風のささやき 俳句のblog

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梅雨あがり枯骨まがいの翅一つ 【季語:梅雨あがり】

2022年07月30日 | 俳句:夏 時候
強い太陽が降り注ぐ毎日
ここぞとばかりに
薄い羽毛布団を洗って干したりと
洗濯やら掃除に勤しみました

洗濯ものを抱えてベランダに出て
欲し終わったので
植木を眺めたりしていると
甲虫類の固い上翅の部分が
半分落ちているのを見かけました

雨に随分と洗われていたのか
色も落ちてしまい
砂のような色になっていました

雨の中に命を失い
翅だけが雨にさらされ続けたのでしょうか
その翅を拾い上げて
植木の土の上に置き弔いました


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