缶詰や冷凍食品を使った絶品ブイヤベースとは、筆者が開発した簡単ブイヤベース料理である。現在筆者はコネチカット州に長期出張中であり、“スタジオ”と呼ばれる、ベッドもキッチンも一つの部屋にある、日本でいうとことろのワン・ルーム・マンションに暮らしている。狭いキッチンで思うように料理がしにくく、どうしても外食や出来合いの総菜ばかりを食べる日々で、さすがに飽きてきたところだった。そしてこのブイヤベースを発案したのいね。
この料理の特長は以下の通りだ、参考にしもらいたい。
①ベースのスープはプログレッソの缶詰
ベースとなるスープは出来合いの缶詰である。筆者が使うのはプログレッソシリーズの“ベジタブル”もしくは“ハーティー・ミネストローネ”だ。どちらも野菜がたっぷりで、且つマカロニが入っているので仕上げの食感が楽しくなる。ベジタブルはシンプルなトマト主体のスープで、人参・セロリ・グリーンピースにコーンやジャガイモの欠片が入ったもので、誰でも食べやすいブイヤベースになる。ミネストローネは野菜の種類が減り、Kidney beans、日本で言うところの金時豆がたっぷり入っていて、やや中南米風、ソウル・フード風な玄人向けなブイヤベースになる。
②材料その1 冷凍エビ(未加熱・殻付き)
メインとなる具材のひとつが、冷凍のエビである。エビは米国人にとってポピュラーなシーフードの代表格で、価格は安くないが米国人向けのスーパーで冷凍エビが容易に手に入る。これがメインの具材のひとつになるのだが、ここで注意したいのが未加熱・殻付きであるべきだという点だ。米国冷凍エビには既に加熱処理された真っ赤なエビの、殻まで向いた、まるでエビを知らない味音痴のための商品が並んでいる。こんな旨味や香りを搾り取られたエビをブイヤベースに使うのは無知のなせる業であろう。必ず“未加熱・殻付き”を選びたい。
③材料その2 イカの缶詰、イカ墨入り
もう一つのメイン具材がイカだ。イカもまた米国人が口にする魚介のうちのひとつだが、一般的なスーパーで大々的には売られていない。ヒスパニック客をターゲットするコーナーで、スペインの“GOYA”という名のブランドのイカ缶詰がある。いくつか種類があるのだが、“プレミアム”と銘打った少々高めの缶が、イカの大きさがしっかりしているのでお勧めだ。この缶詰の嬉しいのが、イカ墨入りであるということだ。イカ墨のコクがブイヤベースの味に劇的な効果をもたらすので、エビよりむしろ重要な材料といえる。
④調理法・味
全ての材料を鍋に入れて煮るだけである。まな板包丁要らずの簡単レシピだ。エビを冷凍のまま用いる場合は弱火でじっくり加熱する方がよい。辛党の30代独身日本式サラリーマンは、ホットソースで辛味を付けてもいいだろう。
この絶品ブイヤベースは本当に美味しい。トルティーヤ・チップスをディップして食べてもよく、ビールや赤ワインとの相性が抜群なので大変お勧めである。ただ自炊にしてはコストがかかる。プログレッソの缶詰が4ドル弱、冷凍エビが1回分で5~6尾入れるのでだいたい2ドル程度だろうか。GOYAのイカプレミアムは4ドル弱なので、一度で食べてしまうと10ドルほどの高価なおかずだ。それでも旨すぎて食べきってしまう。さて、カタールでのW杯サッカーが終わり、森保ジャパンは惜しくもベスト16の壁を破ることができなかった。しかしサッカー選手にはイケメンが多い。たとえ筆者のテクニックが超一流だったとしても、あのイレブンと並んで写真に写るのは気後れしそうだ。きっと劣等感からのハングリーよりも、自己肯定感の連続の方が成功をもたらすに違いない。
この料理の特長は以下の通りだ、参考にしもらいたい。
①ベースのスープはプログレッソの缶詰
ベースとなるスープは出来合いの缶詰である。筆者が使うのはプログレッソシリーズの“ベジタブル”もしくは“ハーティー・ミネストローネ”だ。どちらも野菜がたっぷりで、且つマカロニが入っているので仕上げの食感が楽しくなる。ベジタブルはシンプルなトマト主体のスープで、人参・セロリ・グリーンピースにコーンやジャガイモの欠片が入ったもので、誰でも食べやすいブイヤベースになる。ミネストローネは野菜の種類が減り、Kidney beans、日本で言うところの金時豆がたっぷり入っていて、やや中南米風、ソウル・フード風な玄人向けなブイヤベースになる。
②材料その1 冷凍エビ(未加熱・殻付き)
メインとなる具材のひとつが、冷凍のエビである。エビは米国人にとってポピュラーなシーフードの代表格で、価格は安くないが米国人向けのスーパーで冷凍エビが容易に手に入る。これがメインの具材のひとつになるのだが、ここで注意したいのが未加熱・殻付きであるべきだという点だ。米国冷凍エビには既に加熱処理された真っ赤なエビの、殻まで向いた、まるでエビを知らない味音痴のための商品が並んでいる。こんな旨味や香りを搾り取られたエビをブイヤベースに使うのは無知のなせる業であろう。必ず“未加熱・殻付き”を選びたい。
③材料その2 イカの缶詰、イカ墨入り
もう一つのメイン具材がイカだ。イカもまた米国人が口にする魚介のうちのひとつだが、一般的なスーパーで大々的には売られていない。ヒスパニック客をターゲットするコーナーで、スペインの“GOYA”という名のブランドのイカ缶詰がある。いくつか種類があるのだが、“プレミアム”と銘打った少々高めの缶が、イカの大きさがしっかりしているのでお勧めだ。この缶詰の嬉しいのが、イカ墨入りであるということだ。イカ墨のコクがブイヤベースの味に劇的な効果をもたらすので、エビよりむしろ重要な材料といえる。
④調理法・味
全ての材料を鍋に入れて煮るだけである。まな板包丁要らずの簡単レシピだ。エビを冷凍のまま用いる場合は弱火でじっくり加熱する方がよい。辛党の30代独身日本式サラリーマンは、ホットソースで辛味を付けてもいいだろう。
この絶品ブイヤベースは本当に美味しい。トルティーヤ・チップスをディップして食べてもよく、ビールや赤ワインとの相性が抜群なので大変お勧めである。ただ自炊にしてはコストがかかる。プログレッソの缶詰が4ドル弱、冷凍エビが1回分で5~6尾入れるのでだいたい2ドル程度だろうか。GOYAのイカプレミアムは4ドル弱なので、一度で食べてしまうと10ドルほどの高価なおかずだ。それでも旨すぎて食べきってしまう。さて、カタールでのW杯サッカーが終わり、森保ジャパンは惜しくもベスト16の壁を破ることができなかった。しかしサッカー選手にはイケメンが多い。たとえ筆者のテクニックが超一流だったとしても、あのイレブンと並んで写真に写るのは気後れしそうだ。きっと劣等感からのハングリーよりも、自己肯定感の連続の方が成功をもたらすに違いない。