うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

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2011年03月14日 | 忘れかけていたこと

「ご利用のパソコンを高速化

レジストリクリーナーでお悩み解決 Microsoft認定!今すぐダウンロード」

ついつい誘惑に手元が震えてダウンロードしてしまった。
その名は"RegistryBooster"。
ダウンロードは無料、ちょっと動かしてみるまでは無料、つまり、入口のドアを開け、中のドアにあるのぞき窓から見るまでは自由というわけ。

しかし、のぞき窓から中がすっかり見えるはずがない。
もう一つドアを開けるには会費を払わなければならない。
どれぐらい効果があるのかもわからないものに、食いついてみるほどの余裕も野次コンもないからそこで引き揚げた。

使わないものは邪魔だからアンインストールしようと「コントロールパネル」→「アプリケーションの追加と削除」で探す。ない、見つからない。
「レジストリーブースター」というプログラムを動かすコマンドが、レジストリーに紛れ込んで見えなくなってしまっている。

えい、ままよと、C:\Program Files から該当の \Uniblue フォルダーを探し出して中身を削除する。
どうしても削除させずに頑張るフォルダーやファイルがある。
まあ消せるだけは消してしまえと、居座り組はとりあえず無視しておく。

翌日 Windows を起動したらさっそく仇を取られらた。

嫌味なメッセージ窓が2個、[OK] といってやればそれ以後の動作に影響はないのだが、これでは起動のたびに毎回出てくる。

「パソコン高速化」と逆ではないか。
何とかしないと、毎日邪魔ものを取り除かなければならない。

こうなれば徹底点検清掃しかなかろう。
レジストリーのバックアップを取ってから、レジストリエディタ→「編集」→「検索」で、「Uniblue」と入力して検索、いきなり削除すると危ないから、頭に"$"マークをつけた名前に変える。それを何度も辛抱強く繰り返す。
くまなく探して5~6箇所、$で閉じ込め、動けなくしたら出てこなくなった。
$稼ぎは $に弱い、ざまあみろ。

似たようなことが前にもあった。
2010年9月5日の「無料」という題で書いた「Windows エラーを無料でスキャン」がそれだった。
相手が名前を変えただけで同じものだったのかもしれない。

「無料」にも、たちのよくないのがある。「マイクロソフト・ゴールド認定パートナー」と、もっともらしく書いてあるのにも怪しいのがあるから、うっかり手招きに誘われないほうがよい。