☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

芳るいのちの愛おしきかな・・わが冬のうた2023<1>

2023-01-25 00:00:20 | 風歌
                             「雪こんこ」
新しい時の始まりは静かに足早に過ぎていく
今日はこの街にこの冬初めての雪が降った
見る見る積もって一面を白い世界に変えている

年末までは何かと少し慌ただしい時を過ごしていたが
年が明けてまた今年も「籠りの冬」が始まりそう
籠りの時に「何をしようか」「何創ろうか」とついつい…
まず自分のセーターは1枚編んだけれど…


年の終わりから年初めのわが冬のうた(短歌)を…

気合い入れリース作りに汗滲む生葉の緑に五感も揺れて

12月初めの今や恒例となったフレッシュグリーンのリース作り
辺りいっぱいの生葉に森の香りが漂い始めると
「さあやるぞ!」と気合が入る…
飾ってからもう1ヶ月半たつのに
まだまだ緑が鮮やかで美しいフレッシュリース!
ミニリースも綺麗で可愛い…
気合を入れて作った甲斐があると言うものだ
  

ゆく年の良きこと数えて冬至風呂ゆるりほっこり柚子の香の中 

昨年初めて知った「所によっては柚子を半分に切って
風呂に浮かべるところがある」と言う話…
今年は試してみた!
種は出るし見た目もちょっと…なんだけれど
香りはとってもいい
「今年もいいこと、恵まれたことや有難いなと
思うことがたくさんあったなあ…」としみじみ
今年はより常に「良きこと」にまず目が向く、目が向けられる
そんな時を日常を大切に過ごしていきたいものだ


過ぎ去りし時は移ろう夢のごと「愛の夢」聴くクリスマスの午後

ちょっと前のことはもう「過去生」のようだと誰かが言っていた
人生は己の描く夢幻とも…
芦屋の音楽ホールでT氏のクリスマスピアノコンサート
リストの「愛の夢」が優しく美しく清らかに響く…


伝統の「納豆餅」で新年(とし)祝う小餅五つをのばして巻いて

「納豆餅」の話は新年の短歌に合わせて良く書いている
京都のある特定の地域だけに残る風習で新年に
「白みそ雑煮」でなく納豆を餅でくるんで食すのだ
(なぜそのようなことが行われるようになったのかは定かでない)
その辺りでは昔はみんな納豆は各家で仕込んでいて
手前納豆が当たり前だった…
今ではちょっと話題になってるようで餅に納豆を
つき込んだものが地域の道の駅等で特産品として
売られていたりする…
納豆の起源は東北や関東ではなく京都のこの地域だとも…


カンコーン「ひとめ」「ふため」の声響く
どこに消えたか羽根つきの音
  
凧あげ、独楽回し、羽根つきがお正月のこどもの
外遊びの定番だった
凧あげは凧の姿はいろいろ変われどまだよく見られる
独楽回しも正月に限らないけど続いている
羽根をつくのに苦労したあの豪華な重い羽子板は
今何処…
黒い丸い木の着いた色とりどりの羽根が
羽子板にあたる音は独特なものだった…
聞かれなくなって久しいが今も耳に残る
羽子板は観賞用!?として今もあるのだろうけれど…
「羽根つきの音大好き むかしむかしから響いてきた音」
          (谷川俊太郎「お正月さん」)

晴れ着着て絹のおリボンすまし顔正月写真は想い出連れて

お正月・年初めと言うとお正月が誰にとっても
「特別」だった頃を思い出してしまう
(今は年々特別感が薄れていく、文化的にも、自分的にも)
物心がつく前から新年には絹の着物を着せてもらって
頭には華やかな作りリボンを飾ってもらって
玄関で記念写真を撮っていたなあ
着物は成長に合わせて縫い直しや新調をしてもらい
「おリボン」は毎年変わっていたような…
お正月写真を見ると新年の張り詰めた清々しい「気」や
子ども心に晴れやかだった「気分」がよみがえり
今は亡き人たちの暖かい笑顔が浮かんでくる


薄桃に年越えて咲くミニ薔薇の芳るいのちの愛おしきかな

年末に開いた1輪のミニ薔薇が瑞々しく咲き続けている
薄桃にほのかなグリーンが薄くかかって何とも麗しい
儚げなのに力強く優しいいのちが花びら1枚1枚に
宿っている…愛おしさもひとしお
    
                                                           

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