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磯自慢 吟醸 しぼりたて生原酒

これは年末にはせがわ酒店で仕入れてきた中の1本。

磯自慢なんですが、なんだかずいぶん荒々しい。とはいっても、しぼりたて生原酒ですから、本来はそういう若々しさを楽しむお酒なんだと思いますが、いわゆる磯自慢のレギュラー路線の味ではなさそうです。大きな違いは、最初の口当たりのインパクトが強くて磯自慢らしい吟醸香が目立たないのと、やや酸味が強い点でしょうか。少し辛さも感じます。

でも、さすがは生。しばらく置いたので、おとなしくなるもんです。封開けのときの味のバランスは残しつつ、ボリューム感がなくなり、若々しさがなくなりましたが、僕にはこのぐらいがちょうどよく感じます。

まだ少し酸味とインパクトは残ってますが、ここまでくると、飲み込んだ後に口の中にフワッと広がる香りが、「おっ、磯自慢。」とわかります。一番最後に、「以上、磯自慢でした~。」って言いながら、消えてく感じです。

やや味が抜けている状態だと思いますが、それでも物足りなさを感じません。あくまでも、レギュラーの磯自慢の味が好きなんですが、たまには、こういう磯自慢もいいですね~。

特A山田錦/精米歩合55%。(製造年月 2006年12月)
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磯自慢 大吟醸純米 (エメラルド) (2005年)

結婚記念日に飲んだ磯自慢エメラルド。ほんの少しの残りをしばらく寝かせて、じっくりと味わってみました。

今回のエメラルドは、もともと封開け前からちょっと寝かせてあったので、最初からカドもなくうまかったです。熟成感もなかったのですが、今日久しぶりに飲んでみると、ちょっと熟成香が出てました。といっても、時の流れを感じるような香りではなくて、なんだか、醴泉っぽくなった感じ。味としては、とろとろでまろやかで、かなりうまい。けど、これは磯自慢の本来の味じゃないなぁ。

やっぱり、何でもかんでも寝かせればいいってもんじゃないんですね~。どの段階が好みかは、人それぞれですが、磯自慢らしさを味わうには、早めに飲んだ方がよかったみたい。

と思っていたけど、時間をかけながら飲み進めていくと、磯自慢らしさも出てきて、かなりうまい。瓶の中では香りがこもってたけど、空気に触れて香りが飛んで、旨さだけが残ったのかな。

日本酒って、突き詰めていくと、飲むタイミングも難しいけど、飲み方も難しい。

東条特A山田錦/精米歩合50%。(製造年月2005年?月)
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正雪 吟醸酒(2年熟成)

正雪と言えば、もちろん、バナナ系の吟醸香。これが結構好きなのですが、いきすぎるとセメダインのようなきつい香りになってしまいます。吟醸酒は、純米系よりもすっきりしがちな分、特に香りが目立ってしまいます。

さて、この正雪はというと、余裕でセーフです。純米吟醸なんかと比べると、甘みがやっぱり少なめですが、バナナ香はほどよく飲みやすい。春出荷の緑ラベルの山影純悦(純米吟醸)に近い味わいで、それをもうちょっとすっきりさせた感じ。

他人まかせの(なじみの酒屋の)2年熟成ですが、硬さがなくて、でもフレッシュ感が残っています。熟成香は、今の時点では、まったくありません。我々にとっては、ベストなタイミングっぽいです。

あれ?そういえば、なんだかんだで忙しかったから、しばらくここの酒屋に行ってないぞ。ホシザキくんもだいぶ空いてきたし、そろそろ、年末に向けて買い出しに行かなきゃ。

兵庫県産山田錦/精米歩合50%。(製造年月 2004年11月)
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初亀 瓢月 極吟醸

初亀は、酸味がもうちょっと弱くなれば、好みにググッと近づくのに。でも、その分、熟成に強いし、長期熟成すればかなりうまくなる。

しかし、この瓢月は、うまい。味は初亀らしさがあるんですが、酸味が奥の方に引っ込んでます。濃くもなく重くもなく、すっきりした印象ながらも、ほのかな甘みが前面に出ていて、味の輪郭はくっきり。

瓢月は、実は以前、お店で飲んだときにかなりうまくて、今回の酒もそのときの印象そのまま。

1年ぐらいは熟成されているので、カドは全くありません。まろやかさとフレッシュ感が共存する感じで、こういうのは好きですね~。我々は、カドを取る程度の熟成は好きなんですが、熟成香は嫌いなので、このぐらいのバランスはかなり好みです。封開けから1ヶ月ぐらい経ち、安定感も申し分なし。

よかった~、酒屋で帰り際に気になって買って。(危うく通り過ぎるところだった。)

東条山田錦/精米歩合50%。(製造年月 2005年5月)
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正雪 天満月 純米大吟醸

これは、うまいっ。すんごいうまいです。正雪なんですが、あのバナナの香りはほのかにしか感じません。ほとんどないと言ってもいいでしょう。バナナというよりは、メロンとかリンゴとか他のフルーツも混ぜたような、さっぱりとしたさわやかな甘み。もちろん、辛みやアルコールっぽさなんて、まったくありません。(当たり前か)

やわらかくて、まろやかで熟成も必要ないでしょう。濃厚ではありませんがうまみたっぷり。実にきれいな口当たり。

これは、やられました。暴飲族のストライクゾーンど真ん中。7~8千円しても、買ってしまうかも。(実際は、3500円ぐらい)

実は、何年か前にもこの天満月を一度買ったことがあって、何が悪かったのか、そのときはちょっとヒネ気味。それ以来、手を出さないようにしていたんですけど、今年は買ってよかった。

杜氏の山影純悦さんは岩手の方だそうで、自家田で作った吟ぎんがを掛米に使っています。それで、こんなに安いんでしょう。でも、米の使い方がちょっと複雑。

麹米:兵庫県産山田錦/精米歩合35%、掛米:岩手県産吟ぎんが/精米歩合50%、使用割合:山田錦24%、吟ぎんが76%。(製造年月 2005年11月)
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初亀 大吟醸 愛 14BY

初亀は、これまでの経験から、割と熟成には強い(ヒネにくい)ということがわかってきました。(全部じゃないかもしれませんが。)

この愛の14BYは、おとなしいやわらかい口当たりに、控えめな香り。やっぱり、熟成香は感じられません。甘みが少ないからか、初亀特有の酸味が残っているのがわかります。まろやかさは十分あるんですが、甘みと酸味のバランスの関係で、なんだかさっぱりした印象です。う~ん、後半ちょっと物足りないかな。

で、うまいかまずいかと聞かれれば、うまいんです。が、値段相応の味かと聞かれれば、そこまでのレベルではないような気もします。いや、もうちょっと寝かせないといけないのかもしれません。

というわけで、もうちょっと寝かせることにしました。がんばれっ、愛!!

東条特A山田錦/精米歩合40%。(製造年月 2003年3月)
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正雪 純米吟醸 山影純悦 山田錦 生

やっぱり、暴飲族と言えばこれでしょう、正雪。

山影ラベルは、正雪の中でも結構お気に入りです。山影純悦の山田錦には、春出荷の緑ラベルと秋出荷の赤ラベルがあります。これは、緑なので春出荷なんですが、一つだけ今までと違う点が。そう、これは、今までなかった山影の本生バージョンなのです。

通常の緑ラベルは、熟成期間が長くて香り高くて濃いめの赤ラベルと違って、かなりすっきり系。しかし、この本生バージョンは、ほどよい濃さがあります。香りも、正雪の場合、バナナ系の吟醸香がいきすぎるとセメダインっぽくなってしまいますが、これはフルーティーで上品。香り華やかだけど、わざとらしくない自然な吟醸香です。

そして、新酒とは思えない、このまろやかさ。う~ん、これはうまい。コストパフォーマンスもなかなかいいし、正雪のいいところが全部つまった感じ。超好みです。

これを秋まで寝かせると、赤ラベルに近くなるのかなぁ?まあ、赤ラベルは赤ラベルで秋に楽しむことにしましょう。

兵庫県産山田錦/精米歩合50%。(製造年月 2006年4月)
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磯自慢 特別本醸造 生酒原酒

飲み慣れた磯自慢の特本ですが、本生の原酒は初めて飲みます。味も香りも、たしかに特本なのですが、生原酒だけあって濃いめ。飲まなくても、香りだけで磯自慢だとわかりそうです。といっても、どっしり感が感じられるほどの濃さではなくて、磯自慢にしては濃い、といった程度。この濃さが、味の厚みをより一層感じさせます。

封開け1ヶ月ぐらいで、だいぶカドが取れましたが、それでもまだ若さが残っています。当然、封を開けないで1年ぐらい寝かせたらどうなるんだろう?という好奇心がわいてきます。というわけで、すぐに酒屋に行って、熟成用にさらにもう1本GETしてきました。この若い感じが取れたら、相当うまいだろうなぁ。1年後のお楽しみです。

東条特A山田錦/精米歩合 麹55%、掛60%。(製造年月 2006年3月上旬)
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初亀 純米吟醸 べっぴん 5年熟成酒

あまり好みド真ん中の味じゃないんですが、つい買ってしまう初亀。べっぴんはよく見かけますが、実は初めて飲みます。その初めてが、なんと5年熟成酒!(買った時点で)

まず、色でびっくり。ほとんど色がついていません。5年でこれですか?!そして、味でまたびっくり。ヒネるどころか、熟成香が全くしない。ほとんどないんじゃなくて、完全にゼロなんです。ただし、長いこと寝ている分、まろやかさは十分。新酒だとちょっと気になる初亀特有の酸味もかなり弱くなっていて、これは飲みやすい。

長い熟成で味や香りが飛んでることもなく、濃いわけではないけど、ちゃんと厚みと広がりのある味わい。静岡の吟醸酒のいいところが存分に味わえます。

それにしても、これで5年熟成かぁ。初亀の熟成酒を飲むたびに思いますが、初亀ってホント熟成に強いですね~。

山田錦/精米歩合50%。(製造年月 2001年4月)
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磯自慢 吟醸 生酒原酒

飲み慣れた磯自慢の吟醸ですが、今回は初めて飲む本生の原酒。
しかも、酒屋さんが冷蔵庫で1年熟成したものです。

色はほとんどついてません。飲む前に香りを確かめてみると、ちょっと原酒っぽさが感じられるかな。しかし、飲んでみると、さすが磯自慢。フルーティーでほどよい甘みがあって・・・・そして、熟成させた本生だけあって、トロッとした飲み口で旨みが濃い。かなり強烈に旨みが盛り上がるのに、その盛り上がり方は超スムーズ。味の消え方も、口の中に甘みと香りだけを残しながら、きれいにスーッとなくなってしまう。

う~ん、実にうまい。期待通り、カンペキな出来でございます。
さて、これだけうまいと、気になるのがホシザキくんで熟成中の磯自慢たち。吟醸とか純吟とか大吟とか、ぜんぶで6升ぐらい。いつ開けよう?開けたい。いやいや、まだまだがんばるぞ。おーっ!

東条特A山田錦/精米歩合 麹50%、掛55%。(製造年月 2005年1月)
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初亀 純米吟醸 原酒 別誂え

うまいのはわかるんだけど、あまり好みではない。
と言いながら、つい買ってしまうのが初亀。

実は、この純吟の別誂え、何年か前に生を買ったときには、あたりが悪かったのか、濃いし、ややヒネぎみだし、結局飲めませんでした。それで痛い目にあったので、それ以降は買っていなかったんですが、火入れだしあれはたまたまだったんだろうと思って、久しぶりに買ってみました。

これなら、いけます。やっぱり、ちょっと初亀特有の酸味が気になるけど、それほど強いものでもない。ピリッとくるような辛さは全くなく、まろやかと言っていいでしょう。甘みは全然しつこくなく、さっぱりしています。少し寝かせたことで、おとなしくなって、我々の好みに近づきました。原酒ですが、濃さを感じることはありません。

この味からすると、以前飲んだのは、やっぱりあたりが悪かったんでしょう。暴飲族がもっている典型的な初亀の味と香りのイメージがこの酒にはあります。やっぱり、初亀は、寝かせるとうまい!(暴飲族の好み的に)

兵庫県産山田錦/精米歩合50%。(製造年月 2005年3月)
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初亀 純米大吟醸 滝上秀三 生酒

この酒はすごい。絶品です。めちゃうまです。

滝上秀三の火入れは、封開けからなかなかうまかったが、この生はダメだった。生だけあって濃かったし、何よりもちょっと苦手な初亀らしい味と香りが気になった。「これは熟成しかないっ。」と思い、うまくなる保証はなかったけど、とにかく寝かせてみることに。

途中、何度か飲んだけど、やっぱり好みではない。それに比べて、火入れはうまさをキープ。「やっぱり初亀の生は、暴飲族向きではないんだなぁ。」と思いながら、何ヶ月もホシザキくんの一番奥っちょでたたずんでおりました。

最近ちょっとホシザキくんにスペースが空いてきたので、奥っちょが見えてきて、「そういえば、滝上の生はどうなったかなぁ?」と思って飲んでみたら、びっくり。

めちゃうまじゃないですか~!

きれいでやさしくてまろやかで、寝かせた火入れの滝上ような物足りなさもない。最初苦手だった初亀らしい濃さが、いい具合に面影を残していて、それが上品でありながら個性とうまさを出している。これは最高だ!

ということは、暴飲族の好みとしては、封開けすぐに飲むなら火入れ。熟成させるなら生ということだ。

でも、ちょくちょく買えるお酒ではありませんね~、高くて。

兵庫県東条特A山田錦/精米歩合35%。(製造年月 2005年4月)
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初亀 純米大吟醸 滝上秀三

初亀は、静岡の日本酒の中でも代表的な銘柄の一つだ。
もちろん、うまい。はずなんだけど、初亀の純吟クラスによくあるような酸味というか、独特の(というか初亀らしい)味と香りが実は暴飲族は苦手なのだ。でも、滝上秀三ぐらいのクラスになれば大丈夫、と思い買ってみました。

この初亀は、火入れということもあって、かなりすっきりめ。封開けから飲みやすかった。物足りなさもありますが、これだけ上品な香りとまろやかさを味わえれば、文句はありません。メロンでしょうかリンゴでしょうか、口の中でいくら転がしてもいつまでもフルーティーさを楽しめます。15BYですが、ヒネどころか熟成香すら全く感じません。この辺は造りの良さでしょうか。

今まで飲んだ感じからすると、封開けから2~3ヶ月ぐらいの味が一番我々の好みだったかな。今はちょっとすっきりしすぎです。でも、うまかった。

こういうのを飲んでしまうと、やっぱり初亀も外せないなぁ。

兵庫県東条特A山田錦/精米歩合35%。(製造年月 2004年4月)
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正雪 吟醸 生

日本酒好きとしては、やっぱり飲んだことのない酒を飲む瞬間がたまらない。そして、その酒が旨いかどうかを考えるとき、自分の中の基準になっている酒とつい比べてしまう。

さて、暴飲族のスタンダードといえば、何でしょう?正統派なら磯自慢、まろやかさなら瀧自慢、そして、香り系なら正雪だ。

というわけで、今日は飲み慣れた正雪の吟醸。ただし、生を飲むのは意外なことに初めて。今回は封開けせずに、半年ぐらい寝かせました。

まず、正雪といえば、あのおなじみのバナナ系の吟醸香。生だし、濃いのかな?と思いきや、正雪にしてはかなり控えめ。でも、ほんのりバナナです。やっぱり、この香りがないと。

味は生だけあって、やや濃いめ。ただ、もたつく感じはまったくなく、しっかり旨いといった感じ。香りですっきりさを出し、味で存在感のある旨みを出す。これはプチ熟成が効いてるのか、それとももともとの味なのか。よくわかりませんが、うまけりゃ何でもOK!

いやぁ、やっぱり正雪は安心して飲めます。

兵庫県産山田錦/精米歩合50%。(製造年月 2005年5月)
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正雪 大吟醸 斗瓶取

大・大・大好きな正雪でございます。しかも大吟の斗瓶のしずく。
さらに、2004年!!

これはもううまいに決まってるでしょう。

と思っていたのですが、寝かせすぎなのでしょうか。(買ったのは年末ですが。) ちょっと熟成香があります。2口、3口飲んでいくと気にならなくはなっていきますが。

正雪らしいバナナの香りは、かなり控えめでおとなしい感じ。う~ん、それなりに存在感もあるし、悪くはないんだけど、やっぱり強烈な正雪らしさが欲しい。正雪は飲み慣れているだけに、自分の中で求めている味が決まっているのかもしれない。もうちょっと時間をおいてからまた飲んでみることにします。

兵庫県産山田錦/精米歩合35%。(製造年月 2004年5月)
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