9月30日のコロナ緊急事態宣言が19都道府県から解除されてから2か月になるが、同慶の至り。全国の昨日29日の新規感染者数は82人にとどまり、感染者ゼロの県が全国で京都府を初め30府県に拡大した。これでコロナ禍の収束も近いのではないかと老生には思われた。
しかし、好事魔が多しというのか海の向こうの遠い南アフリカから感染力の強いというコロナ新変異株,オミクロンが見つかり、急速に世界各地に流行し始めてきた。政府は全国各地の新規感染の減少などの動きを見て、最近出入国管理を緩和する措置を検討、留学生や技能研修生の入国を大幅に許可する方針だった。ところが、オミクロンは近隣アフリカ諸国だけでなく、米国やカナダでも感染が確認され始めた。
岸田文雄総理は昨日急遽記者会見で全世界の外国人を対象に新規入国を全面的に禁止し30日午前零時から実施し、帰国する日本人に対しても指定の施設で14日間待機するよう求める措置を発表した。1か月の臨時的な藻のだが、歴代の内閣にはなかった思いきったものだ。横浜のクルーズ船以来水際作戦には高い月謝を払ってきた。