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風のささやき 俳句のblog

訪問ありがとうございます
オリジナルの俳句を中心にご紹介しています
詩や短歌も掲載しています

木陰から木陰へ白の夏衣 【季語:夏衣】

2021年05月29日 | 俳句:夏 人事

お昼どき
食事をとるために外に出たのですが
雲のない空にまぶしい太陽が居座り
強い日差しは肌を刺すよう

準備のいい人はもう
日傘をさしていました

すっかりと茂った木陰
白い夏服の女性は
強い日差しを避けようと
木陰から木陰へと移動していました

涼しげな白い服が木陰には映え
一服の涼しさを感じました


(Haiku)
From shade to shade, white,
Dress flits through towering trees—
Dodging summer's glare.


なまはげに怯え泣きべそ夏休み 【季語:夏休み】

2020年08月08日 | 俳句:夏 人事
自分の子供たちの夏休みの一番の思い出は
きっと男鹿半島に行って
なまはげを見たこと

自分は行けなかったのですが
随分と怖がって泣いていたようです

それ以来
子供が言うことを聞かない時は
鬼が来るよと告げると大人しくなります

いつまで有効なのかは分からないのですが
かなり記憶に残る出来事であったことは
間違いが無いようです

変なトラウマにならなければいいなと
心配もするのですが

遠花火気づく間も無く寝る子かな 【季語:花火】

2020年07月25日 | 俳句:夏 人事
家からそう遠くないところが花火の会場なので
毎年ベランダから小さな花火が見られます

子供たちにも
小さいながらの花火を見せたいと思っていたのですが

そんな親の気持ちなどは気に留めることもなく
花火の始まる頃には
布団の中で眠っている子供たちがいました

水遊びする子の尻の光りかな 【季語:水遊び】

2020年07月11日 | 俳句:夏 人事
随分と陽射しが強かったので
子供たちは庭にプールを準備してもらい
水浴びをしていました

真っ裸になって水で遊ぶのは
子供の夏の特権
いつまでも遊んでいたので
随分と気持ち良かったのでしょう

まわりで見ている大人は
強い日差しにやられてしまうので
日陰に座ってその様子を眺めていたのですが

子供たちが立ち上がったりする際に
ツルツルの肌を流れて行く水は
まるで透明な光る衣服のよう

丸みを帯びた
お尻のあたりを流れて行く水は
殊にて光って見えました

匂う子を剥いて浴びせるシャワーかな 【季語:シャワー】

2020年05月16日 | 俳句:夏 人事
陽射しがそれなりに強く
走り回る子供たちは
汗だくになります

公園で心ゆくまで遊ばせて家に戻ると
汗の匂いがします

それでも不思議なもので
子供の汗はあまり臭いという感じがしないので
不快ということはないのですが

砂場で遊んで砂まみれでもあり
顔もどこか薄汚いので
服を剥いでシャワーを浴びせました

頭からシャワーを浴びせかけて
風呂場からあげると
さっぱりとして気持ちが良かったのか
しばらくは裸で家の中を走り
服を着せようとすると逃げ回っていました

汗疹には石鹸しみて泣く子かな 【季語:汗疹】

2019年08月03日 | 俳句:夏 人事
この時期は汗ばむ季節
体温の高い子供ならなおさら汗をかくのでしょうか

子供の体のあちらこちらに汗疹ができていて
手で掻いてしまい傷だらけになっています

久しぶりに引っかき防止用に
手袋をしたのですが
それを簡単にとってしまいまた掻いています

一緒に風呂に入ったときには
その傷に石鹸がしみるのでしょう
静かに体を洗わせてくれません

自分で力加減を調整できるようになれば
もう少し違うのでしょうが

夏休み始まる子らのはしゃぎぶり 【季語:夏休み】

2019年07月20日 | 俳句:夏 人事
先日親戚の子供たちが遊びに来ました
一人の男の子は小学生になったばかり
初めての夏休みということでした

そのせいでもないのでしょうが
家についたとたんに
随分とはしゃいだ様子
いきなり相撲をとらされたりしました

疲れた僕は昼寝がしたいと言って
逃げようとしたのですが
なかなか離してもらえませんでした

自分もそう言えば夏休みが始まると
随分とうきうきとした気分を感じました
何かとても楽しいことが待っているようで
昼寝の時間も惜しんで遊び回っていました

そんな気分を羨ましく思い
楽しませてあげたいなと考えもしたのですが
その相手をする体力はありませんでした

扇いでも風取りこぼし古団扇 【季語:団扇】

2019年07月13日 | 俳句:夏 人事
暑い夏の午後でした

部屋の窓を開けていたのですが
吹き込んでくる風自身も熱を吹くんで
少し息苦しく感じられるぐらいです

僕はいつから挟まっていたのかわからない団扇を
本棚の間から取り出して扇いでいました

机の上には普段はあまり飲まない
炭酸飲料に氷を浮かべた
グラスを置いていたのですが
そこにもすぐに水滴がついて大汗状態です

僕の額から滲み出す汗も引く気配もなく
団扇も無用の長物に感じられます

役に立たないなと
団扇に八つ当たりしながら
僕は窓をしめてクーラーをつけました

尾を引いて風鈴売りの冷の音 【季語:風鈴】

2018年07月28日 | 俳句:夏 人事
街角を歩いていたら
どこからか涼しげな音が聞こえてくるので
そちらの方へと歩いていくと
風鈴売りが道行く人に
風鈴を売っているところでした

高く透き通った音につられて
その一角には
爽やかな風が集まってくるようで
まるで風鈴のすだれを
何度も行き来しているようです

きっと風鈴売りは
通りを歩き
そんな涼しさを落としながら
歩いているのでしょう

風鈴売りの残した音の余韻が
耳の中で涼しく響いていました

家の内外も変わらぬ襟に汗 【季語:汗】

2018年06月23日 | 俳句:夏 人事
その日は久しぶりに暑い一日でした
外を歩いていたら
薄いシャツを透くように
太陽の陽射しが背中を暖めてきました

日陰もなくそのまま道を歩いていたら
いつの間にか襟元が
汗で濡れているのを感じました

ビルの中に入り
少し涼もうと思ったのですが
省エネのためでしょう
ビルの中も外とあまり変わらず
襟元の汗が引くこともありません

夏本番だなと一人つぶやいていました