甲子うまから磨き八割とは日本酒の銘柄である。きのえねと読む。非常に旨い酒なので、是非とも読者諸氏に紹介したい。純米酒である。最近の筆者は、大吟醸のフルーティー日本酒よりもソリッドで辛口な純米・特別純米酒が好みなのだ。白鶴“丸”のワンカップなども実に旨い。2023年秋の日本では、やや消化不良なまま沈静化しつつあるジャニー騒動を引き継いで、羽生結弦選手のスピード離婚が多くの国民の生きる糧となっている。
この酒の特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。
① モーリーストーン
甲子うまから磨き八割を見つけたのは、トマトのロゴでお馴染みの“モーリーストーン”というスーパーマーケットである。これはベイエリアの中でもパロ・アルトやバーリンゲームといった富裕層が住むエリアに店舗を構えるスーパーで、やはり何でも高めだ。そのため筆者は滅多に寄り付かない。総菜コーナーが充実している様子は、スーパーマーケットというよりは“デリ”のイメージが筆者には強い。今回モーリーストーンのサン・ブルーノ店を訪ねたのは、たまたま金物屋のACEがこの店に併設されていたからである。因みにモーリーストーンさんのウェブサイトによれば、1986年年に始まったという比較的新しめのスーパーのようだ。
② モーリーストーンの日本酒コーナー
デス・メタル好きのACEの店員と話が弾んだ後、『せっかくモーリー・ストーンにも来たのだから、酒類コーナーでも見物するか』と冷やかし気分で歩いてみると、そこにはなかなかどうして充実したSAKEコーナーがあり、筆者を驚かせた。通常のアジア系スーパーではあまり見ない品が置いてある。高い吟醸酒よりも純米酒が目立ち、北米富裕層は燗酒を好むのかと予想される。その中で筆者がこの読めない品名の酒、“甲子うまから磨き八割”を手に取ったのは、それが千葉県酒々井の酒蔵のものだったからだ。筆者は京成・新京成、北総や東葉高速といった千葉県の民鉄とはかつて浅からぬ関係にあり、酒々井の地名に懐かしさを覚えたのだ。
③ 甲子うまから磨き八割~外観・価格~
正面に貼られたラベル紙は切り口に繊維が残る和紙風のラベルで、その色はまるで参政党のような濃い橙色だ。そこに大きく不思議な書体で“甲子”と書かれている。酒瓶の首元には同じく橙色の小さいラベルがあって、そこにひらがなで“きのえね うまから”と書かれているから、筆者でも商品名がわかる。値段は16ドル、円安化といえども北米で販売される日本酒の相場でいえばかなり安い方で、オレゴン州産の日本酒よりも安い。製造元の飯沼本家さんには、もう少し高めの価格でも買い手がいることを伝えたい。
このお酒が、“うまから”と銘打っているだけあって、常温で飲んでもずっしりとした辛さが胃袋まで下りてくる温かみのある酒で、とても嬉しい。そして甘さもほどよい。今回は同じくモーリーストーンさんで購入した野菜ピクルス盛合せ(これも旨い)、チーズ、羊肉のサラミをつまみながらチビチビと飲んだが、きっとどんな食べ物ともよく合うのでついつい飲み過ぎてしまうだろう。嬉しくなって酒蔵さんのウェブサイトを訪ねたらば、似非30代独身日本式サラリーマンには近寄りにくいほどのお洒落で野心的な内容になっていてやや腰が引けた。バブル期の記憶にすがり続けた団塊世代がすっかり引退し、若い人の力で日本の良いものがもっと良くなっていくに違いない。そんな勢いを感じた。またモーリーストーンさんへ行こう、高いけど。
この酒の特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。
① モーリーストーン
甲子うまから磨き八割を見つけたのは、トマトのロゴでお馴染みの“モーリーストーン”というスーパーマーケットである。これはベイエリアの中でもパロ・アルトやバーリンゲームといった富裕層が住むエリアに店舗を構えるスーパーで、やはり何でも高めだ。そのため筆者は滅多に寄り付かない。総菜コーナーが充実している様子は、スーパーマーケットというよりは“デリ”のイメージが筆者には強い。今回モーリーストーンのサン・ブルーノ店を訪ねたのは、たまたま金物屋のACEがこの店に併設されていたからである。因みにモーリーストーンさんのウェブサイトによれば、1986年年に始まったという比較的新しめのスーパーのようだ。
② モーリーストーンの日本酒コーナー
デス・メタル好きのACEの店員と話が弾んだ後、『せっかくモーリー・ストーンにも来たのだから、酒類コーナーでも見物するか』と冷やかし気分で歩いてみると、そこにはなかなかどうして充実したSAKEコーナーがあり、筆者を驚かせた。通常のアジア系スーパーではあまり見ない品が置いてある。高い吟醸酒よりも純米酒が目立ち、北米富裕層は燗酒を好むのかと予想される。その中で筆者がこの読めない品名の酒、“甲子うまから磨き八割”を手に取ったのは、それが千葉県酒々井の酒蔵のものだったからだ。筆者は京成・新京成、北総や東葉高速といった千葉県の民鉄とはかつて浅からぬ関係にあり、酒々井の地名に懐かしさを覚えたのだ。
③ 甲子うまから磨き八割~外観・価格~
正面に貼られたラベル紙は切り口に繊維が残る和紙風のラベルで、その色はまるで参政党のような濃い橙色だ。そこに大きく不思議な書体で“甲子”と書かれている。酒瓶の首元には同じく橙色の小さいラベルがあって、そこにひらがなで“きのえね うまから”と書かれているから、筆者でも商品名がわかる。値段は16ドル、円安化といえども北米で販売される日本酒の相場でいえばかなり安い方で、オレゴン州産の日本酒よりも安い。製造元の飯沼本家さんには、もう少し高めの価格でも買い手がいることを伝えたい。
このお酒が、“うまから”と銘打っているだけあって、常温で飲んでもずっしりとした辛さが胃袋まで下りてくる温かみのある酒で、とても嬉しい。そして甘さもほどよい。今回は同じくモーリーストーンさんで購入した野菜ピクルス盛合せ(これも旨い)、チーズ、羊肉のサラミをつまみながらチビチビと飲んだが、きっとどんな食べ物ともよく合うのでついつい飲み過ぎてしまうだろう。嬉しくなって酒蔵さんのウェブサイトを訪ねたらば、似非30代独身日本式サラリーマンには近寄りにくいほどのお洒落で野心的な内容になっていてやや腰が引けた。バブル期の記憶にすがり続けた団塊世代がすっかり引退し、若い人の力で日本の良いものがもっと良くなっていくに違いない。そんな勢いを感じた。またモーリーストーンさんへ行こう、高いけど。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます