安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

大口純一郎(p)、米木康志(b)ライブ (9月8日 長野市バックドロップ)

2022-09-09 19:30:00 | ジャズライブ

大口純一郎(p)さんと、米木康志(b)さんのデュオライブが、8日に長野市バックドロップで開催されたので、聴いてきました。

大口純一郎(p)

   

米木康志(b)

(出 演)

大口純一郎(ピアノ)
米木康志(ベース)

(曲 目)

曲目は、わからないものが多かったので、バックドロップのマスターが、後で、大口さんに訊いて教えてくれました。

1  Minor Chorale  (大口純一郎)
2  ニュー・ムーン (大口純一郎)
3  Ruby My Dear (Thelonious Monk)
4  Let's Call This (Thelonious Monk)
5  Glad To Be Unhappy (Richard Rodgers)

〈休憩〉

1  Imagem (Luiz Eca)
2  Invitation  (Bronislaw Kaper)
3  Infant Eyes (Wayne Shorter)
4  Item 7. (Steve Swallow)
5  Equinox (John Coltrane)
6  My Reverie (ドビュッシー) (アンコール曲)
 
(感 想)

ベテラン二人による格調が高く、味わい深いライブでした。曲目は、よく知られているスタンダードは2~3曲で、凝った曲が多く、じっくりと楽しめました。

「Imagem」というボサノヴァを一曲やりましたが、全体には、アップテンポの曲はなく、落ち着いた雰囲気で、大口さんの2曲のオリジナルも比較的スローで静謐さも感じられる雰囲気。また、米木さんが、ランニングで伴奏したところは、ほとんどなく、ベースソロの出番も多かった。

セロ二アス・モンクの曲を2曲やりましたが、大口さんは不協和音は使わず、メロディの美しさを浮き彫りにしていて、「Ruby My Dear」には感激しました。こういうモンクなら大歓迎です。アンコール曲は、ドビュシー原曲の「My Reverie」で、クラシック指向をうかがわせるものでした。

【大口純一郎 ホームページ】

JUNICHIRO OHKUCHI WEB (pianistjohkuchi.blogspot.com)

   

曲名を話している大口さん。

   

米木さん

【バックドロップ ホームページ】

バックドロップ ジャズの流れる洋定食屋(Back Drop) (back-drop.jp)

当夜のバックドロップ。