ナンプレふぁんのひとりごと

ナンプレは初級から上級に行くにつれて解きにくいですね。

簡単な新しい原則を見つけましたので、是非ご覧ください。

「楯と盾」

2022-05-08 08:15:37 | X(ツイッター)より

楯と盾の違いをご存知でしょうか。私は知らなかったので調べてみました。戦い用のタテの場合は木製の物を楯、金属製の物を盾と表現するそうです。しかし、表彰タテのような物は金属製やクリスタル製の物でも一律に楯という字を使うそうです。日本語はナンプレよりも難しいのではないでしょうか。

 

今回の題材は、いちごナンプレ研究所 さんの条件付きナンプレで、次の図です。

        

模様が戦い用のタテに似ているので、「楯と盾」と名付けました。条件は相棒ナンプレで中央ブロックは魔法陣ですが、多分色付きブロックにも1~9の数字が入るのでしょう。しかし、全ての条件を使うと、

        

この図になり、何もしないで最終図になってしまいます。ですので、条件無しで解いてみました。

        

難易度ポイントは幾つぐらいでしょうか?

        

候補数字を入れます。

        

6で進めて、

        

9で進めて、

        

4で進めて、

        

1で進めて、

        

5で進めて、

        

3で進めて、

        

4で進めて、

        

この図から解き始めます。

        

の5との5は一心同体です。そして、の5との5も一心同体です。

        

の5との5との5のそれぞれと共通の領域であるに反対色の5が入ります。従って、は削除されます。

        

に色分けをして、さらに強リンクを伸ばします。

        

二択マスは反対色になります。

        

の9との9は一心同体です。

        

中段ユニットの5と9は異種ですので一回同居します。故に、にはまたはのどちらかが入ります。従って、は削除されます。

        

の3との3は一心同体です。

        

で3は5と同居しません。5のルートは決まっていますので、では3は5と一回同居します。従って、に入る3はです。

        

にはが入ります。従って、は削除されます。

        

4の Loop が在ります。にはが入ります。

        

従って、は削除されます。

        

この色分けになります。

        

色分けを一旦保留します。に2の一心同体が在ります。

        

が入りますとにもが入ります。

        

のそれぞれと共通の領域であると▢にが入ります。従って、は削除されます。

        

3の強リンクを絡めるとは削除されます。さらに二択マスには反対色を入れます。

        

が入るとが入ります。

        

が入りますので、は削除されます。さらに二択マスには反対色を入れます。

        

に1の一心同体が在ります。

        

共通の領域であるに反対色の1が入ります。従って、は削除されます。

        

1で進めると Bahamut が出現します。

        

に7が確定しました。進める前にやっておく仕事が有ります。

        

保留してあったの色分けを戻します。

        

に、に変更します。

        

数字は誤りなので削除します。

        

2で進めて、

        

2で進めて、

        

3で進めて、

        

5で進めて、

        

6で進めて

        

7で進めて、

        

8で進めて、

        

9で進めて、

        

6で進めて、

        

最終図です。カラーブロックを確認します。

        

正解のようです。

 

相棒ナンプレですから、唯一解が保証されていましたので幸運にも解く事が出来ました。インターネットを覗くと難問がゴロゴロしています。既存のロジックだけでは解けない作品は嫌われていますが、チョット工夫すると解ける場合が有ります。嫌われ者を克服するチャンスでもあります。

 

おまけです。

以前 ラムダ さんのコメントで「一心同体の二択」が使えないと、ご指摘をいただきました。私なりに研究した結果、当該2数字が異種または異色の関係である場合のみ「一心同体の二択」が使えるという結論に達しました。

本文からです。

        

のルートで9は5と一回同居しています。

        

にはが入ります。

        

そして、で9はが入りますので、と一回同居します。いずれにしても5と9は異種です。

        

一心同体の二択が成立します。

 

次の 一心同体の二択 です。

        

5のルートは決まっています。3はで5と同居しないので3と5は同種です。

        

また、で3と5は同種の反対の異種になります。従って、が入ります。 

        

一心同体の二択では削除されます。

ご覧の通り2数字の関係が異種または異色の場合には「一心同体の二択」を使用させていただきます。

 

実は、これで終りでは無いのです。2数字の関係が同種または同色が決まっている場合には、一つのマスに同色の数字は入れませんので、2数字共に削除されます。これを「一心同体で共倒れ」と名付けました。次回の記事で新手順として披露させていただきます。これもひとえに ラムダ さんのコメントのお陰です。ありがとうございました。

 

次回は、「超難問も解ける数独ページ」でヒント数字17個の最難問として紹介されている作品です。

        

私はこの作品を「珍稀」と名付けました。珍しく「一心同体で共倒れ」が出現するからです。それともう一つ、2個の手法の合体技も。HP上では世界一の難問より低ポイントですが、ツイッターでのポイント数値はどうでしょうか、体感難度は超超難問です。証明手法を使わないで解ける猛者は国内に数人ではないでしょうか。

 

ご覧頂きまして有難うございました。