あすきなまこブログ

七宝焼を焼いています。

覚悟

2008-10-17 08:41:43 | 人生
彼は「こわがる」ことがないんだ
ホントは「こわい」んだけど
心でねじふせてるのか
それとも「こわい」という感情じたい
持っていないのか…
こんなに長く側にいてもわからない

「ハチミツとクローバー」9巻より。森田くんのお父さんについて、その親友であり仕事のパートナーだった根岸さんが、背中におぶっている森田兄に語るシーン。

わたしも、こわがることを知らない人を何人か知っているような気がする。
でも、心を割って話すと、やはり、その人にも実はこわいと思うことはあるのだ、ということがわかる。

ただ、もう死ぬつもりのひとだけは、少し違う。…覚悟っていうのか。
かすかな、投げやりな感じと、笑顔と。少しの狂気を孕んだ瞳と。(それは、恐怖を感じられなくなったという狂気だ)

まわりのすべてを、にっこりと笑いながら、捨て去ることができるような。

コメント
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