越しそばを共に食べ祝えそうだ。
多難であったが、一年を振り返ると、あまり想い出に残る出来事はなかった。僕はといえば入院手術以外の日々は、徒然草の吉田兼好なみに”日暮しパソコンに向かい、心に移りゆく、よしなしごとをそこはかとなく”入力発信してきた。これが”怪狂(ものぐる)欲しきものかは別問題だが、日々物忘れが激しくなってきた僕には、頭の刺激にはなっているのは事実だが―。
今年は夫婦そろっての旅行といえば、4月に南房総に住む先輩の百歳の誕生日祝いに一泊旅行に出かけただけだ。ホテルの窓からの東京湾の水平線の彼方に沈む夕陽は見事だったのが忘られない。80歳半ば近くになり、人生も終焉に近づいてきたのだろうか、僕は残照を見ながら、出来ることなら百歳の先輩のように、他人にあまり迷惑をかけず、この残照の輝きのように一生を終えたいと思った。
来年は僕の7回目の干支「羊」である。そして僕ら夫婦にとっては60年目の結婚記念日、ダイヤモンド婚式である。どちらかといえば、多難だった今年だが、来る年は”多事多幸”の年にになるよう祈って、今年の「老人タイムス」の終りにします。どうぞ皆様、よいお年を!
多難であったが、一年を振り返ると、あまり想い出に残る出来事はなかった。僕はといえば入院手術以外の日々は、徒然草の吉田兼好なみに”日暮しパソコンに向かい、心に移りゆく、よしなしごとをそこはかとなく”入力発信してきた。これが”怪狂(ものぐる)欲しきものかは別問題だが、日々物忘れが激しくなってきた僕には、頭の刺激にはなっているのは事実だが―。
今年は夫婦そろっての旅行といえば、4月に南房総に住む先輩の百歳の誕生日祝いに一泊旅行に出かけただけだ。ホテルの窓からの東京湾の水平線の彼方に沈む夕陽は見事だったのが忘られない。80歳半ば近くになり、人生も終焉に近づいてきたのだろうか、僕は残照を見ながら、出来ることなら百歳の先輩のように、他人にあまり迷惑をかけず、この残照の輝きのように一生を終えたいと思った。
来年は僕の7回目の干支「羊」である。そして僕ら夫婦にとっては60年目の結婚記念日、ダイヤモンド婚式である。どちらかといえば、多難だった今年だが、来る年は”多事多幸”の年にになるよう祈って、今年の「老人タイムス」の終りにします。どうぞ皆様、よいお年を!