あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

私は金属恵比須を全肯定する

2016年02月08日 | 邦楽
ネットの炎上現象とか「なんだかなぁ」と思う私だが
演者とファンのリツイートなどが並んでいく「いいね」
現象も、微妙に気持ち悪ぃな~と感じたりする。

自分がSNSやっといてナンだが。
芸能人のブログも「コメントは即反映されません」と
検閲され、都合の悪いコメントは載せず、褒めてくれる
コメントばっか載せたり、たまに少し疑問を呈すような
コメントが載っても他のファンに叩かれたりする。
Twitterでも「新しい作品、大好きです」みたいな、
「いいね」ばっかり並んで・・・。

たまに「もうイイよ」てな気分になってしまいます。

そりゃ人間、自分を好いてくれる人の事は悪く思いません。
否定的な事を言う相手は嫌います。当然といえば当然。

私もそうです。
だからといってねぇ、やっぱムズムズするんだよなぁ。

~なんて言いつつ。
金属恵比須に関しては、とにかくワタクシ全肯定です。



前回のCDレビューでは「○▽的」とか「×◇を思わせる」等と
「表現者に対し失礼ともいえる」物言いをしてしまったが、
影響を受けた楽曲を血肉化しての結果だから、私は全肯定したいのだ。

DVDでは特異な空間、特異な衣装、照明の中で、自分たちの
世界を提示していた彼らだが



先日のインストア・ライヴでは明るく開放的な空間で
本来の人間性すら晒しながらイベントを乗り切っておられた。
※変にキャラ作りやってないのも好感が持てました。
 衣装はアレだが人柄は隠せないというか・・・

前列で見ていた私は、彼らの表情や、稲益宏美さんのうなじに
張り付く毛髪まで目の当たりにして、その「距離の近さ」に
慄いたりもしたのだ。

チューニングの狂いから、1曲目を演り直したのも生ならでは。
※ライヴにアクシデントは付き物。私がFREE LIVE!の
 「オールライト・ナウ」が大好きなのは既述の通りだ。

感情を持った人間が演じるライヴをタップリと体験した思いだ。
緊張?緊張して当たり前だ。
そんな中でメンバーそれぞれの表情が見て取れた。

漫画を比喩に使うのは違うかも知れないが、森脇真末味さんの
「緑茶夢」を思い出しましたよ。
※ドラムの八角がイイ雰囲気を出していた・・・。
 「ロックバンドなのに打ち上げじゃ演歌とアニメ曲ばっかり
 歌うのよ!もうイヤー!」なんて女子キャラの名セリフも
 ありました・・・。(あれ?「おんなのこ物語」だっけ?)



リーダーの高木氏のブログでも、色々な感情が吐露されています。
「模倣」に対する葛藤や、多忙になる中で体力への不安・・・。

あれだけの力強い楽曲。すでに全て吹っ切れているのだと思って
いたら、「模倣への葛藤」で足掻いておられたとは・・・。

私なんて聴いてて「対象へのリスペクト」が感じられて、結局は
オールOKと感じていたのだ。

深夜アニメ風に言えば
「模倣だけど愛があるから関係ないよねっ」なのだ。

模倣のリフも飛び出すけれど、オリジナルのフレーズと歌メロで
我々を魅了してくれるのだ。
ビンテージの機材も、そこから発せられる音色も最高だ。
録音された楽曲の音圧も圧倒的だ。

そりゃ半年後の私がどう思ってるかは分からない。
※急に盛り上がってアチコチ出掛けて、気が済んだら収まって
 しまうトコロがあるからなあぁ・・・

しかし、たった今の私は紛れもなく金属恵比須を全肯定している。

行けば分かるさ。
迷わず突き進んで欲しい。

最近の収穫:金属恵比須CD「箱男」「紅葉狩」

2016年02月08日 | CD紹介(邦楽)
タワレコ川崎店でのインストアで購入した旧譜2枚。
金属恵比須の「箱男」と「紅葉狩」。

ウォークマンで通勤時などに聴いてます。
感想は「ひたすらユニーク」。おもしろい。

プログレ好き、英国HR好きの耳にスッと入り込んでくる楽曲

演奏は上手い。
まるで英国貴族の血が流れるグループがティータイムを挟みながら
録音したかのようなサウンド。

しかし、そこに乗るのは東北の土着うた・・・の如し。
※情念込められた高木氏の声がエグい。

これをユニークと言わずして何とする。



「箱男」2003年
01.はじめに
02.破戒
03.匣庭の羊達
04.闇に蠢く
05.空箱 前篇
06.狂気へのボレロ
07.空箱 中篇
08.晩年
09.道化の華 前篇
10.道化の華 後篇
11.空箱 後篇
12.みつしり
13.充実する行進
14.悲嘆の炎

高木大地(G、Kb、Vo)
浅沼研太(Per)
楠マキコ(Kb、Vo)
小島剛広(B)



「紅葉狩」2004年
01.紅葉狩
02.彼岸過迄
03.猟奇爛漫

高木大地(G、Kb、Vo)
れいら(D、Vo)
小倉隆昭(TenorBasses)
伊東大二郎(B)


※画像は中ジャケに書いて貰ったサイン。稲益宏美さん(Vo)のサインが
 可愛すぎる…

紅葉狩は帯に「クリムゾン・フォロワー」とあったが、OPは
ジョブソン、ウェットン&ボジオ的な疾走Key主体のプログレ。
中盤にはELP的なドラマチック鍵盤が聴けた。
※でも途中でメロトロンのサウンドが重なったりして。
 「メロトロン嫌い」と言われたエマーソンでは有り得ない
 音の組み立てがユニークです。

アルバム『ハリガネムシ』に再録されたともいえる「紅葉狩」だが
こちらの「前振り」入りヴァージョンも面白い。

ライヴでは「全部繋げて」演奏して欲しいくらいだ。

「みつしり」も『箱男』収録済みだった。
この時点でも充分に素晴らしいテイクが、どれほどスケール
アップされているか、今度の『阿修羅のごとく』収録版が楽しみ。
※もちろん、インストアライブでの演奏も素晴らしかったですよ。

「みつしり」の疾走パートからサビでの変拍子転換は、アニメ
『少女革命ウテナ』の曲「バーチャルスター発生学」に通じる
快感を覚えたモノでありまして・・・
CD『バーチャルスター発生学』を久々に聴く事になってしまい
ましたよ。
※OP曲や「バーチャルスター...」「絶対運命黙示録」「ドナドナ」
 などなど収録されたオトク盤で御座います。



スピーディーなロック・ビートから、一転してベースがボトムを
押さえまくり、「クリス・スクワイアかよ!!」と言いたくなる
「バーチャルスター発生学」。
ドラムも快調に叩きまくっておいでです。
※誰が演ってるんだろう?
 CD持ってるけど演奏者のクレジットが無いなぁ・・・。

金属恵比須のLIVE演奏力に関しては、DVD「イタコ」
(2007年)にて、その見事さも実感しました。

メンバー交代には様々な事情があるのでしょうが、それぞれの
時期で各プレイヤーは見事な仕事をなさってると思います。

常に前進している金属恵比須の次回ミニアルバム。
※女性ヴォーカルも録音の深みを含めて進化しております。

旧譜を聴いてて、やはり気になります。
ホント、発売日が楽しみだ!

『黒子のバスケ』舞台化、相田リコ役は・・・

2016年02月08日 | 芸能
藤巻忠俊原作による「舞台『黒子のバスケ』 THE ENCOUNTER」が
4月8日から24日まで、東京・池袋のサンシャイン劇場にて上演
される事になった。

チケットの一般発売は2月27日からとの事だが、私が驚いたのが
誠凛高校の監督兼マネージャー相田リコ役。

「田野アサミ」さんじゃないですか!!

※まぁ、「アキバ鋼鉄製作所」で知ってましたけどね。

しかし人気漫画の舞台化で重要役を演じられるとは凄い。
周りはイケメンだらけの2,5次元舞台だが、その中で
数少ない女性だから希少さタップリです。

しかも、生粋の声優さんでもあるから声でも目立ってしまう
事でしょう。



◆舞台「黒子のバスケ」 THE ENCOUNTER

公演期間:2016年4月8日(金)~24日(日)
会場:サンシャイン劇場

原作:藤巻忠俊 「黒子のバスケ」
(集英社 ジャンプ コミックス刊)
脚本・演出:中屋敷法仁
チケット料金:7800円

~7800円!!

ちと高いなぁ・・・・。

「コミックジャック」はデメタン目当てって意味もあって
観劇しましたが。

今回は無理かなぁ。

サンダーのルーク・モーリーが「FREE」のベスト・ソング集を選出

2016年02月08日 | 英国ロック
洋楽サイトに
上記のような記事が あがっていたのだが

以前のように素直に喜べないというか、
「すわっ!元メンバーに何かあったのか!!」

・・・と心配が先に立ってしまいました。
※だってM・ホワイトやG・フライ逝去の直後には
 ファンが選ぶ「彼らのベスト10ソング」とか、
 必ずそんな特集があるんですもの・・・



忘れじのブリティッシュ・ブルースロック・バンド
FREEは、すでに4人中2名はこの世の人じゃ
ないのですから。
ロジャースさんとカークさんに何かあったら私ゃ
神経病んでしまいますよ・・・。

幸いというか、記事は単純にHRバンド・サンダーの
ギタリスト/ソングライターのルーク・モーリー(55才)が
「我がフェイバリッツ」としてフリー・ソングを11曲あげ、
思い出まじりに解説して行くと云うものでした。

曲によっては「自分がサンダーのメンバーと初めて
音出しやった時にカバーした曲」などと、思い入れ
タップリに語ってくれてるのがFREEファンとしては
嬉しい限りだ。

http://amass.jp/68653/

記事の元は英国の音楽サイトTeam Rockの企画だが、
貼ってあるyoutubeアドレスにはヴァージョン違いも
含まれており、
※個人的に「もっと他に曲あるんじゃないの?」という
 違和感もあるが・・・
なかなか興味深いラインナップとなっている。

以下、順不動
なお※印は私の感想



◆ALL NIGHT NOW (Fire and Water, 1970)
※ルーク・モーリーが初めて聴いたFREEの曲で
 ラジオで流れた瞬間に衝撃を受けたとの事。
 「すべてのパートがパーフェクト」。
 ルーク・・・、あんた最高だよ。

◆I’M A MOVER (Tons of Sobs, 1969)
※フリーの1stより。
 サンダーのヴォーカリストと学生時代に演ったという曲。
 「手を付けるには易く、上手く演るには難しい」と、
 ルークは同曲の深さを語っている。



◆COME TOGETHER IN THE MORNING (Heartbreaker, 1973)
※コゾフの呻くようなギターソロが圧巻の曲。その際の
 アタッチメントに触れたような高域音を「ノイズ」として
 消すかどうか議論されたが、結局は残したという逸話あり。
 それは言うまでもなく英断だ!!



◆MY BROTHER JAKE (Highway, 1970)
※Youtube版はTV用のスタジオ(半ナマ)ライヴ。
 ただし、言うまでも無くロジャースの歌唱は素晴らしい。

◆SOON I WILL BE GONE (Highway, 1970)
※ハイウェイ収録の同曲はアコギやメロトロンが使われた、
 ややミディアム・チューン。ルーク・モーリーさんの
 好みはFREEのこういう部分なのかな?



◆THE HUNTER (Free Live!, 1971)
※Youtube版はライヴアルバム「Free Live!」収録の同曲とは
 別ヴァージョン。ドラムの音が生々しい。

◆GET WHERE I BELONG (Free Live!, 1971)
※これもYoutube版はヴァージョン違い。
 アコースティックな同曲、ここでのロジャースは
 ボブ・ディランの影響を受けているかのようだ!

◆OH I WEPT (Fire and Water, 1970)

◆FIRE AND WATER (Fire and Water, 1970)

◆MR BIG (Free Live!, 1971)
※動画はTVのスタジオLIVE。素晴らしい歌唱!演奏!
 時代掛かったアクション!
 しかしベースソロでA・フレイザーの手元が殆ど
 映ってない!
 71年のTVスタッフには「アンサンブルの中で弾かれる
 ベースソロ」が理解されなかったのか!?



◆THE STEALER (Highway, 1970)
※動画はプロモ・ビデオ版

~以上、11曲。
後のHRバンドが良くカバーした「ウィッシング・ウェル」、
オリジナル・フリーのスマッシュヒット「リトル・ビット・オブ・ラヴ」
など、他にもチョイスしても良さそうな曲があると思うが、それでも
2016年の現代にFREEの曲をこれだけプッシュしてくれたのは
嬉しい限りだ。

日本においても根強い人気があるはずだが、伝記の翻訳版も
大手出版社は腰を上げず、BOXセットも国内盤は発売され
ない有様・・・。

なんとか再評価の機運を盛り上げて欲しい。
※なんだかんだ言って紹介してくれた「amass」さんには
 感謝しております・・・。

最近の購入品「レインボーLIVE1977」DVD

2016年02月07日 | 英国ロック
正式な名称は
「レインボー・ライヴ・イン・ミュンヘン1977」

2枚組DVDで、コメントも挿入された充実版。
Amazonさんでも好評価だったので、つい
クリックしてしまいした。



リッチー、ロニー、コージーの3巨頭時代。
先日亡くなったジミー・ベインさん追悼という意味も
あって購入したのですが・・・。



あれ?
ベインさんじゃない!
べインさんは77年には脱退済みだったのか!
※「バビロンの城門」では居なかったじゃないか・・・

また失敗した。
いや、ボブ・デイズリー(b)も立派に務めは
果たしてるし、なんといっても3巨頭の充実期だ。
※「失敗」なんて言っちゃいけません!

「目論見」としては、私のお間抜け発動で外して
しまったが、コージーのドラムソロが公式盤で
収録されている希少さもあるのだ。

ここは有り難く鑑賞させていただこう・・・。

山中慎介と木村悠のダブル世界戦、チケット売り上げ好調

2016年02月07日 | ボクシング
3月4日に島津アリーナ京都で行われるボクシングの
ダブル世界タイトルマッチ。

WBC世界バンタム級王者山中(帝拳)は、10度目の
防衛戦。
同門のWBCライトフライ級王者木村は、昨年11月に
王座を奪取し、今回が初防衛戦。

山中の相手は前WBA世界スーパーフライ級王者で、
2013年の世界戦の計量で失敗し、コーラをカブ飲み
するという不名誉の上塗りした男=リボリオ・ソリス
(ベネズエラ)。

昨年9月の強豪モレノとのV9戦が薄氷の判定決着と
なった山中は、「今回はスッキリ終わらせたい」と
コメント。

ソリスは、2013年5月にWBAスーパーフライ級
王者河野と対戦して判定勝ち、同年12月には当時の
IBF同級王者・亀田大毅との団体王座統一戦にも
勝利するなど、出入りの激しいボクシングで14連勝
中の選手。

その一方、大毅戦では前日計量に失敗し、そのまま
減量を放棄、試合では余力を残して相手にパワー勝ち
した事も記憶に新しい。

要するに契約ウェートを守るという「約束」より、
それに至る努力を放棄して目先の「勝ち」を優先する
という、プロボクサーの風上にも置けない選手なのだ。

個人的には、このような相手は二度と日本に呼んで
欲しくないし、例え上位ランカーでも易々と世界戦の
チャンスを与えたくないのだが、山中戦との対戦が
決まった経緯が気になるトコロだ。

※この手の選手は階級を上げて減量が楽になったかと
 思いきや、やっぱり減量に苦しむとか・・・結局は
 やらかしてくれるから。
 
ただし、半ば山中の地元である試合会場だけに、
チケットの売り上げは好調。
山中後援会だけで充分席が埋まりそうだという。

その恩恵を受けそうな、木村悠だが。
対戦相手は、同級6位ガニガン・ロペス(メキシコ)で
戦績は、26勝17KO6敗。

同じメキシカンのペドロ・ゲバラから王座を奪った木村に
勝てば、一気に祖国で人気が上がる事は明白。
気合を入れて試合に臨む事が予想される。

王者によるロペス評は「バランスが良くスタイリッシュ、
上手さがある。パンチ力もあると思う」というもの。
世界戦では、ゲバラに挑戦して判定負けした経験がある。

山中の試合は日本テレビ系列で当日19時56分~20時54分に
放送される予定。

とりあえずは、試合が成立する事を御祈りしております。

アース・ウィンド&ファイヤー

2016年02月07日 | 洋楽
今回、モーリス・ホワイト氏の死去に際して、
「アース・ウィンド&ファイヤー」ってホントに
日本で受けたよなぁ・・・なんて思い出に浸ってます。

大人数の黒人グループといえば、ファンカデリック/
パーラメントなど重要な存在として音楽誌では語られるが、
知名度で言うと比較にならない。

JBにしても、R&Bチャートではトップ。
しかし、オリコンチャートではEW&Fが上位
・・・そんな印象なのです。

ディスコって、楽しく乗れる事が最重要だったから。
日本人にも馴染めるキレイな歌メロ、あまりキレが
良すぎないリズム・・・そんな、程よい雰囲気が
良かったんでしょうねぇ。

「宇宙のファンタジー」なんて米国じゃトップ30にも
入っていないが、日本じゃ彼らの代名詞的な曲だし、
そのシンフォニックなオープニング、優雅とも言える
歌メロ、ドラマチックな展開が愛されたんだろうと
想像できる。



数々のポップなメロディーをモーリス・ホワイトと
フィリップ・ベイリーのツインヴォーカルで歌い上げ
※もちろんファルセットを多用
ディスコのみならず、ステレオ前で聴いても楽しめた、
EW&F。

~というか、普通に街中で流れてましたよねぇ。

人種の壁を越えようとすると、自らの「血」を薄める
必要もあったのかも知れないが。

それが「悪い」って事じゃなく。
音楽の楽しさを教えてくれた功績は大きい。

※よく聴くと、リズム隊やホーンセクションを含む
 演奏陣、ハーモニーでスゴイ事をサラッとやって
 いたりして。只者じゃない感も並じゃないわ・・・。

因みに「アース&ファイヤー」はオランダのプログレ・
バンドで。知名度で言えば1万分の1程度だろうが。

そちらの事も思い出した、M・ホワイト氏逝去の
ニュースでした・・・。

モーリス・ホワイト死去

2016年02月06日 | 洋楽
あああああああ、こないだ「おかげ様ブラザーズ」の
宇宙のファンタジー・ネタを記事にしたばっかりじゃないか!

ディスコナンバー「Let's Groove」は、WBC世界バンタム級王者
薬師寺保栄が入場曲として使っていたじゃないか!



2月3日夜、米バンド「アース・ウィンド&ファイアー」の創設メンバー、
モーリス・ホワイト氏が睡眠中に自宅にて死去した。74歳だった。

死因は現時点では明らかにされていないが、パーキンソン病と診断されて
音楽活動は停止状態だったとの事。



モーリス氏は1969年にアース・ウィンド&ファイアーを結成、
その後、R&B路線からディスコ・ソングへとスタイルを発展させ
「シャイニング・スター」や「セプテンバー」「ブギー・ワンダーランド」
などの多くのヒットを生み出した。

ディスコ・ブームの立役者としてグラミー賞を何度も受賞。日本でも
絶大な人気を誇った。



モーリスの死を受け、著名人もSNSで追悼コメントを述べている。
ナイル・ロジャース、ブライアン・アダムス、クインシー・ジョーンズ、
ウータン・クラン、ブーツィー・コリンズ、リッチー・コッツェン、
レニー・クラヴィッツ、シカゴ、スティーブ・ルカサーら錚々たる
面々の名前だけでも、モーリス氏の間口の大きさを感られる。

M・ホワイト氏は、先年イラストレーター長岡秀星氏が亡くなった時には
追悼メッセージを公表しているが
※長岡氏はアース・ウィンド&ファイヤーの「太陽神」と「創世紀」
 「THE BEST OF EW&F」などのアルバム・ジャケットを手がけている。

その「同胞の死を悼む」ようなコメントが印象深かった・・・。



以下、その全文。

「秀星にアルバムのアートワークを作ってもらえたことを、大変光栄に
 思います。言葉の壁を越えて、同じビジョンを共有していました。彼の
 才能と創造力によって、一つ一つの作品が皆の記憶に鮮烈に残ると共に、
 我々の音楽が持つメッセージを色彩のハーモニーと抽象表現という名の
 視覚の飛行機に載せて、より遠くまで飛ばしてくれました。どうか安ら
 かに。」

・・・日本人として感じ入るしかありません。
そして、今度は我々がM・ホワイト氏を悼む番になってしまいました。

素晴らしい音楽を、そして日本人への友情を、有難う。
モーリス・ホワイト氏の生涯と、残した大きな功績に祝福を!

WBAは内山高志とJ・フォルトゥナに統一戦を指令

2016年02月05日 | ボクシング
WBAは公式ホームページにて、世界Sフェザー級スーパー王者の
内山高志(ワタナベ)と同級王者のハビエル・フォルトゥナ
(ドミニカ共和国)に対戦指令を出した。

交渉期間は30日間で、合意に至らない場合は興行権の入札が
行われるとの事。

内山は昨年2月にスーパー王者に昇格。
フォルトゥナは同年5月に空位となった王座決定戦を制して
正規王者になっている。

その相手は、元同級暫定王者ブライアン・バスケス(コスタリカ)。
2012年大晦日に12月31日に内山高志と王座統一戦を行い、終盤
ラッシュを浴びてプロ初黒星を喫した選手だ。 

フォルトゥナvsバスケスは決め手の無いもの同士の対戦で
無敗のフォルトゥナが判定勝ちし、新王者は9月に初防衛を
果たしている。

渡辺会長は、フォルトゥナと海外で戦う事も厭わない姿勢。
それと同時に「ウォーターズ戦も消滅したわけではない」と
意味深なコメントも残している。

まぁ、対戦相手のレベルという意味でもウォータース戦の前に
正規王者クラスの相手と戦った方が良いし、大舞台慣れという
意味では、正規王者との統一戦を海外で行なうのは願ってもない
事でしょう。

ただ、映像で見る限りフォルトゥナは足を使う中南米の「やり辛い」
黒人サウスポー技巧派。
ちょっと「仮想ウォーターズ」にはならない印象。
※ウォーターズはバネと馬力が特徴ですから・・・。

公称体格も身長165cm、リート174cmと、必ずしも大きくは無い。
※頭が小さいから大きく見え、懐は深そうだけど。

ウォーターズは公称の身長が170cm、リーチが185cmと一回り大きい。
ドネアやダルチニアンを降したのも体格差・体力差で押し切った感も
あった。

それが根っからSフェザーの内山と対峙したとき、どうなるか?
内山からしても、過去最高にバネとパワーがある相手だ。
いつもの「落ち着いた試合運び」が出来るのか?

正直、このまま内山vsウォーターズ戦があったとしても
「内山有利!」「KOだ!」とは言えない自分がいる。

やはり大一番前に正規王者との統一戦で海外試合に慣れていてほしい。
フォルトゥナには別のやり辛さがあるだろうが、ぜひ本場のラスベガス
あたりで、内山の強打デモンストレーションをお願いしたいトコロだ。

望月三起也「ワイルド7」原画展が開催

2016年02月05日 | 漫画
望月三起也先生もマンガ家デビュー55周年(!)。
それを記念して「ワイルド7」原画展が開催される。

~というか、三省堂カルチャーステーション千葉では
既に1月28日から始まっている。

東京では、2月27日より書泉グランデにて開催。
これまた楽しみだ。



原画展では「ワイルド7」の直筆原画・複製原画のほかに、
神奈川県警の警察職員募集ポスター原画などが初公開される。

なお、複製原画の受注販売も受け付け、購入した人には
望月先生のサイン入りで届けられるとの事。



「ワイルド7」は1969年から1979年にかけて少年画報社の
週刊少年キングで連載されたアクション漫画。
TVドラマや劇場用映画にもなった望月先生の代表作。

◆「ワイルド7」原画展

【三省堂カルチャーステーション千葉】
期間:2016年1月28日(木)~3月2日(水) 9:30~20:00
住所:千葉県中央区富士見2-3-1 塚本大千葉ビル4階

【書泉グランデ】
期間:2016年2月27日(土)~3月27日(日) 10:00~20:00
住所:東京都千代田区神田神保町1-3-2



~望月先生の言葉には印象深い物が多い。
「銃を撃つシーンでは銃を持つ手は勿論、反対の手のポーズが重要」
「吉田竜夫先生に爆破シーンを褒められ、ますます工夫した。火薬か
 気化性のガス引火によるものか。描き方を変えた」・・・なんて
とても常人には思いつかないモノばかり。



そんな印象的なコメント多い望月先生。
スクリーントーンも使わず、タッチと点描で質感を描いた拘りも
どこかで語られてるのか?
※そういえば、望月先生もゼロ戦戦闘が上手かったなぁ・・・。
 「ワイルド7」でもレプリカ戦闘機をワイルドの連中が使って
 市街地で戦闘・・・なんて凄いシーンがありました。



グラマー女性の描き方も抜群で、日本人離れした登場人物も
魅力的でした。
※ユキもボディは「みそかっす」ではありませんでした!



「爆破105」では、崖から落ちそうなスチュワーデス
(やっぱりナイスバディ)の衣服が木に引っ掛かって
ビリビリと裂けて・・・あわや!

・・・なんて嬉しいシーンもありましたが。



しかし、回を追う毎に裸寸前だったスッチーの衣服が、
なぜか逆に増えていくという「脱がす脱がす詐欺」みたいな
展開に遭ったのも懐かしい思い出です。

もう(少ししか)恨んでいませんから。
原画展では出し惜しみせずグラマー女性を登場させて下さい!

「柔侠伝」のバロン吉元個展が開催

2016年02月05日 | 漫画
「柔侠伝」シリーズなどで知られる漫画家・バロン吉元の個展が
2月27日から3月27日まで東京・トーキョーワンダーサイト本郷で
行われる。



タイトルは「バロン吉元の脈脈脈」。
バロン先生の実娘でアーティストのエ☆ミリー吉元プロデュースで
催される。
2年ほど前に倉庫でバロン吉元作品を数百点発見。そこから企画の
構想が始まったとの事。

同個展の主旨は、1959年のマンガ家デビューからのキャリアを辿る
ものだが、画家としても「龍まんじ」の雅号を持つバロン先生だけに
そちらの絵画も展示されるそうだ。

3月5日、20日の15時~18時30分は、なんとバロン先生の公開制作が
見られるとの事。



「バロンの解剖学会」と題されたトークイベントも開催予定で、4人の
ゲストが順次登場する事が発表されている。

参加は無料だが、定員制でメールかFAXでの予約が必要。
※詳細は会場の公式サイトにて
http://www.tokyo-ws.org/archive/2015/11/H0227-B.shtml



【バロン吉元の脈脈脈「第9回展覧会企画公募」】

会期:2016年2月27日(土)~3月27日(日) 
※2月29日、3月7日、14日、22日は休館

時間:11:00~19:00
会場:トーキョーワンダーサイト本郷 スペースB
住所:東京都文京区本郷2-4-16
入場料:無料
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団
   トーキョーワンダーサイト

◆トーク・イベント
「バロンの解剖学会」(聞き手:エ☆ミリー吉元)

3月3日(木)19:00~20:30
荒俣宏(作家/博物学者)×バロン吉元

3月5日(土)19:30~20:30
都築響一(編集者/写真家)×バロン吉元

3月13日(日)16:00~17:30
山下裕二(美術評論家/明治学院大学教授)×バロン吉元

3月20日(日)19:30~20:30
山田参助(漫画家)×バロン吉元

・・・少し前に書いた「ゼロ戦」漫画ネタ。
バロン先生の漫画にも良く戦闘機が登場した。



戦記漫画もあるが、主人公の前歴として戦闘機乗りが
登場する事も多かった。

戦記物として印象深いのは「黒い鷲」。

これは第一次世界大戦での複葉機が登場する珍しい設定で。
少年漫画誌連載の事もあり、「元気でオッチョコチョイな
主人公」「複葉機パイロット=ヒコーキ野郎的なロマン」も
盛り込まれた快作だった。



主人公が絵描きを目指してフランスに渡るも、ムダに元気が
余ってる事もあって何故か同国の空軍パイロットになり、
やがてエースを目指すというストーリー。

主人公の天平は異常な「ウメボシ好き」で、飛んでる最中も
「梅干し、梅干し、梅干しが食べてぇよ~」と独り言を
言ってるシーンが印象的。

女性の登場人物も和製淑女(でもオテンバ)と金髪少女が
健康的なお色気を見せてくれて、読者を飽きさせない。
※バロン先生は女性キャラも魅力的でした



戦闘シーンもリアルな反面、「ここ一番の一騎打ち」では
背後の取り合いなどせず、正面からの撃ち合いに勝負を賭ける。

西洋人の騎士道と日本人の武士道が空で対決するという、
胸のすくシーンが繰り広げられたものでした。

「紫電改のタカ」「ゼロの白鷹」など戦闘機モノは数あれど
複葉機の戦闘機モノという特異な題材は深い印象を残しました。

絵的なイメージは「黒い鷲」のイメージが大きいし、
「柔侠伝」も同系統だったが、絵師としては進化を遂げられ
長期にわたった「柔侠伝」シリーズ完結とともに渡米され、
画家としてゼロからのキャリアを積み始められたとは恐れ入る。

※画像で紹介している絵画的な「柔侠伝」表紙は、愛蔵版で
 復刻するに至り、龍まんじタッチで描かれたものです。

もともと筆のような主線を使いながらも登場人物はアメコミ風
だったりと、「バロン吉元」の名前通りにアンバランスな魅力に
溢れていた先生の絵だが。

「龍まんじ」絵画に至っては耽美的な要素も増して、そういう画が
好きな人にも堪らない魅力に満ちた作品もある。

いろんな人が楽しめる、そんな個展になりそうですね。
やっぱり行きたいな。

節分

2016年02月04日 | 生活
今年の節分
勤務で家に居れなかったため

恵方巻も豆まきも無し。

連れ合いが買ってきた小さな豆まきセットを
眺めるに留めた。



狭い我が家、外に撒いてたら
それで終わりそう。

バランス考えて撒かなきゃな。
あとは年の数だけ食べるという習慣。

それは、もう辛いね。イイ年だからね。

ひさびさスイミング

2016年02月03日 | 生活
運動不足も甚だしい最近のワタクシ。

「以前は週にウン万メートル泳いだもんだ」
・・・なんて言っても虚しいばかり。

お腹はポッコリ。腰も弛んで見た目もキビシイ。

そこで、久々に区民プールに行ってみました。
温水プールなので休館日以外は年中OK。

競泳パンツとキャップとゴーグル、吸水タオルの
簡単な準備で出掛けてみました。




最初は
25mプールを軽くウォームアップでクロール。
そして
200mで息が切れて休憩。

あかんやん。
キック省略した省エネ・スイムでハァハァいってるやん。

あとは平泳ぎ、バックも交え、バタフライもやってみる。
やっぱりゼーゼー息が切れる。

加齢による心肺機能の低下に加え、運動不足でボロボロ。

「こうなったら4泳法を繋いで100mだ!」と
気張ってみたが、半分で咳に襲われターン中断。
「合計で」100を泳いだら息切れの極致・・・。

あとは、ビート板を使って軽くバタ足やったりして誤魔化す。
ドルフィンキックが進まない。
劣化してる現実が辛いよ。
※平泳ぎのキックはソコソコ出来たが・・・。

1時間かそこらで上がり、着替えたトコロで殆ど燃え尽きる。
スツールに前のめりに座って動けませんでしたよ。

首の後からは延々と汗が出てくるし、気がついたら一瞬ながら
居眠りしてて「ビクッ!」となる有様。

帰りの電車でもボーッとして乗越し掛ける。
家に帰っても夕食後に横になって、そのまま爆睡。

分かりきった事だけど、コンスタントに運動しないと
ダメだねぇ・・・。

救いは翌日に筋肉痛が来たことか。
主に上腕、背中、首・・・。

気のせいか、首は筋肉痛というより頚椎に来ているような。
ビート板を使ったキック練習で顔を上げすぎたんだな。

ああ、練習時の姿勢にも劣化が来たのか・・・。

「輝け!ロック爆笑族」の思い出

2016年02月03日 | 邦楽
「輝け!ロック爆笑族」とは
1990年代にフジテレビで深夜放送された特殊な番組で
紅組と白組に分かれて売り出し前・大物の関わりなく、
ミュージシャンが音楽VTRを制作し、それを見た審査員が
優劣を採点する・・・という、
勝敗なんてどうでも良いプログラムだった。

出演者は昨日記事にあげた通りだが、改めて思い出すと
色々と印象深いですよ。

モダチョキ、ビンゴボンゴは新人時代。
マリちゃんもユースケも若かった。ピチピチしてた。
※ユースケの芸風は変わってないが。

みうらじゅん&人間椅子のユニットは「君は千手観音」を
ハードに演奏。



昨年亡くなった国本武春さんはロック三味線を披露。

つのだ☆ひろさんは、「ご機嫌なオカズを盛り込みながら
リズムキープしてるのに『ドラム走ってるよ』と言われ、
『走ってねーよ!』と言い返すも、すぐ横を足の生えた
ハリボテのタムが走っていく」というネタを見せた。

そして、やはり今は亡き成毛滋さん・・・。
棟梁の格好をし、本当にエレキ&金槌でハンマリング奏法を
披露し、「どうでぇ!」と見得を切る。
それと同時に長髪ヅラが飛び、禿頭が露になるネタを見せた。

審査員ほぼ全員が「な、成毛さん・・・」と絶句。
※そりゃそうだ。皆、成毛さんの「教則テープ」でギターを
 学んだような人達だもんなぁ・・・。

私も笑ってイイんだか何だか困惑したもんだが、
後で氏の人となりを読んで、なんとなく納得した。

学生時代は景山民夫氏などとコント作家をやったり・・・と
多彩な人だったのよね。



その縁で「Dr.シーゲルのフライドエッグ・マシーン」の
ジャケ絵を景山氏が担当・・・。

その景山氏も、既に故人。

時は過ぎ去り。
無常感を覚えてしまいますねぇ。