俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

辻村深月作品の良さ

2010-09-25 23:24:44 | レビュー
どうも、こんばんは。ご無沙汰しております。

マイミクの方はご存じかもしれませんが、
ここ数日で辻村深月の『名前探しの放課後』を読みました。
本当に彼女の書く作品は素晴らしい。素敵なんだな。

読んだことがないひとは是非とも読んで欲しいのだけど、
私がなぜ彼女の作品を好きなのか少し考えてみたんですよ。

いくつか思いつくのだけど、
1つは青春小説だからだと思う。

仲間となにか協力したり、対立したり、
いろいろなことを経験して葛藤して、
なにかを解決へ導くところがたまらない。
年甲斐もなく、昔からそういうのに弱い。
無邪気に熱くなるんだよなぁ…
現実にそういうことが起きえないからかもしれないけど。


それからもう1つは、
必ず登場人物が自己犠牲を払うから。

彼女の作品の登場人物の多くは
自分の信じたとおりに、
誰かのためを思って突き進む。
それがすごい恥ずかしいことだったり、
ださいことだったり、面倒なことだったり、
誰かに揶揄されたり、障害があったりするのだけど、
自分の大事なもののために、
自分の大事なひとのために、
全力で、必死に食らいつく。
単純にそういう姿勢が好きなんだなぁ。


まぁそんなことを思った今日この頃である。

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