ナンプレふぁんのひとりごと

ナンプレは初級から上級に行くにつれて解きにくいですね。

簡単な新しい原則を見つけましたので、是非ご覧ください。

「乾の協奏」

2018-12-19 10:43:07 | ブログより

誰にも解けないナンプレ作家は、もう二年間もブログを更新していません。お元気でいらっしゃると宜しいのですが。

今回の作品は「乾の協奏」と名付けました。「乾」は「いぬい」と読みます。いぬいは西北の意味です。つまり NishioとKitamuraのCollaboration です。「解けたら奇跡」にもこれは有りましたが、こちらの作品の方が公開が先です。次の図がその作品です。

        

解き易くします。

        

整理して、

        

左側ユニットと上段ユニットを除き残りの4ユニットが3数字固定の可能性が有ります。3数字固定の可能性が有るユニットでは、どちらかは誤りですで数字を確定出来ません。何故なら磁石と鉄の区別が無いからです。この作品は難しいですが、それでも挑戦します。

中段ユニットをご覧ください。まだ一つも数字が確定していませんが、ここで Nishio Logic を実行するとの4と8が確定します。なお、分かれ道と結果が同じ領域なので、分かれ道は変化します。

        

Ⅰ. には2と3の片方または両方が入ります。2と3の両方が入るとすると、で4と8が弾き出されるのでが決まります。そして、に2と3の片方と5と7の片方が入りましても、から4と8が弾かれますので、やはりは決まります。

        

Ⅱ.2と3の片方とが入るとすると、が決まります。

        

進めて、

        

中側ユニットで、4はで1と同居しないので4と1は同種です。また、で4は8と一回同居で4と8は異種です。しかしこれはどちらかは誤りです。どちらが誤りとしても1と8は同種になります。ですが、で同居しているので1-8の磁石になります。従って、が入ります。

        

進めて、

        

9で進めて、

        

二国同盟で、

        

に4と8が入ります。

        

Ⅲ.2と3の片方とが入るとすると、が決まります。

        

進めて、

        

中側ユニットで、3はで 2と同居しないので3と2は同種です。又、で3は4と一回同居で3と4は異種です。しかしこれはどちらかは誤りです。どちらが誤りとしても2と4は同種になります。ですが、で同居しているので2-4の磁石になります。従って、が入ります。

        

二国同盟で、

        

進めて、

        

から上へ9の奇数個連鎖 強・強・強・弱・弱で、は削除されます。

        

進めて、

        

に4と8が入ります。これで全ての条件でに4と8が入ることになります。4と8が確定しましたので、第3図は次の様になります。

        

進めて、

        

さらに進めて、

        

二国同盟で、

        

上段ユニットで、には磁石相手候補がいないので、削除されます。

        

6はで7と同居しないので6と7は同種です。また、で6は3と一回同居で6と3は異種です。しかしこれはどちらかは誤りです。どちらが誤りとしても7と3は同種になります。同種は同居しませんので、は削除されます。

        

進めて、

         

中段ユニット、6はで7と同居しないので6と7は同種です。また、で6は1と一回同居で6と1は異種です。しかしこれはどちらかは誤りです。どちらが誤りとしても7と1は同種になります。同種は同居しませんので、は削除されます。

        

進めて、

        

二国同盟で、

        

左側ユニットで、2と3は二列で別居して一列で同居しますので磁石と鉄です。2の磁石相手候補は6と7で、3の磁石相手候補は7ですので、共通の磁石相手候補であるが入ります。

        

7で進めて、

        

6で進めて、

        

2で進めて、

        

3で進めて、

        

8で進めて、

        

5で進めて、

        

6で進めて、

        

4で進めて、

        

3で進めて、

        

7で進めて、

        

5で進めて、

        

8で進めて、終りです。

        

正解です。

 

この作品も突破口を見つけるのに苦労しました。ピンピンのピンは疲れます。挑戦された方は如何でしたでしょうか。

 

次回はITmediaの質問箱で、仮置きが必要と回答された問題です。

        

この図は解きかけ図ですので、作品名は付けません。難しいかも。

 

ご覧頂きまして有り難うございました。