海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

オイルフェンス再設置への抗議行動

2018-11-10 20:49:09 | 米軍・自衛隊・基地問題

 10日(土)は朝、カヌー15艇で松田ぬ浜を出発した。大浦湾に出て抗議船3隻と合流し、長島から安部方向の開口部にかけてのオイルフェンス再設置に対し、抗議行動を行った。 

 長島近くと安部側の二手に分かれ、すでに張られたオイルフェンスの先端部をカヌーで押さえた。最初に安部側の方に作業和船が集まり、米軍のレジャービーチから引き出したオイルフェンスをタグボートが曳航して、設置作業が始まった。 

 安部側の方にオイルフェンスが2本張られたあと、午前10時過ぎになって長島側に作業和船が集まりだした。3本目は長島側からオイルフェンスを追加して行く動きで、案の定、ビーチから引き出したオイルフェンスをタグボートが運んできた。

 海上での作業は海上保安庁の存在なしに進めることができない。県知事選挙で示された圧倒的な民意を踏みにじるためには、抗議する市民を排除するため、国家の暴力装置を前面に出さなければならない。

 カヌーから海に落とされるメンバーも多い。体を張って粘っても、最後は海保に拘束され、排除されるが、作業が進むのを黙って見ているわけにはいかない。こういう場面が日々くり返されている。

 午前中で長島から安部側までオイルフェンスがつなげられ、大浦湾が再び分断された。今日は所用があったため、午後は海上行動に参加しなかったが、目立った作業はなかったとのこと。来週からは、辺野古側のオイルフェンス設置が行われるだろう。 ぜひ多くの人に、海の行動にも参加してほしい。

 


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