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MSCポエジア アドリア海・エーゲ海クルーズ 世界遺産ブトリント遺跡②

2018-05-09 01:07:13 | 2017夏MSCポエジア アドリア海・エーゲ海クルーズ


6世紀になるとブトリントにはキリスト教の
洗礼所や聖堂が造られていきますが、
洗礼所は当時最大級のものであったそうです。







この頃にはビザンツ帝国の領土でしたが、
7世紀に第一次ブルガリア帝国が興るとその支配を受け、
9世紀には再びビザンツ帝国に取り戻されています。







そして、帝国は1204年の第4回十字軍の攻撃によって分解。
亡命政権のひとつエピロス専制侯国の一部となり、
その後何世紀もの間、領有者は次々と変わることになります。







ブトリント湖に囲まれるようにある古代都市、
この地形も領有者にとっては魅力であったでしょう。







次第に衰退していたブトリントですが、
1797年、カンポ・フォルミオ条約に基づき
ナポレオンにこの地域が割譲されてフランスの支配下に。
1799年、オスマン帝国の地方総督が征服。







1912年にアルバニアは独立しましたが、
すでにブトリントにはわずかな居住者しかおらず、
遺跡は沼地に埋もれて植物の生い茂るままの
状態となっていたのです。

アルバニア・ブトリント

2017.7.6

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