海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

PAC3配備に抗議する緊急行動

2012-04-11 02:27:20 | 米軍・自衛隊・基地問題

 調べたいことがあって鹿児島に行ってきたのだが、ちょうど桜が満開で、甲突川沿いの公園は花見客でにぎわっていた。写真は鹿児島県立図書館の桜。

 政府・防衛省は沖縄にPAC3を配備して、北朝鮮の人工衛星打ち上げで、有りもしない脅威を煽っている。「弾道」がそれたら、と首都圏にも配備しているのだが、東京に配備するくらいなら、沖縄に一番近い鹿児島はどうなるのだ?と突っ込みたくもなる。昼間から酒を飲んで盛り上がっている花見客の様子を見ながら、沖縄の物々しさの異常さをあらためて認識させられた。

 4月9日付沖縄タイムスに〈元内閣官房副長官補で、2009年の北朝鮮「ミサイル発射」に首相官邸で対応した柳沢協二氏が8日までに沖縄タイムスの取材に応じ、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を今回沖縄へ配備したことについて、「軍事的な意味はない。展開の訓練と、先島進出に向けた地ならしが目的だ」と明言した〉という記事が載っている。

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2012-04-09_32253/ 

 率直な発言で、政府・防衛省が煽る脅威の虚妄性とPAC3配備の無意味さ、そして真の狙いが語られている。今回の沖縄へのPAC3配備でいったい何十億円が浪費されるのだろうか。そういう金があるのなら、東北の被災地復興のために使えばいいものを。

 平和市民連絡会から抗議行動の呼びかけがあります。声をあげ、行動して意思表示しましょう。軍隊は住民を守りません。PAC3は軍事施設防衛のための兵器であり、市民を守るためのものではありません。

<「PAC3配備糾弾・沖縄を戦場にする演習に抗議する緊急行動」(仮称)>
・とき:4月11日(水)午後6時から集会、午後7時からデモ行進
・ところ:県民広場

 

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 沖縄における脅威の実態 | トップ | 資料:4・11 PAC3配備... »
最新の画像もっと見る

米軍・自衛隊・基地問題」カテゴリの最新記事