映画『デトロイト・メタル・シティ』★★★★★
『デトロイト・メタル・シティ』を見ました。
なんだろう、邦画の面白さに触れられた気がします。原作を読んだことがないので何とも言えませんが、うーん、これは良作ではないかね。
ただ映画で感動だったり、深い意味を求めている人には受け入れられないかもしれません。時々訪れる罵詈雑言に笑える人はきっと楽しめるはず。
単純に松山ケンイチのファンでも楽しめるかもしれないし、加藤ローサのファンも楽しめるかもしれないなぁ。まぁ加藤ローサはこの映画に置いてさして重要な立ち回りではないので…一節には必要ないとすら思えるが(何。
とにかく松山ケンイチにつきるわけです。ポップを歌うときの松山ケンイチと、デスメタルを歌うときの松山ケンイチのギャップです。しゃべり方じゃなくて、仕草の1つ1つ、目線の1つ1つにしっかりとした違いがあります。それは凄いと思いますねぇ。
それとオープニングのCGも個人的に好きだったなぁ。あれ、表現というか、グラフィックと音楽の組み合わせを見てちょっと驚きました。
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ここまでは簡単なレビューです。この話を見て、私が勝手に思ったことを。
この映画では夢というものについて語られる部分があります。先日、親父と新発売のKIRIN淡麗Wを飲みながら話していたんですが、田舎から東京に出るのって夢なんだと思います。
この作品の主人公も大学に合格して田舎から東京に出てくるわけですが、うちの親父も新潟から東京の大学に出てきたことに「(東京に出ることが)憧れだった」って言ってました。
それに対して私は東京に住んでるわけではないのに、東京の大学に行くことになってもそれほど憧れがなかった。結果入学してみて、大学の立地には感謝しますが、いまでも東京という土地に憧れというものがあまりない。
もちろん、安心感はあるんですよ。なんでもあるし。でも夢や希望が埋もれた町のようには思えないんだよなぁ…。どうなんでしょう。きっと東京じゃなければ達成できない夢があるんだとは思います。それと反対に東京じゃ叶えることができない夢もあるんじゃないかなぁ。
私は思うんですよね。たぶん私に東京は必要ないんだと思うんですね。あっても上手く使えないんですよ。といいつつ来年度から都内勤務の人間ですが(汗。いやぁ、おそらく東京に居続けることはない気がします。私の夢は東京にはないのかもしれません。
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