あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ネタが尽きずにオメデトさん<br>ワイドショー様

2005年05月31日 | 生活
いや~、連日よくネタが続くもので。

列車脱線、JR西日本、少女監禁、イラク邦人セキュリティ、残留日本兵・・・・。

目まぐるしく展開されるニュース。週刊誌・ワイドショーの後追い企画。

正直、嬉しい悲鳴でしょうな。
同一事件でネタ切れ気味のトコロ、新たな事件が発生。
これまたセンセーショナルな事件だったりするから、周辺ネタ・原因究明ネタでも引っ張れる。

終いにゃ「“監禁男”小林泰剛容疑者の手口」と来た。
「被害者や身内が見たら…」って話ですよ。正義ふりかざして結局は、犯人の欲望とリンクする民衆の欲望ニーズに応えてるワケですよ。

「こんなのに呼び出されてノコノコ着いてく方も悪い」
――ってな非難承知のコメント吐いた西部のオッサンの方がマシな気もする。

「少女に首輪」「ご主人様と呼ばせる」「ホテルや自宅に監禁」
・・・ハッキリ言って。
やれるモンなら私もヤりたい!!

そんな欲望、男なら大半が持ってるのは既成事実と見倣す。

例によって、その上で欲望と相対して行くか・・・の問題だ。
「欲望抱く事が罪悪」ではなく、「欲望との折り合いのつけ方」をテーマとすべきなのだろうに。

「ヤツぁ~こんなコトや、あんな非道いコトやってたんですよ!」と書いてるヤツの股間もボッキしてる・・・・と。

「闇に暗躍する“裏・萌え系”」などと言いながら、商品パッケージを載せに載せる・・・と。

そんで、今日も線路に自転車が置かれる・・・と。

保護観察の問題もありますし。
小林容疑者が「意味がわからない」などと容疑を否認しているってのも「キチガイのフリしてりゃ罪状軽減」なんて狙いがメミエミエだから腹ただしいし。
この際、この点だけを引っ張って詰めて欲しいですがね。


ワイドショーで「こんなの紹介するTVも悪い。コレで刺激されて、また新しい予備軍が生まれるんですよ」みたいなナイスなコト言って、顔真っ赤にしたテリー伊藤にボロカス言われたゲストいたらしいが。

エライねぇ。
「稼ぎ場」であるワイドショーの根幹を揺るがしかねないコメントに、必死で噛み付くテリーの罵声にも涼しい顔でコメント続けていたそうで。

立派立派。
こんな方にドンドン出て欲しいねぇ。

身の回りの事件にだけ涙目になる勝谷某とかも、「アンタ本当にジャーナリスト?」と言いたくなるから要らない。

山田五郎センセは、「被害少女、以前見ていたTVの記憶から木更津へ」なんて情報聞いて「・・・ってコトは『木更津キャッツアイ』ですか?」って言ってくれてそうだから、許す!(実際そうだったらしい)

しかし、木更津かよ・・・・(放心)。
楽しかった頃にTVで見た木更津に救いを求めたのか。
一旦は脱出して弁当屋へ駆け込んで、すぐに警察に逃げ込むかと思ったら「木更津」。

錯乱されてたんだろうから、想像を越えた行動をなさったんだろうが。

クドカンも困惑だろうな。

今、あそこ行っても「ぶっさん」居ないし。
「以前、家族で行った記憶もあって、教会で聞こえた歌声に導かれて」ってのも凄い話だわ。

幸い、ちゃんとした「カトリック木更津教会」に手厚く保護されて事なきを得たが。

飛び込んだ先が、少女信者暴行事件で代表が逮捕された「京都府八幡市の聖神中央教会」みたいなトコロだったら、どうすんの!?

元主管牧師・金保容疑者(61)みたいなのに保護されたら、ダブルで被害受けちゃうよ。


・・・・なんてコトばっかり考える私は、やはり犯罪予備軍なんでしょうか?

「チェコのロックバンドって、プログレじゃないでしょうね?」

2005年05月31日 | 生活
昼のワイドショーで

「話題の『ピアノマン』、チェコのロックバンド・メンバーか?」なんて新証言が出たところで、山田五郎先生が発したコメント。

さすが「髪があった20代、プログレバンドをやってた」「みうらじゅんの物産展IN東京ドームにてレスポール抱いて『君が代』をソロ演奏した」五郎センセですな。

4月初めに、英国の海岸で保護された身元不明の「謎のピアノマン」。

タグなどが外されたタキシードはズブ濡れ。記憶を失っているのか、一言も話さない。
しかし、ピアノなどの絵を書き、実際にピアノの前に連れて行かれたら流暢な演奏を披露した。

「出来すぎ」「売名行為」などと騒ぎは広まり。
私の頭の中には「英国版『若人あきら事件』?」などという言葉まで浮かぶ始末(笑)。

そんなトコロで寄せられた元同僚からの「チェコのロックバンドでキーボード奏者だったトマス・ストルナドではないか?」との有力情報。

ここで「ピンク・フロイドなど英国のロックバンドに心酔しており、英国に行くのが夢だった」なんてコメントが続けられたのだから、五郎さんの読みは当たったも同然?

「ユーロロック⇒クラシック演奏する鍵盤弾き⇒プログレ」
ぶっちゃけ、私も連想しました(笑)。

ウチにはナゼか「フェルマータ」なるチェコのプログレバンドのCDあるし。つい引っ張り出して聴いちゃってるし(笑)。

「謎のピアノマン」を保護している施設は、取り急ぎチェコの通訳を呼び、心理療法に協力してもらう予定だそうで。

「タグの外された服」なんていうと、組織犯罪の臭いさえ感じるが。

「富豪の闇組織に雇われてた『悦び組的ミュージシャン』が、お払い箱になって放置された?」・・・なんてオチを考えるのは、望月三起也マンガの読みすぎか?

そのうち、昼のワイドショーで「演奏するチェコのプログレ・バンド」の映像が見れるのか?

そう思うとワクワクする今日この頃なのでした。

◆5/27(後楽園ホール)の試合結果
▽東日本新人王予選4R
○フライ
白井一彰 KO2R ガンバル宮島
ドラゴン・ヨウスケ TKO3R 飯田正之
杉田純一郎 判定 柴田悠道
田畑光輝 引分 多古竜真(田畑選手の勝者扱い)
佐藤洋太 KO1R 義沢慶直
○バンタム
岩間光栄 判定 大沢俊之
○ライト
円谷英一 判定 西村 長
荒川仁人 TKO1R 長崎大之
○Sライト
落合雄治 TKO3R 塩谷智行
中林敏雄 KO1R 林 一憲
田中慎吾 判定 ダン友也
吉田 真 判定 北村慎太

進むベテラン・ミュージシャンの自分探し<br>スティクスはロック・クラシックスのカヴァー集を発表

2005年05月30日 | 生活
「ドモ、アリガット、ミスターロボット!」で有名なアメリカン・プログレ・バンド=スティクス。

2年ぶりのニュー・アルバムは、60~70年代のロック・クラシックスをカヴァーした作品集となるそうな。

タイトルは「ビッグ・バン・アンソロジー」だそうで。
まぁ、あの時代のロックの爆発は、まさに「ビッグバン」だったんだろうな~と妙に感心。

そして、その選曲にはグッと来る。
ザ・フーや、ブラインド・フェイス(クラプトンとウィンウッドが組んだスーパーグループ)、ジミヘン、ジェスロ・タル(!)、フリー(!!)、レイ・チャールズ、クロスビー,スティルス&ナッシュらが選ばれてるってんで。

英国ロックが大半なのも「米プログレ・バンドらしい」って気もする。
その手のバンドって同国に手本が居なかったもんねぇ(バニラ・ファッジくらいか。でも、あのバンドも最大のヒットは「キープ・ミー・ハンギン’オン」ってカヴァー曲だし。アイアン・バタフライの長尺「ガダダヴィダ」はHR系だし)。

――で、スティクスさんのカヴァー・アルバム。
その収録予定曲などを、例によって洋楽サイトから書き写し(笑)。

1:Blue Collar Man 2004(セルフ・カヴァー)
2:I Can See For Miles(恋のマジックアイ/The Wh♂)
3:Summer In The City(ラヴィン・スプーンフル)
4:A Salty Dog(プロコル・ハルム)
5:Can't Find My Way Home(ブラインド・フェイス)
6:Manic Depression(ジミヘン)
7:Locomotive Breath(蒸気機関車の喘ぎ/ジェスロ・タル)
8:Wishing Well(フリー)
9:I Don't Need No Doctor(レイ・チャールズ)
10:One Way Out(オールマン・ブラザーズ・バンド)
11:Big Bang Theor(クロスビー、スティルス&ナッシュ)
12:Find The Cost Of Freedom(同上)
13:It Don't Make Sense=You Can't Make Peace(ウィリー・ディクソン)
13:Talkin' About The Good Times(プリティ・シングス)

――正直、「レイ・チャールズじゃなくってハンブル・パイのカヴァーなんじゃん?」とか「W・ディクソンっつ~か、Jベック・グル-プやツェッペリン風のカヴァーじゃないの?」とか疑問もあるのだが。

「フリーのカヴァーって、皆『ウィッシング・ウェル』ばっかなのな」とか(スリードッグ・ナイトとか他の曲カヴァーしてるらしいけど、その辺は調査中。フェイセズが「スティーラー」カヴァーしたライヴ・ヴァージョンもあるけど、チープなので却下)。

まぁ、時節柄「ジェスロ・タルのカヴァー」なんて言われると嬉しいし、この間の日本公演でも演った「蒸気機関車の…」収録だけに、なおさら盛り上がるねぇ。

――じゃ、近所の「ブック・オフ」で待ってるから!←結局は中古盤狙いかよ!!

◆5/29(福岡県・宗像ユリックス)の試合結果
○10R
越本隆志 判定 クラープデン・ギャットグリーリン
大之伸くま 判定 ペットアルン・ウォースラポン

金10ドラマ「タイガー&ドラゴン」、好調なよ~で②

2005年05月30日 | 生活
記者が選ぶ「TVドラマ賞」みたいなのを授賞したようで。
多方面で賞賛を浴びているそうな。

「脚本家が落語の面白さを伝えようとしているのが分かる」なんて意見もあったが。

そこまでクドカンも落語側に立っては居ないでしょうよ。
ドップリ落語に浸かってたら、あそこまでブッ壊れたストーリー作れないだろうし。

クドカン自身も、毎回の元ネタになる噺を「落語本」で調べているようだし。
「最近知った落語の面白さを、新鮮な感覚のまま視聴者と共有している」・・って感じじゃないすかね?

――取り立てのヤクザが、取り立て先の落語家の噺の面白さに感動して弟子入りし、独自の感覚で古典を「最近あった自分の周囲の出来事」を盛り込んで寄席に掛けて行く・・・そんなストーリーで。

長瀬智也クンが粗野で無学なチンピラ落語家を好演。
岡田准一クンが、実家を出た元落語家の裏原ショップの貧乏オーナーを、これまた好演。

この辺、オレの「ジャニーズ嫌い」を薄まらせてくれる好演ぶりですな。
岡田クンは「ぶっさん」の頃からOKだし。

今回、暴力団組長の息子役やってる塚本高史クンも「男のコらしくなったなぁ~」と変な母性本能くすぐられるし(つ~か、素顔がポール・ウェラーに似てきてるぞ。羨ましいぞ)。

小悪魔演技の伊東美咲ちゃんも、フェロモン出しててOKだし(最初は「井上和香の方がイメージあってんじゃん?」とか思っていたが)。

ショップの店員役の蒼井優ちゃんも、イイ味出してるし。

春風亭昇太さんも、落語家役で出てるし。

阿部サダヲは相変わらず圧巻の「キレ芸」見せてくれるし。

ドラマに「厚み」を与えているのが、借金もった林家亭どん兵衛(岡田クンの父役)を演じる西田敏行さん。

寄席の常連役の尾美としのり氏も、オヤジ役がハマってるし。
それ見たウチの連れも「ずっと『転校生』とかの冴えない同級生役で、子役上がりな印象から抜けてなかったけど、良かったねぇ~」と感慨深か気。

久々に嵌ったドラマです。毎週が楽しみですな。

◆5/26(後楽園ホール)の試合結果
○4R
森 真 判定 酒井信吾
小山田彰利 判定 佐藤共也
生田真敬 KO2R 吉田尚司
福田光一 KO1R 井出仁勇
上畑 亮 KO1R 谷田部竜一
佐々木康博 TKO4R 高田昌英
飯塚隆幸 判定 佐藤典男
○8R
鳥海純平 TKO7R 朝野健太郎
沢永真佐樹 引分 涼野康太
長瀬慎哉 TKO3R スナン・サンペット 

◆5/22(神戸サンボーホール)の試合結果
○10R
玉越強平 判定 赤木 真

◆5/22(熊本県益城町総合体育館)の試合結果
○10R
工藤 密 KO1R シントートン・フライトジム(タイ王者)
○8R
吉田龍生 判定 チャイヨット・オーソムポート(タイ)

◆5/15(小田原アリーナ)の試合結果
○8R
五百久寛行 判定 古川和広

◆5/15(アルカイック・ホール)の試合結果
○8R
野中悠樹 TKO5R 真木和雄

金10ドラマ「タイガー&ドラゴン」、好調なよ~で

2005年05月26日 | 生活
ケッコウ、ケッコウ。

ちなみにリング上の勝者インタビューで「タイガ~、タイガ~、くるっタイガ~!!」とカメラ目線(つ~か白目)で叫んでるのは、ボクシング日本&OPBFスーパー・ウェルター級王者の「クレイジー・タイガー・キム(熊本県荒尾出身)」さんですが。

元ネタは、長瀬クン演じる「新米噺家=小虎」の掴みネタでしょ。掴んでないけど。

対戦するなら、元ミドル級王者の鈴木悟選手あたりに、「加藤清正公」の格好でリングインして貰って「虎退治~!」と口上あげて欲しいのだが。

まぁ、それで清正が虎にヤられちゃってもソレはソレで面白いし。

・・・・なんて。何を言っておるのだワタシは。

――続く

◆5/25(後楽園ホール)の試合結果
△東日本新人王予選4R
○フライ級
山口陽司 TKO4R 高橋 豊
長谷川 純 判定 塙 繁紀
○Sバンタム級
久永志則 判定 片山雄介
田村 啓 判定 三輪俊輔
人見斉光 TKO1R 大友武蔵
増田元気 判定 小野沢洋次郎
○フェザー級
東上 剛 判定 飯島 海
○Sフェザー級
佐久間良一 判定 羽田野 剛
清水秀人 判定 阿部展大
安田和芳 判定 橋本 勝
高橋尚貴 KO3R 押沢厚志
○ライト級
藍田貴教 KO1R 山口琢磨
竹内俊介 KO1R 菊地晃光

帰郷して読み耽った本②

2005年05月25日 | 生活
――そして。
本棚にある「スクラップ学園」に手が伸びて・・・。

吾妻ひでお先生ですよ。吾妻しでお・・・って呼ぶアナタはマニアですよ。

「全部実話です(笑)」──と吾妻ひでお氏自身が述べた最新書「失踪日誌」。

突然の失踪から自殺未遂・路上生活・肉体労働、アルコール中毒・強制入院まで。
波乱万丈の日々を綴った、今だから笑える赤裸々なノンフィクション!
とり・みき氏との対談、インタビューが掲載。

・・・なんて記事を夕刊の文化欄で読んで。
まだ、読んではいないのだが、読む気は満々なのだが、まだ手付かずで、とりあえず、吾妻ひでお氏の事が思い出されてしかたなかったのだ。

――で。「スクラップ学園」。
美少女ミアちゃんを中心に織り成される不条理な日常を描く学園マンガ・・・って感じか。
こんな風に書くと陳腐になってしまうが。

初期作「ふたりと5人」(少年チャンピオン連載)に較べると、エログロやギャグっぽさも後退し、不条理や楽屋オチ、ロリキャラに依存した作風となっているのだが。

この辺から「ななこSOS」あたりで、ときおり登場する作者が、「あぁ、またオチがない!」「また楽屋オチ・・・」「また飲んじゃった」「ファンクラブとは喧嘩するし・・・」などと呟く回数が増え。

その後、作品が無く、「失踪した」だの「肉体労働やってる」だのの噂が聞こえて来たのだった。

あすなひろし氏にも同様の噂あったがなぁ・・・。

――で。
「スクラップ学園」、楽屋オチ多いというか、脇役が身内くさい面子ばっかりで。

しかも、何の説明も無い(笑)。
読んでて「この人はアシスタントか?」「編集さんか?」「仲間の漫画家か?」「SF仲間か?」などと想像を膨らますしかないのだが。

それでもセリフで「花輪和一」なんて名前が出てきたりして、ドキッとしたりしたのだが。

趣味のモデルガン改造が過ぎ、銃刀法違反で収監され。その体験を作品化してヒットした「刑務所の中」。
映画化されて話題にもなった同作品、異常な(映像)記憶力と構成力を持った漫画家が「刑務所内の生活をレポートする」凄み。

今回、同様に吾妻さんが、私小説的マンガを世に出されたのだなぁ・・・と妙な感慨を覚えた。

今回の編集者さん、昔馴染みの吾妻さんが「作品」を描き上げたが、引き受け先が無い・・・と聞いて直ぐに吾妻さんを訪ねたそうな。

読んで「面白い!」と発表を決めたそうな。

良かったねぇ・・・。
評判になって増刷も重ねられたとかで。

まだ、価値の分かる編集さんって居たんだねぇ。
昔の少年チャンピオンの編集長とかって、銀座で飲んでてヤクザと喧嘩して、腹を刺されて、でも、その傷口をセロテープで止めて仕事やったという、とんでもない人物だったそうだが。

そんな作家と編集者の関係、まだ残ってたとしたら嬉しいね。←なんか違う・・・

◆5/24(後楽園ホール)の試合結果
○4R
吉岡健一 判定 ハヤブサ鵜原
小野好伸 判定 神代 豊
原島 暁 TKO3R 黒木里志
○6R
柏原 広 TKO1R 水落清俊
鈴木典史 TKO1R 太田 司
○8R
稲村健太郎 TKO6R 和田恭平
音田隆夫 KO2R 近藤謙二
○10R
キンジ天野 引分 ジムレクス・ハカ(比)

帰郷して読み耽った本①

2005年05月24日 | 生活
先日、法事で帰郷して。

久々に会って話をしたがる母親をヨソに、またしても過去の蔵書を読み耽ってしまった。

あぁ、なんて親不孝なワタクシ。本当の命日にはジェスロ・タルのライヴにいってウヒョウヒョ言ってるし。

「過去の蔵書」ったって漫画ばっかりだし。

――で、今回チョイスしたタイトルは。
「ヴィジュアルの魔術師・大伴昌司の世界~ 復刻『少年マガジン』カラー大図解」「スクラップ学園①~③」などなど。

最初の分厚い1冊は、昭和四〇年代に“怪獣博士”と言われた伝説のエディター「大伴昌司」さんの仕事本。
89年発行で、当時の値段で定価6900円もしたヤツです(今はプレミア付いて1万以上するとか・・・)。

70年代の「少年マガジン」の巻頭特集は、「ウルトラ怪獣」から「黒沢明の世界」「劇画入門(協力:さいとうプロ)」「ビートルズの真実」「妖怪(画:水木しげる師)」「横尾忠則の世界」などなど、写真やイラストで内側を図解。読者の好奇心を煽り続けたのですが。

その仕掛人こそが「大伴昌司」さんで。

未来のICチップから、指紋照合システムまで紹介。
特に、当時DNAの仕組みまで図解しているのには驚くしかない。

真っ黒な表紙に「少年マガジン」の文字。
それが許された時代ならではの、グラビア(私がF・フラゼッタを知ったのも、少年マガジンのグラビアだったなぁ・・・)。

ネットなど無い時代、最新の情報を海外の科学誌などから入手し(?)自分のイマジネーションに基づく、画像世界を企画。
レイアウトからデザインまでを一人で行い、唯我独尊とも言われる仕事を完遂した男、それが大伴昌司。

イメージにそぐわない、写真やイラストには、何度でもやり直しよ指示する「完璧主義ぶり」には、非難もあったようだが。

それが垣間見えるのが、平井和正さんの「あとがき」。

第1回SF大会を仕切った大伴さんが、段取り悪い他のSF作家を罵り、終いにゃ数少ない盟友だった平井さんの書いた「プログラムの前書き」を、更正しまくり。

書き直しに何度も従った平井さんだったが、OK出たはずの原稿に、直前でダメ出しされ「ダメだダメだ、こんなの来客に読ませられない!直せないならオレが全部書き直す!」なんて言われて、「徹夜で書いた原稿を・・・」とショック受けて帰った・・・・なんて話を読むと、「ムチャクチャな人だったんじゃね~か」と逆に感動したりしたモノです(笑)。

「さしもの平井も懲りたろう。あんな偏屈者と関わってイイ事ないって」と他の作家の陰口をヨソに、一晩寝て再び事務局に出向いた平井氏の顔を見た大伴氏、声には出さなかったが「嬉しそうだった」・・・とは、平井さんの感想だが。

まぁ、大伴氏もSF大会成功の為に徹夜に続く徹夜で、その貢績は測り知れず・・・と擁護の演説ぶったって平井氏の話も、まぁ微笑ましく読めました。

そんな大伴氏。
写真では老けて見えるけど、30代で亡くなっていらっしゃるのね。

前にも書いたが。
図解パロディーを含め、多くの方に影響を与えた大伴氏。
その足跡を称えた書籍、高くても買っといて良かったなぁ・・・・と改めて思ったのでした。

言っちゃいけないかも知れないが、言いたい事②

2005年05月24日 | 生活
2本足で立つレッサーパンダが評判になっているが。

千葉動物公園は、その「風太くん」を一目見ようとする家族連れで大混雑だそうで。 

その上、「風太くんの祖父」も直立してた・・・なんて、そっちも評判になったりして。

その他にも「二本足で立つレッサーパンダ」が取上げられたりして。

すっかりブームになっているが。


――あれって尻尾に堅い針金いれてるんじゃないのか?

なんか、手塚治虫先生の「耳ガラス」を思い出すなぁ。

◆5/19(後楽園ホール)の試合結果
○4R
牧野 準 KO1R 酒本 司
神宮寺一朝 判定 石橋正和
○6R
三垣龍次 TKO6R 篠田雄亮
西 禄朋 引分 サブ 林
○8R
室井啓宏 判定 マンコーントン・ポンソンクラム
中森 宏 TKO4R 赤沢慎司
○10R
福原力也 KO1R チャロエムチャット・キャットプラサンチャイ

◆5/19(大阪府立体躯会館第二競技場)の試合結果
○西日本新人王予選Sフェザー級4R
高橋秀顕 KO1R 寺田 充
○4R
鈴木雄作 KO1R 水上大介
内田 悟 引分 山本直輝
片山博詞 引分 楠 章二郎
○6R
畑 大輔 判定 谷山京介
佐藤栄一 TKO1R 安川健一
○8R
坂本裕喜 KO5R 李 光輝
○10R
土紀武彦 KO6R ワンチャナ・チュワタナ

杏里とリー・リトナーと結婚!

2005年05月23日 | 生活
いや~、驚いた。

音楽サイト覗いてたら、載ってましたよ。ビックリですよ。

「オリビアを聴きながら」や「悲しみがとまらない」の歌手・杏里(今は「ANRI」っていうのね)が、フュージョン・ギタリストのリー・リトナー(52才)と結婚したとか!!

20日の よこすか公演でファンに報告したそうで。
いや~、こりゃビックリ。

リトナーさんは、70年代後半フュージョン・ブームをラリー・カールトン等と支えた第一人者で。その筋では有名な方ですよ(私はそんなに好きでも無いけど)。

杏里が、H12年の洋楽カバーアルバムをリリースした時、プロデューサーを務めたのがリトナーさんだったようで。

その後、杏里さんがリトナーのコンサートに歌唱参加したこともあり、交友を深めていった模様。

杏里さん(43才)は再婚だそうで。
この辺の芸能人の例に漏れず、実業家と結婚し、相手の会社倒産で離婚しておられます。

なお、リトナーさんも再婚で。
世界的ミュージシャンと日本人女性の結婚としては、オノヨーコ&レノンやP・ロジャース&清水マチさんクラスと言ってもイイかも。

まぁ、ロジャース&マチさんは子育て終わって離婚されたが。

もっとも、杏里&リトナーは年齢いっての再婚だから大丈夫と思いますがね。

まぁ、しかしビックリしたなぁ~。

P.S.
ちなみに杏里さんもHP持っておられ、それは「ANRI BOX」と云うのだそうな(笑)。

◆5/12(後楽園ホール)の試合結果
○東日本新人王予選Sバンタム級4R
千木良恒平 判定 大矢英功
○4R
奥山慶明 判定 田中一郎
○8R
寺畠章太 判定 折田力人
伊藤克憲 TKO3R 原田清一
木嶋安雄 判定 坪井雄吾
○10R
小畑祐介 判定 山崎 晃
柏樹 宗 TKO5R 坂本博之

◆5/16(後楽園ホール)の試合結果
○4R
笛木 亮 TKO2R 加治木了太
菅野 毅 判定 池田 智
太田博士 判定 櫛田好充
○6R
田中啓介 TKO4R 細谷厚志
○8R
清田広大 TKO2R 春山正太
土居伸久 判定 斎藤憲一
加藤壮次郎 判定 石沢龍也
○日本バンタム級タイトルマッチ10R
サーシャ・バクティン 判定 川端賢樹

◆5/17(後楽園ホール)の試合結果
○4R
宮川和也 TKO2R 吉田和弘
田内絹人 負傷判定3R 萩原 猛
畠山敦史 TKO2R 高橋裕樹
赤穂 亮 KO2R 度会雄一
伊藤洋二 判定 栃下 誠
○8R
鈴木 将 判定 古岩井規正
コブラ光一 判定 小林昭善
池原繁尊 引分 堀川謙一
○10R
マサ・バキロフ TKO4R リッチデッチ・ウォルソラピン

◆5/18(後楽園ホール)の試合結果
○東日本新人王予選4R
福吉洋次郎 判定 大川内天心
○6R
元木智之 TKO2R シントン・ツインズジム
岡田誠一 TKO3R コンデット・シットラートラカーン
○8R
八重樫 東 KO1R プーンサワット・ウアサンパン
山口裕司 KO1R デッチリット・ウォースラポン
保住直孝 負傷判定5R 中村頴司 

ロッド・スチュワート、病床のロング・ジョン・ボルドリーを援助

2005年05月22日 | 生活
洋楽サイトによると。
ロッド・スチュワートが、デビューのきっかけを作ってくれた恩人の医療費を負担しているとかで。

この恩人とは、なんと伝説の白人ブルース・ミュージシャン、ロング・ジョン・ボルドリー!!

64歳になるロング・ジョン、「伝説」と言っても米国のブルースミュージシャンでは無く、れっきとした英国人。

英国からは、ブルースの影響受けたヴォーカリストやミュージシャンが山ほど輩出されたが、「走り」と言えるミュージシャンでしょうな。ジョン・メイオールさんらと並んで。

デイリー・ミラー紙によると、ボルドリーは呼吸器系の疾患で3月末から入院しており、その医療費をスチュワートが負担しているそうな。

・・・いいトコあるのう、ロッドも。
まぁ、盟友ロニー・レーンの医療費もロン・ウッドと一緒に負担してたって言うからな。
ただのニヤケ野郎じゃないんだよなぁ・・・。

ボルドリーさんは、真夜中に駅のホームで酔っ払って歌っていた素人時代のロッドを気に入って。
まるで拾って帰るみたいに、自身のバンド(伝説の)ザ・フーチー・クーチー・メンに誘ったそうで。

ロッドは、それから「ショットガン・エクスプレス」「ジェフ・ベック・グループ」「フェイセズ」「ソロ」と出世して、ロック界を代表するヴォーカリストへと成長していったワケだが。

2人の友情関係は変わらず、交友はずっと続いていたそうな。

93年のブリット・アウォードでは「特別栄誉賞」を受賞したロッドの前にプレゼンターとして現れ、トロフィーを受け取ったロッドから、「感謝したい人」として、父親・兄・家族と共に名を挙げられたそうで。 
この辺も泣かせるねぇ・・・。

4月の時点では、ボルドリーの入院する病院関係者の話として、「集中治療室にいるが、状態は安定している」とのコメントが紹介されているが。

伝説のロング・ジョン、回復を御祈り致しますよ。

◆5/7(後楽園ホール)の試合結果
▽第2回ビー・タイト
○Sバンタム級
額賀勇二 判定 市野将士
羽手村 聡 判定 遠藤靖幸
関口幸生 判定 北原久己
松田直樹 判定 石田高士
○Sフェザー級
会田 篤 判定 松田トモヤ
村田昌隆 判定 伊地知 崇 
小沢大将 判定 浅見眞弘 
方波見吉隆 引分 中根 修 ※方波見選手の勝者扱い
○Sウェルター級
渡辺浩三 判定 鮎沢雅夫
磯谷和広 判定 桑名竜一
石田順裕 判定 永瀬輝男 
松橋拓二 KO2R 光永智博 

◆5/7(後楽園ホール)の試合結果
○4R
土師智洋 判定 馬場健志
田中敦郎 KO1R 山道一也
長汐英一郎 判定 西川 光
○6R
大洞達馬 判定 木龍シン
垣内哲郎 KO2R 村田匡教
○8R
西川和孝 KO3R ソンヌプ・ソーウォラピン

◆5/9(後楽園ホール)の試合結果
▽東日本新人王予選4R
○フライ級
村中 優 判定 井沢 聖
木村国治 判定 孫 永拓
斎藤茂郎 判定 高橋大海
○Sフライ級
月花正幸 TKO3R 星 正見
○バンタム級
友山 寛 KO1R 荘司基之
○Sバンタム級
竹内祐典 KO2R 平敷勇二
○ライト級
加藤善孝 判定 小池浩太
○4R
吉原広毅 KO3R 細田伸広
若松直之 引分 堀口貴博
宇都宮 聡 判定 阿部伸吾
小森光幸 TKO3R 鈴木国寛

「TVウワサの真相」、好調(?)放送中

2005年05月18日 | 生活
「噂の真相」元編集長・岡留安則氏が顧問を務める、CS朝日ニュースターの番組「TVウワサの真相」が、第2回の放送を終えている。

月イチの放送、4月から始まり、5月分は7日(土)に2時間近い放送あったワケだが。

テーマは「小泉政権の闇を暴く!」として小泉政権4年の内政総括から、ラスプーチンとも言われる飯島秘書官を特集。

岡留さんは、この番組の顧問兼コメンテーターとして出演。
ゲストに、佐高信・金子勝・魚住昭・岩瀬達哉の各氏。
司会は、小西克哉氏。アシスタントの女性一名。

第一回が、なかなか豪華な出演者で。
されど、田原総一朗、佐高信、宮崎学、高須基仁の各氏は「濃いなぁ~!!(笑)」って感じの面子は、以前から岡留氏と面識も付き合いあった故、「なぜ廃刊した?」「我々より若いのに隠居気取るとは何事だ」「復帰しろ」・・・と、「愛ある糾弾大会」になったのは面白かったが。

特に何度もウワシンで叩かれた田原総一郎氏など、ここぞどばかりにテレビ慣れした仕切りを見せ、意趣返しとばかりに岡留氏に突っ込みを入れ。元編集長、ひたすら苦笑の一幕もあり。

まぁ「ただの顧問気分」だったのかも知れんが、スタジオ装飾もオープニング映像も「噂の真相一色」という感じで、「引っ張り出された感」ありあり(笑)。

なにやら他に題材が山ほどあった筈だが、番組進行も大幅に変更され(笑)。

何とか2時間近くの番組は終わったが。
結局は「頑張れ~、岡留~」な有様だった(田原総一郎に「あなた方は権力を過大評価している!」と言われちゃ、「反権力」の全否定されたようなモンじゃん)。

まぁ、朝日系列でありながら、NHK問題で朝日批判が飛び出したりそて、その辺は面目躍如だったが・・・。

さすがに第二回は、「御用評論家は排除した」との話だが、そこらと真っ向対決しても良いのではないか・・・とも思わされた第一回だったな。

まぁ、地上波に見る番組ないから、MXの「談志&陳平~」とともにケーブルTVで見て行きますが。

やっぱり「岡留さん、早くTV慣れして田原さんに雪辱してね♪」と言いたいトコロだ。

【再放送】
5月19日(木)午後2:10~4:00
*朝日ニュースター・ウェブサイト
http://www.asahi-newstar.com/

「シベリア少女鉄道/笑顔の行方」を見に行く③

2005年05月16日 | 生活
――で、「シベリア少女鉄道って何?」と考える。
私なりに考えた結論は・・・・。

「演劇に擬態した別の物」

葉っぱに擬態した昆虫のような。水底に擬態した魚類のような。美川に擬態したコロッケのような。

似せる対象とは、似て非な物。別な物。

でも、擬態する意味は大して無い。

擬態して、近付く獲物を「パクッ!」と食う目的でもない。

天敵から身を守る為の手段でもない。

似せる対象に憧れて・・・ってなワケでも全然ない(この場合、「シベリア=主宰である土屋亮一氏」と見倣す)。

「葉っぱかと思って寄ってったら動いた!?なんだ、虫じゃねえかよ!!!!!」
・・・と驚くヤツの顔見て喜ぶ。

それだけのような。

「憧れ」は絶対ねぇよ。「演劇の解体」ってのも違う気がする。
「解体」ってのは、毛色の違う演劇を探した結果の手段だし。多くの場合、実は解体できてないし。

以前も言ったが、シベリアは「演劇に期待していない」と思うよ。

「演劇で自分を表現する」
「演劇で自分が癒される」
「演劇で世に認められる」
「演劇で金を儲ける」
「演劇で観客を元気にする」
「演劇で他人の人生を変える」

―――そんな希望からキッパリとオサラバしてるでしょ。

もしかしたら「最初に見た演劇の余りのつまらなさに、演劇に対して嫌悪感を抱いた」のかも知れない。
「演劇に愛がない」事で言えば、松尾スズキやKERA以上かも(まぁ、彼らは演劇で自己セラピーやってるっぽいが)。

そんな擬態物に、「葉っぱじゃねぇじゃねぇかよ!」と怒っても仕方ないんじゃないの?

「面白くない」ったって「葉っぱである事を前提としての期待」に外れただけだし。

こっちゃ、「演劇」にも「シベリア少女鉄道」にも大きな期待はしていませんがね。
そんで、少しの期待に応えてくれたら充分ですがね。

近付いたら、何か動いた。葉っぱなのに足がある。目もある。触覚がピクピクしてる。

その過程で「何か違う様」を楽しむ。
おぉ、終いにゃ羽根出して派手に飛んだ!!いや、土に潜りやがった!!!
すげ――――――――――!!!

そんなモンでイイんじゃないの?

ひょっとして「色使いが違ってる」「立体感ない」「余りにも動かない」・・・かも知れないし。

「葉っぱだと思ったら、壁に描かれた絵だった!」みたいな事かも知れないじゃないか。

そしたら、あの娘は死ねないじゃないかっ!!!

―――みたいな。

そんなモノを、今後も期待しております。←あんだよ、それ!?

頑張れ「シベリア少女鉄道」!
適当にやれ「土屋亮一」!!!

「シベリア少女鉄道/笑顔の行方」を見に行く②

2005年05月16日 | 生活
――で、見終わった結論。

面白かった。ウチらは喜んだ。例によって他の劇評では賛否両論だが(笑)。

「否」の方は、「演技が・・・」「役者が・・・」「分かり辛い・・・」といったマトモに劇評やってる方々が大半。

ま、「演劇」として見たら、そりゃそうでしょうが。
真面目に見ても仕方ないでしょ・・・ってのがウチらの見解。

再演の可能性あるから、ネタばらしは、しませんが。
とりあえず今回の話としては「事件物サスペンス(?)」で。

オープニング映像は、対戦ゲームやりながら「愛するがゆえに傷つけたい。痛めつけたい」なるナレーション。打撃されて倒れるゲームの女性キャラ。

「異常心理」の予感。

でも、「傷つけたかとです」みたいな文字で会場、笑い。

――で、「ヒロシです」と語り始める主人公(?)。掴み、上手いねぇ。

女性がアパートで暴行される事件が発生し、その現場にいた主人公(?)は記憶喪失になり。
女性精神医の治療を受けているという設定。

――で、患者には「愛情対象が肉体的に傷つくことによって性的興奮を覚える」という嗜好があるとかで。

実は、女医とは昔の恋愛関係。男は「君を傷つけたくない」と別れを切り出され。
でも、男に記憶なし・・・みたいな。

男を疑う刑事部長は被害者の親父。部下は被害女性に惚れており・・・。

被害者は、自称・占い師のホームレス女に調査を依頼。
一方、男は催眠療法で記憶を回復していく。

そしてホームレス女は、実はデータ収集にて相手素性を解析していくタイプで(占い師の多くが同タイプだが)、事件現場へ赴き情報を収集していき、探偵もどきの推理を働かせ・・・。
真相が明らかになっていく!!!

――なんちゅう、けっこう見せる展開でドラマは進み(この辺、マトモなのに役者さんが素人臭いのが不評の原因なんだろうが)。

過去の写真、自分が写っていながら記憶が無い男の目から、自分の姿が黒く抜け落ちているスライド映像。

記憶が戻ると共に、役者は黒い影に身体を合わせていく・・・。
ナゼか被害者の父親も、昔の映像に身体を合わせ、会わなかったりして会場、笑い(それが笑いのシーンなんだから「上手くないから合わなかった」とか言ってもねぇ・・・)。

――で、背後の巨大スクリーンに「ある画面」が投影され、その登場人物にあわせて2人の役者が、動きをシンクロさせていく。

事実判明の会話に合わせ、まったく関係ない映像で動く役者に会場は大笑い。

つ~かコレがシベリア名物の「仕掛け」(細かくは書かんが)。

シリアスなドラマに平行して行われる、大袈裟な割にチープなギミック・・・その馬鹿馬鹿しさ場内大笑い。

稽古して、技術屋さん呼んで、金も時間も掛かって、労力も掛かって・・・結果がこんなアホな事。

それが「シベリア少女鉄道」。

相変わらず、その情熱と心意気は感服に値する。

役者さんは、作・演出の土屋亮一氏の「自己満足」の為に、ボランティアのように付き合っているのだ!「プロっぽさ」を求めてはいけません!!!(でも上手くなってるんだよなぁ)

犯人探しは意外な展開を見せ。どんでん返しに次ぐドンデン返しを経て、終演へと雪崩込むのだが。

それだって、土屋氏が「神である自分が、どうにでもコントロールできるのだ」・・・という“残酷な神”たるマニフェストかも知れないのだから。
生真面目に見ても仕方あるめい。

昔からのファンは大満足だろう。
前回公演の不評を受けて「これでイイんだろ?」と土屋氏、ほくそえんでいるかも知れんが(最後に「ジャンピンジャック・フラッシュ」演った90年代公演のミック・テイラーみたいに)。

カーテンコールなし。やられたら堪らん。
なんて言ってて、次回やったら面白いかも(笑)。 

「シベリア少女鉄道/笑顔の行方」を見に行く

2005年05月16日 | 生活
第13回公演ってんで。
前回の上演会場の受付テーブルで購入したのが今回のチケット。

今回と言いつつ、実は5月7日の話なのだが(笑)。

シベリア、前回の公演がスゴかった。
ストーリーを舐めた展開、放り投げたようなエンディング・・・に演劇評のサイトでは「ヒドイ」「二度と見ない」の書き込み多数で。

それまでの公演で見られた「普通の演劇と見せかけて、中盤移行に『仕掛け』炸裂、常連ファン爆笑」・・・なシーンも殆ど無し。

常連気取った人々も「ポカ~ン」みたいな。
そんな前回の公演。

――で、今回の公演「笑顔の行方」ですが。
期間は、5月の7日~11日。会場は、新宿の紀伊国屋サザンシアター。

ワタシャ、初日の夜の部を観劇したのだが。
前売の3000円券を手に、新宿の南口から高島屋サザンテラス方面に急いだのだった(例によって時間ギリギリ)。

東急ハンズ上層階から、横断通路を通ってアネックス館へ。

入り口では連れが怒った顔して待っていた。
まぁ、開演時間には余裕で間に合ってるのだが。
 
客席は8割くらいの入りか。客層は若めか?男性客が結構多いが、連れが言うには「以前は、もっと演劇マニアみたいな人が多かった」。 
 
――場内暗転。
緊張が走る。今回はどうなのか?また予想外の裏切り方されるのか?

特に私は、職場の女子2名に「面白いよ~」と、オススメしているのだから、なおさら心配(今回最初に買っておきながら、田舎の法事で行けなくなった9日のチケットを半額で譲与)。 

ロックやるには年だけど、死ぬにはチョイト若すぎる<br>ジェスロ・タル公演2日目も最高だった⑤

2005年05月14日 | 生活
セカンドアルバム「スタンド・アップ」の冒頭を飾るブルースロック曲。
それが「ア・ニューディ・イエスタディ」。

かなりブルースロックなアルバムだった1stに較べたら、確かにフォークな雰囲気が増大した2ndだが。

「ニュー・ディ…」や「ナッシング・トゥ・イージー」は1stの流れを汲んだ好曲で、その辺のバランスゆえ、私は「スタンド・アップ」を好むのだが。

「ナッシング…」に続き、「ニュー・ディ…」まで生で聴けて感無量の私。

特にキーボードの多彩な音色は圧巻で。ストリングス風の音を出したかと思ったら、もろシンセな音を出すし、終いにゃ「オーケストラ・ヒッツ(YESが、つ~かトレヴァー・ホーンが「ロンリーハート」で使って流行らせたアタック音)で曲間を締め始める!!

うおおおおおおおっ!これが2005年のブルースロックなのかああああああ!!!!!

・・・と感動するワタクシ(←単純だなぁ)。

アンダーソン翁が「ジーザス!」と語ってから始まった「賛美歌43番(Hymn 43)」。
前半は、バレさんがマンドリンを弾いて、リズムもアイリッシュ・ジグ的だったりして実に面白かった。

続いて「アクアラング」からもう、一つのハイライト「マイ・ゴッド」。
そして、前日と同じ「ブダペスト」「アクアラング」で大盛り上がり。
「アクアラング」タイトル曲では、ギターソロの最中、またしてもアンダーソン翁が「写ルんです」を取り出して、客席をパチリ。

手を伸ばし、自分もフレームに納まって、客席のファンと一緒に記念撮影(笑)。
よくヤリますわ。

アンコールは、昨日と同じか?
やはり「終末(Wind Up)」「蒸気機関車のあえぎ(Locomotive Breath)」といった「アクアラング収録曲」の演奏で、本日の主旨に合ったと納得。

前日に続き、ラストの曲で大きな風船が2つ登場。
白く大きな風船に、片足でフルートを吹くアンダーソン翁(しかも長髪の全盛期体型)の青いシルエットが印刷された大きな風船。
客席に放たれると、皆で持ち上げ、天井方向と客席を数往復。

その度に巻き起こる歓声。なぜかR・スチュワートのコンサートを思い出すワタクシ。

なんか、アンコール一回で終わっても、客が納得するように、オモチャを手渡れたのか?

みなキャッキャ言いながら、風船せせりに熱中。
手を振って別れを告げるメンバー達。

こちらも拍手で、感謝を示す。手を振って感激を伝える。

アンダーソン翁、高域は辛そうだったが(高い声出す度に上向いて背伸びしたりして)、貫禄でカヴァーしてたかな?まぁ、元々声を張り上げて歌うタイプじゃないし。

とにかく、選曲は実に まっとうな2日目よ。
「ベスト」と言う意味なら、この2日目の方が相応しかったのでは?

演奏も、この日の方が落ち着きあって良かったと思うし。

ジョークは前日ほど言いっ放しじゃないが、キーボードとベースが、こっそりタオルで汗を吹きあう小ネタも披露してて。
アンダーソン翁だけが、ユーモリストじゃないんだなぁ~と感心。

会場外で知人と待ち合わせ。
目の前をムーンライダースの鈴木慶一さんが通っていく(後で聞いたら普通に観客席に居たとか。業界人コネで入ってない風だったとか。エライねぇ・・・)。

どこかでフルートのクリアな音色は聞こえる。場外放送でタルの音を流しているのかな?・・・・と思ったら、若者が自前のフルートで「ブーレ」を吹いていたとか。

横を通る年長ファンから、当日の感想が聞こえて来る。
「完成されてるねェ!」「コード進行が凄いよ!」との興奮の声。

大満足を語りながら渋公を後にすると、すぐ脇の道路で外タレの来日チラシを渡される。

「誰だぁ?」
「ア、アルティ・エ・メスティエリじゃん!!!!」

イタリアの超絶プログレ・グループ。日程は6/11~12!会場はクラブチッタ!!

――はぁ。
タルが終わったばっかりなのに。その余韻に浸ってるのに・・・・。

こりゃまた行かなきゃな!!!