安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ミルト・ジャクソン「GOODBYE」、上田市のブックカフェ「NABO」で天龍村産のお茶。

2022-09-01 19:30:00 | ヴァイブ、オルガン他

先日、バリューブックスが経営する上田市のブックカフェ「NABO」(ネイボ)に入りました。天龍村中井侍で作っている緑茶を注文しましたが、美味しくて懐かしい味がしました。「温故知新」という言葉を連想させる作品。

MILT JACKOSN (ミルト・ジャクソン)
GOODBYE (CTI 1972、73年録音)

   

ミルト・ジャクソン(vib, 1923~99年)は、モダン・ジャズ・カルテット(1952年~74年、81年に再結成)の一員でしたが、1974年に退団しています。ロックほど稼げないのがその理由だそうですが、ロックに行くこともなく、退団前には、CTIでジャズ寄りのアルバムを作っていて、これはその2作目。

メンバーは、ミルト・ジャクソン(vib)、ヒューバート・ロウズ(fl)、シダー・ウォルトン(p, ep)、ロン・カーター(b)、スティーヴ・ガッド(ds)。曲順4の「SKJ」は、ミルト・ジャクソン(vib)、フレディ・ハバード(tp)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、ビリー・コブハム(ds)、ドン・セベスキー指揮のオーケストラ。

曲目は次のとおり。

1  Detour Ahead (Lou Carter)
2  Goodbye (Gordon Jenkins)
3  Old Devil Moon (Burton Lane)
4  SKJ (Milt Jackson)
5  Opus De Funk (Horace Silver)
ミルト・ジャクソン作曲「SKJ」のみフレディ・ハバード(tp)やオーケストラが参加して、1972年12月の録音。前作の「Sunflower」と同じ時期。その他の4曲は1973年12月録音で、スタンダード曲ばかりです。

ミルト・ジャクソン(vib)の70年代前半のCTIレーベルへの録音は、1975年以降のパブロや、60年代後半のインパルス等への録音と異なり、編成や楽曲など特徴がありますが、振り返ると、良いものを残してくれたように思えます。このアルバムでは、ミルトは糸を引くような長い音符を使い、「Detour Ahead」や「Goodbye」で浮遊感漂うソフィスティケイトされた演奏を繰り広げます。「Opus De Funk」では、ミルトとヒューバート・ロウズ(fl)がストレートにプレイしていて、これも楽しめます。

(参考)「Goodbye」が聴けます。

Goodbye - Milt Jackson (1974) - YouTube

 

【BOOKS & CAFE NABO(ネイボ)】

住所:長野県上田市中央2丁目14−31
電話:0268-75-8935
ホームページ:BOOKS & CAFE NABO | 株式会社バリューブックス (valuebooks.jp)  
       本と茶「NABO」by VALUE BOOKS | Facebook

駐車場から入口へ。

店内。右側のカウンターに腰かけました。

Tシャツなどもあります。

器の販売

古本を主体に新刊もあるようでした。全て購入できます。

「今週の新入荷本」というコーナーも。

漫画本も入荷することがあるようです。月間漫画「ガロ」がありました。

通りに面した席

緑茶を注文。お茶うけのお菓子(揚げたサツマイモ)がついてきました。珈琲はメニューにはありません。

お茶の説明。長野県下伊那郡天龍村産のお茶で、多分、中井侍で作られているものだと思います。

お湯をポットにいれて持ってきてくれるので、3杯くらいは飲むことができます。

NABOの外観。通り沿いから眺めたところで、右に駐車場があります。