閉店大売り出しの幟旗を、街に出るとどこかで必ずと言ってよいほど頻繁に見かけます。
それにどこか似ているソフトウエアのサポート終了の広告が、パソコンの画面にときどき現れます。
そこにはこんな注意書きが添えられます。
「サポート期間終了後は、セキュリティ更新プログラムや有償サポートを含むすべてのサポートが受けられなくなります。セキュリティ更新をせずソフトウェアを利用し続けることは、脆弱性を解決しないままで使用し続けることになり、セキュリティ上、非常に危険な状態になります」
ソフトウエアはなぜ新しいバージョンを次々に出すのか、それは売るため、車の新型発売と同じです。
ソフトウエアを使って何かをする、車を運転してどこかに行く、その "何か" も "どこか" も、使うものの新旧には関係なく、それまでのものが使えなくなるのではありません。
新しい機能が加わったとしても、"何か"にあるいは "どこか"が変わるわけではありません。
手続きが変わって紛らわしくなるぐらいの違いです。
何年か前に、新しくしないとエンジンの中でベルトが切れて事故を起こすと、ディーラーに脅され車を買い替えてから、どういうわけか、売る人の言葉がそのままには信用できなくなっています。