海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

内から声を上げること

2017-09-28 23:15:04 | 米軍・自衛隊・基地問題

 28日(木)は所用のため海上行動は休みを取った。部屋で仕事をしながらテレビを見ていると、衆議院の解散をめぐる動きが報じられている。小池知事が国政に出るかどうかが話題になっているが、東京都民もなめられたものだ。

 森友・加計問題から逃げるために解散する安倍に勝ち馬に乗るため解党する民進党の前原、都政=地方自治をないがしろにして総理のイスを狙う小池。私利私欲にまみれた権力ゲームのくだらなさが政治家たちの顔に出ている。

 夜、ティダの会で辺野古の島袋文子さんのトーカチ祝いをやった。オードブルを囲んで談笑しながら、文子さんをねぎらい、長寿を願う言葉が参加者から続いた。昨日はゲート前で大きなお祝いが行われている。文子さんの生きざまに多くの人が励まされ、機動隊の弾圧に抗して座り込む勇気を与えられている。

 辺野古区の中にあって新基地反対の意思を明らかにし、ゲート前に行くことがどれだけ大変なことか。まわりから心無い発言をされたり、嫌なこと、つらいことも体験しただろう。目立つ存在になればネトウヨの攻撃対象にもなる。

 沖縄戦の体験をはじめ、戦後も苦労しながら生きてきたことを聞いた。その心の強さ、戦争を二度と起こしてはならないという思い、頭脳の明晰さは、自分も将来こういうふうに年を取れたら、と思わせる。辺野古新基地建設を断念に追い込み、一緒に心から笑いたいものだ。


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