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能古見 特別純米酒

いやぁ、もうさすがですね、能古見。特別純米でこのうまさ。

封開けからは、まだ2ヶ月ぐらいですが、出荷からは1年経ってます。そのせいか、ほんのり熟成感があります。ただ、バニラ系のかなり軽やかなものです。

飲み口はまろやかですね~。吟醸香らしきものも感じられて、甘みはややさっぱりめで後を引きません。火入れで加水したお酒でこれだけの厚みがあれば、もう問題ありません。

酒米は佐賀の華ということですが、派手さはないのですが、酸味がそれほど強くないので、かなり冷酒向きです。

やっぱり、熟成香がゼロの方がこのお酒はうまそうです。出荷後すぐだったら、きっと純米吟醸と言われてもわからないぐらいのレベルなんじゃないでしょうか。

でも、特別純米で、こういうおいしいお酒を飲むと、なんだか得した気分。

佐賀の華/精米歩合 58%。(製造年月 2006年11月)
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初亀 純米吟醸 亀丸

なんか少しレトロっぽいラベルがいい感じ。よーく見ると、日の丸とかみたいな赤い丸が描いてあるけど、丸ちっちゃ。初亀は、えらいお酒ほど、丸おっきいのかな?

火入れらしい、すっきりめの味わいながら、香りにも味にも力強さが感じられるあたりが、さすが初亀。

全体的にさっぱりした印象。これは、五百万石のお酒らしいもの。香りは地味で控え目ですが、口に含んだ後には何かを主張しています。

個人的に初亀に抱いている硬さや酸味は弱く、かなり飲みやすいです。

僕は、もう少し甘みが強い方が好きですが、このままでもかなりイケます。

静岡は、火入れでもこのレベルが標準なんでしょうか。ちょっとうらやましいけど、いやいや、最近は宮城もがんばってますから。

特別栽培五百万石/精米歩合 50%。(製造年月 2007年10月)
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くどき上手 純米大吟醸 八反44 3年熟成

久しぶりに、熟成大成功の1本をご紹介しましょう。

酒飲みだったら知ってる人が多い、遠目だと字が読めない白いラベルのくどき上手です。中身は、八反参拾伍という酒米を使った純米大吟醸酒です。

これを未開封の状態で自家熟成で3年間寝かせてみました。

まず、封を開けて香りを嗅いだ瞬間に、これは絶対にうまいと思いました。

飲んでみると、チョコレートにちょっとだけメロンを混ぜたような、甘みと吟醸香。大好きなパターンです。そして、3年間の月日の流れがこれにクリーミーさをブレンドしています。単純なまろやかとはちょっと違います。

よく、バニラ系の熟成香が出るお酒がありますが、きっとそれが始まる手前なんでしょう。でも、まだそういう香りまでははっきりとわからないという、ホントにちょうどいいところで、封を開けた感じ。

いやぁ、3年前寝かせようと思ったのも正解だったし、今回、開けようと思ったタイミングも正解でした。目があったんですよ、熟成用のホシザキくんを覗いてるときに。

せっかく3年間も寝かせましたが、タイミングがバッチリっぽいので、すぐに飲んじゃいます。うぅ、しあわせ~。こういううまいのに当たっちゃうと、熟成がやめられなくなるわけです。

広島八反/精米歩合 44%。(製造年月 2004年10月)
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わしが國 純米大吟醸 雫搾り斗瓶取り原酒

前の記事に引き続き、藤崎デパートのワールドリカーフェアで買ったお酒第3弾。会場でひときわ輝いていたお酒、それが、このわしが國(山和でおなじみの蔵です)の斗瓶の原酒です。

もう、試飲してすぐにレジに持っていきました。完全にワンランク上の高級酒の雰囲気がただよっています。

まず、なんといってもこの香りでしょう。封開け直後よりも、ちょっと落ち着いちゃいましたが、それでもまだツヤのあるきれいめの香りがフワッと広がります。

甘みもきれいです。ほんの少し酸味を加えたメロンのようです。なんとも上品、でも、原酒の良さが出ていて、これがまた味がほどよく濃いわけです。

山田錦だと、優等生すぎて物足りないという方も、このお酒なら満足でしょう。口当たりはまろやかなんですけど、口に含んでから余韻が消えるまで、かなり楽しめます。

山和って、今までは「辛めだけどおいしい」っていう印象でしたが、やっぱり、上の方のクラスは、まろやかでこんなにうまいんですね。やっぱり買ってよかった~。これがワールドリカーフェアだけの限定酒というのがもったいない。ぜひ、藤崎のデパ地下に常設して欲しいです。

山田錦/精米歩合 40%。(製造年月 2007年12月)
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森民 特別純米 雄町

これまた昨年、藤崎デパートのワールドリカーフェアで買ってきたお酒です。

そもそも、森民さんのブースでは、純米吟醸か純米大吟醸を買おうと決めてたんですが、試飲してみたら、まず、本醸造のにごり酒にやられ、そして次にこの特別純米酒にやられてしまいました。

というのも、これがホントにうまいわけです。雄町の魅力が最大限に引き出されています。雄町のほどよい酸味と硬さに、絶妙な加減で甘みがのっています。

香りは少ないんですが、それでもほのかにチョコレートっぽい吟醸香が感じられます。

火入れなので、味は濃厚ではないんですが、すっきりしているというほどでもなく、この辺もまた気に入ったところ。っていうか、火入れでこのぐらいのボリューム感があったら、言うことないです。

森民酒造のお酒は、まだそんなに数は飲んでいないんですが、これまで飲んだお酒たちに共通する良さは、甘みの出方でしょうか。非常にバランスがいいです。

甘みを軸にしたバランスの良さ、これは冷酒向きですね~。森民酒造のお酒、僕には合っているかもしれません。また飲もうっと。

岡山県産 雄町/精米歩合 55%。(製造年月 2007年12月)
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森乃菊川 本醸造 にごり酒

このブログ始まって以来、初めての、にごり酒でございます。
これは、以前、藤崎デパートのワールドリカーフェアに行ったときに買ってきました。

試飲する前は、ただ単に味見だけのつもりだったんですけど、よ~く味わってみると苦手な発泡性も全くなく、結構気に入ってしまいました。

さて、お味の方は。まず、見た目というか、口に入れた瞬間の印象は、とにかくドロッドロ。にごり酒って、普通にこんなにドロドロしてるものなのでしょうか。いつもは、せいぜいうすにごりだったので、このドロドロ感は初めてです。でもこれが、子供のときに大好きだった甘酒みたいで、気に入りました。

濃厚な甘口ですが、子供も飲める甘酒とは違って(当然?)、アルコールの辛さが少しあるので、これがホントに絶妙な甘辛加減。甘ったるく感じないのに、安っぽいアルコール臭さもない。てっきり、バランス的には、どうせ甘いか辛いかどっちかに片寄ってるんだろうと思っていたので、このバランスの良さには、すっかりやられてしまいました。

たまにはいいですね~、にごり。

いや、にごりがいいのか、森民酒造がいいのか。

米不明/精米歩合 60%。(製造年月 2007年11月27日)
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松の寿 純米吟醸 雄町

那須で遊んだ後、鬼怒川温泉に行って来ましたが、月井商店では、もう1本、旅行用の火入れのお酒を仕入れました。

普段、家では、新しいお酒を試すことが多いですが、せっかくの温泉旅行ですから、確実にうまいお酒が必要です。

というわけで、今回、月井商店でこれだけは絶対に買いたいと思っていたのがこれ、松の寿の雄町。僕が持っている栃木のお酒に対するイメージを変えたお酒です。

ところが、月井商店に行ってみたところ、もうすでに今年の雄町の火入れはすべて出てしまったとのこと。うわぁ、みんな、うまいのわかってるのね~。

楽しみにしていたのに、残念だなぁと思っていたそのとき、若旦那が個人的に飲もうと思っていて取り置きしておいたのが1本あって、それを出していただけることに。これはうれしい。

それがこのお酒です。

温泉で飲んだときは、フルーティーさは文句なしだったんですが、ちょっと硬くて甘みも少なく感じました。それが、ちょっと残ったのを今、家でじっくり飲んでみると、きれいで甘みにツヤがあって、もうまったく抵抗感なし。めちゃめちゃうまいです。雄町なのに、酸味をほどよく抑えて、甘みだけを最大限に出している。

僕とお酒の好みが同じ人なら、たぶんこれを飲んだら、うまくて、うなるでしょうね。香りを派手派手にしてフルーティーさを出すタイプではなくて、味できれいなフルーティーさをしっかりと出しています。18BYの火入れで、よくこんなにトロみとまろやかさが出せるもんです。

今年も、栃木のお酒から目が離せませんね~。

雄町/精米歩合 50%。(製造年月 2007年11月)
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愛乃澤 純米吟醸

こちら、冬休み中に那須高原に遊びに行ったときに飲んだお酒です。

那須旅行といえば、当然、月井商店に行くわけです。(毎年恒例)



今回も若旦那といろいろ話をさせていただいて、お酒を選んでいただきました。とりあえず、自宅に送るお酒を8升と、旅行中に飲む4合瓶を2本購入。旅行中に飲む分は、持ち運びのことを考えて、火入れのお酒でオススメのものを教えていただきました。そのうちの1本がこのお酒だったわけです。

ほんのり甘めで実にやさしい味。最初は甘くて後半に辛さがくるお酒って、よくありますが、これは最初から最後まで辛さが出てこないタイプ。

ほんの少しトロみがあって、サラッとした酒質ではありません。攻撃的なお酒ではないのに、物足りなさを感じさせません。これはいいですね。

酸味は弱くあるんですが、硬さやインパクトを感じるほどはなく、だから、さっぱりとした弱い甘みでもはっきりと楽しむことができる。

香りも華やかながら強くはありません。

あまり寝かせると、すぐに味が抜けちゃいそうなぐらいやさしい味ですが、かなりうまいです。

やっぱり、うまいお酒があると、旅も楽しくなりますね~。

ところで、8升のお酒たちは、どうやって自宅に送ってくれるのかと思ったら、なんと、8升のP箱があるんですね。みなさん、知ってましたか?P箱って6升のタイプだけだと思ってましたが、これがあるなら、今後も心おきなく8升までは買ってもOKってことですね。いいことを知りました。

山田錦/精米歩合 50%。(製造年月 2007年11月)
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田酒 純米大吟醸 斗壜取

正月に飲んだお酒の中では、これが一番うまかったかな。今年も買っちゃいました、田酒の純米大吟醸の斗壜取。

火入れとは思えない、そして、高級酒とは思えないしっかりとした味わい。そして、何と言ってもこれがお気に入りポイントなんですが、甘みがやや強めで、超フルーティー。リンゴとメロンを足して2で割ったような、いや、リンゴ寄りかな。

酸味は、後ろの方でしっかりと甘みを引き締めています。絶妙なバランス。

香りは口に含んでからの広がりがいいですね。華やかですが、派手派手してるほどでもなく、この辺にものすごい高級感を感じます。

いやぁもう例年通りの期待通りのうまさです。

さて、実は今回自分で買った他に、頂き物でさらにもう1本GET。もう1本の方は熟成用にするので、開けるのは1~2年後かな。封開け直後から問題なくおいしかったけど、でも、きっと熟成しても、うまいだろうな~。

山田錦/精米歩合 40%。(製造年月 2007年12月)
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明けちゃいました?

信じたくはないけど、

やっぱり、新年、明けちゃいました?

冬休みも終わっちゃいました?

実は、冬休みの初日に見ている、冬休みが終わっちゃいましたっていう夢だったりしませんか?

もう、仕事しないといけませんか?

もう、那須高原とか鬼怒川温泉とか作並温泉とかで、のんびりお湯につかってちゃいけませんか?

もう、家族3人で、毎日ファミレスでランチしてちゃいけませんか?

もう、朝も夜も関係なく、好きなときに好きなだけ日本酒飲んじゃいけませんか?

今から、信じられないスピードで、地球の自転と逆方向に全力で走っても、2007年のクリスマスには戻れないのね。

というわけで、前置きが長くなりましたが、年始のご挨拶を。

仮にこれが夢じゃなくて、もう年が明けたと仮定しましょう。僕の中では暫定的ではありますが、もしこの仮定が成り立つならば、

明けましておめでとうございます。

でも、ホントに明けたのかな?明けてないんじゃないかなぁ~?

まだ信じたくはありませんが、状況からして(僕の現在の顔の丸さと体重から考えて)、どうやら、年が明けた可能性が高いので、仕事もブログも再開します。

でも、

ぐだぐだ、バンザーイ!!(←まだ夢のような生活に未練が)

明日からは、マジメに書きま~す。
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