海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

K8護岸の被覆ブロック設置にカヌーで抗議

2019-05-21 22:55:44 | 米軍・自衛隊・基地問題

 21日(火)は朝、カヌー9艇で松田ぬ浜を出発した。梅雨に入って先週は天候が悪く、辺野古でのカヌーによる行動は1週間ぶりとなった。K8護岸では新たな捨て石の投下に続き、前日から被覆ブロックの設置が行われている。

 この日はよく晴れていたが北風が強く、海では肌寒いほどだった。オイルフェンスを越えてK8護岸を目指したが、大浦湾から吹き抜ける風を正面に受け、カヌーにとっては厳しい条件だった。

 近くのK4護岸では午前中、消波ブロックの設置作業が行われていた。辺野古崎のN3護岸と接する角からN5護岸との接点まで、②-1工区間のK4護岸の半分くらいまで設置が進んでいる。

 久しぶりに辺野古の海に出ると、昨年からメンテナンスが行われていた赤白鉄塔の足場の解体が行われていた。

 所要のため、この日は午前中で海から上がったが、ほかのメンバーは午後も抗議行動を続けている。

 お昼前に豊原の高台から見ると、②-1工区で埋め立て作業が行われていた。新たな土砂投下地点も徐々に広がっている。

 瀬嵩側の海岸から見ると、お昼時間に入ってK9護岸の上には土砂を運ぶダンプカーが並んでいた。接岸しているランプウェイ台船には、ガット船2隻分の土砂が積まれている。これが1日分で、2500~3000トンの土砂が毎日陸揚げされ、海に投下されている。

 今のままでは、6月中にはK8護岸が桟橋として必要な長さまで伸び、桟橋として整備されるだろう。そうなれば土砂の陸揚げ場所がもう一つ増え、埋め立て速度が倍加する。自分に都合のいい情報や解釈にしがみつき、この現実から目を背けてはいけない。市民の力で止めなければ、工事はどんどん進む。

 時間のやりくりが大変だとは思うが、入れ代わり立ち代わり、わずかな時間でもいいから辺野古や安和に集まって汗を流しましょう。

 ほかの2隻のランプウェイ台船も土砂を積んで待機している。

 ガット船は、第八そうほう丸は大浦湾から出て行ったらしく、松龍丸1隻が残っていた。

 

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