あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「わさビーフ焼きそば」を食った

2017年08月31日 | 生活
コンビニに置いてある珍しいカップ麺を食うのが
なんとなく楽しみになってる私だが。

今回は「わさビーフ焼きそば」です。



今回は、これまた珍しいエースコック商品。
「わさビーフ」といえばポテトチップスのわさび味として
有名なお菓子。

これが焼きそばになったらどうなんだろう…という印象。

ポテチとしての「わさビーフ」は、結構な商品ゆえ、これと
カップ焼きそばコラボといえば、期待と不安が交錯するって
もんですよ。

パッケージはポテチ版わさビーフを踏襲したものです。

売り文句は「わさび風味とビーフの旨味がクセになる!」
まさにポテチを彷彿とさせる言葉です。



パッケージを開けて中身を取り出す。
入っているのは香味油、仕上げシーズミニング、かやく。

麺は太め。「大盛り」と言うだけあって、たっぷりです。

作り方は定番パターン。
かやくを振り掛け、熱湯入れて麺とともにふやかし、湯切り。

ソースとパウダーを掛けて出来上がり。



これまで食べた激辛系は、主に鼻をツンと突く刺激があったの
ですが。(ペヤングの激辛カレー味や激辛味)

今回、わさビーフは目に来ました!
目がしばしばする。

…こっちに来たか!

混ぜ混ぜして完成。黒いソースが効いてるワケじゃないので、
色は普通に塩焼きそばっぽくなった。

わさびの香りが美味そうです。



では実食。

うん、わさび風味があるものの、ひどく辛いという味ではない。
鼻にもツーンと来ない!

なお、具は王道の「キャベツ」と「ひき肉」。
具が主張するほど量は入っていない。

感想としては「わさビーフ焼きそば」と名乗るだけあって、味は
ポテチの「わさビーフ」に通じるものがある。

ひどく辛くは無いが、パウダーを掛ける時、目に来る。
量が多いので満腹になれる。
このような感じですね!

変わり種のカップ焼きそばを発売してくれた、エースコックさんに
感謝です!

ペヤングに通じる独創性を感じました。

コンビニ価格で228円(税込)。
また買ってみたいと思います。

DU BOOKSさんってディスクユニオン出版部門なのね

2017年08月30日 | 洋楽
「フリー伝記本」翻訳版を国内出版してくれるDU BOOKS
(ディーユーブックス)さん。

ディスクユニオンの出版部門だったんですね。
※何を今さらと言われそうですが



志向としては、「音楽書を中心に、アート、ファッション、
フード、映画など多岐にわたる書籍を刊行していく」という
方向性みたいです。

ちょっと前にプログレバンド「YES全史」なんて書籍を
発行されてますが、なるほどユニオン系なら大いに有り
得る書籍で御座います。



もっとも、ディスクユニオンさんの店舗といえば、
レコードやCDを新品も中古品問わずに取り扱う宝の山で。

売りに行ったら、売れた価格以上の商品を買ってしまう、
底なし沼のようなトコロです。

でも、沼の水は宝石の如く輝いて、そこで窒息しても
甘美な至福を味わえるのです。



ただし
以前、本を売りに行った時は良い印象ないんだよなぁ。

「ウチは書籍の扱いは…」とアッサリ断られた記憶がある。
※けっこう希少な本を持ち込んだ筈なんだけどなぁ。
 しかも暫くしたら、しっかり中古本を取扱い始めたし…。

それ以降、盤はともかく書籍に関しては「縁がなかったと
いうことで!」と、ディスクユニオンさんには全く近付く
気がしなかったのだが。

今後は「よろしくお願いします!」ってなりそうですねぇ。

「フリー伝記本」翻訳版、日本の出版社から発売へ

2017年08月29日 | 英国ロック
忘れじのブルース・ロックバンド=FREE。
その伝記本が遂に日本の出版社から刊行される。

原題は「Heavy Load: The Story of "Free"」
著者はDavid Clayton , Todd K. Smithの両氏。



翻訳者は葛葉哲也氏。
本国版が出版された後、日本版が出ない事を憂いて
自ら2013年に自費出版した人物だ。

その時のタイトルが
「HEAVY LOAD FREE ~ブリティッシュ・
ブルース・ロックの雄 フリーの軌跡~」

推敲を重ね最終的に修正液で訂正箇所を直したような労作。
その情熱には頭が下がる思いがしたものだ。

当時、実際に出版社を訪ねたそうだがサイズの大きさと
ページの多さに難色を示され、出版不況もあって良い返事は
貰えなかったという。



フリーの熱狂的ファンである私は直接葛葉氏に連絡を取って
入手、さっそく読み込ませて貰ったが。
その情報量に、ただただ圧倒されるだけだった。

http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/1ad87cce920b3803feac98b41bff47c1

(上記リンクは当時の弊ブログ記事で御座います)

その後も出版社とコンタクトを取る機会があった葛葉紙だが
なかなか刊行OKが出ない「もう一つの理由」があった。

本国版に掲載されている写真の数々。
これには権利があり、しっかりクリアしないと発売に漕ぎ
着けない。
出版社も、どうせ出すなら写真やツアーデータも掲載したい
意向だったそうだ。

今回出版される書籍は、そういった物も掲載されているとの
ことで、まさに「完全版」の翻訳本といって良いだろう。



今度出る伝記本のタイトルは
「フリー・ザ・コンプリート〜ブリティッシュ・ブルース・
ロックバンド『フリー』の栄光と奈落(仮)」

ある意味、内容を良く表した書籍名だと思う。

オリジナル・メンバー4人の生い立ちと、音楽との出会い。
そして、4人がどのように出会い、フリー結成に至ったのか。
デビューから「オール・ライト・ナウのヒット、そして崩壊
していくバンドとコゾフの状況をメンバーほか、関係者達の
証言を交えて克明に描かれているからだ。

終盤はファンとして辛くなるほどの内容。
※メンバー以外にも死者は出るし…。

ただ、それでも
本格的海外ロックバンドの来日が珍しかった時代に、
(崩壊寸前で半ばヤケ気味だったとしても)
壮絶なステージでファンを魅了してくれた「忘れじの英国
ブルースロック・バンドの雄」フリーの伝説が紐解かれた
一冊なのだ。

我々ファン垂涎、新たな感動と発見に満ちた、フリー初に
して決定版と言える一冊なのだ。

私はもうamazonで注文しました。
ファンの方は品切れになる前に確保しておきましょう!



『フリー・ザ・コンプリート〜ブリティッシュ・ブルース・
ロックバンド「フリー」の栄光と奈落(仮)』

デヴィッド・クレイトン (著), トッド・K・スミス (著),
葛葉哲哉 (翻訳)

1,500部限定生産。
巻末には68年から74年までの全ライブ日程を掲載。

単行本: 280ページ
出版社: DU BOOKS
発売予定:2017年10月6日
A4 / 280ページ予定
価格: 4,536円(税込)

今回、完全版としての刊行を出版社から果たした葛葉氏の
熱意と継続力に最大限の敬意を表したいと思います!

そして出版元のDU BOOKSさんに感謝!

小池都知事が関東大震災朝鮮人犠牲者追悼文を見送り

2017年08月28日 | 生活
石原慎太郎氏でさえ送っていた追悼文を断るたぁ凄い話だ。
小池氏も昨年は送付していたが、今回は見送るとの事。

勿論それに対して多方面から賛否(!)が巻き起こっている。



賛:「被害者数は、もともと曖昧だ」
否:「虐殺をなかった事にする気か」

でもねぇ、
『そのテの人たち』は、もっと凄いことを考えてて、
あれでも手控えた言い方してるのかも知れませんよ。

「そういう事があっても当然!!」
「でも流石にそれ言っちゃ差し障りあるだろうから程々の
 言い方で押さえといてやるか!」

・・・とかな!!

「WBOミニマム級」福原辰弥が王座陥落

2017年08月27日 | ボクシング
8/27 熊本県芦北町民総合センター

プロボクシング
【WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦】

山中竜也(22才/真正) 判定12R 福原辰弥(28才/本田フィットネス)



王者福原が、同級1位の山中に0-3の判定で敗れ、初防衛に失敗。

スポ紙の記事によると、前半から山中の左ジャブとフットワークに
ペースを奪われた福原。
続く左フック・右ストレートを警戒して上手く接近できず。

途中から懐に飛び込んでボディを狙ったが、ペースを奪い返す事は
出来なかったとの事。

今年2月、熊本県のジム所属選手で初めて世界王座を獲得した福原。
今回は震災に見舞われた地元、熊本開催の防衛戦。
大声援を背にしての試合だった。

高校アマチュア部の監督から帝拳ジムでのトレーナー経験を経て、
地元熊本でジムを興した本田会長に報いたかった福原なれど、
試合後は控室で氷嚢を右頬に当てながら落胆の表情。

今後について「今は正直、何も考えられない」とコメントするのが
精一杯だったとか…。

群雄割拠の日本軽量級。
九州から出て敵地挑戦の機会を探るのも良いかも知れない。

亀海喜寛、ミドル・コットに判定負け

2017年08月27日 | ボクシング
日本選手が4階級制覇経験者と世界王座を掛けて戦うという大一番、
プロボクシングWBO世界スーパーウエルター級王座決定12回戦が
本日8/26(日本時間27日)、米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ
センターで行われた。

世界初挑戦の同級6位・亀海喜寛(34才/帝拳)が挑んだのは、プエル
トリコの英雄で同級1位ミゲル・コット(36才)。

1年以上のブランクと、歴戦の疲れでコットにも不安材料があるのでは?
身体は若く体格も大きな亀海が全身で押していけばチャンスもあるかと
思ったが、やはりコットは上手かった。



そもそも相手の「衰え」に期待して勝機を探ってた私の予想が甘かった。
あわよくば「平仲vsエドウィン・ロサリオ戦の再現なるか?」とか
思ってたのだが、初回から亀海の馬力を「いなす」上手さを見せ始め、
巧妙なボクシングで大半のラウンドを支配した。

亀海の馬力で押しまくれるシーンもあるかと思ったが、巧者コットは
フットワーク、ボディワーク、クリンチワークで躱し切った。

亀海はカウンターを食うシーンもあったが、防戦には回らず、さすがの
コットも「こいつ、効かないのか?」と内心イヤな気分になったと思う。

コット自体も消耗あったと思うが、亀海も序盤から鼻血を出した影響も
あり、呼吸し辛い様子。
口が開いていたのはお互い様だった。

結果は0―3で判定負け。大差がついた。

ニクイくらいの試合運び。亀海も勇敢に攻めたが、あらゆる要素で
コットは巧妙だった。

さすがフレディ・ローチ。強打者を巧者にシフトする事に長けている。
まずリードパンチで先手を取る、亀海が攻めたら直後に打つ。

亀海は自分がやるべき事をやられてしまった。
打ち終わりを狙われては、さすがの亀海も強打できない。

クリンチでも相手ペースの揉み合いには乗らないコット。
相手の力を利用して回したり、要所でプッシュしたり・・・。

相手の肩に手を置いて、梃子の原理を利用して自分はサイドに動き、
相手は置いてけぼり。

その体捌きは「体術」と呼びたくなるほど。
まるで合気道の達人のように「最小限の力で相手の姿勢をコントロール」。

達人コットにしてやられた。そんな印象。
ボクシングにおいては誤魔化し要素で、パワーパンチャーのコットは落日
近い印象も受けたが。

12月に予定されるラスト・ファイトでどういう姿を見せてくれるか?
その辺り興味は尽きない。

サンボマスターが2017年12月に武道館公演!

2017年08月26日 | 邦楽
公演タイトルが「その建物に用がある」!

サンボマスターらしいタイトルです。

日程は2017年12月3日(日)。
場所は言うまでも無く、日本武道館!

開場が16:00、開演が17:00。



チケット一般発売は8/26(土)から。
券種・料金(税込)は全席指定¥5,800。

小さなライブハウスの殆ど観客がいないトコロから始まり、
理解してくれるオーナーからも「俺はオマエラの音楽好き
だけど、ぜったい売れねぇな~(笑)」と言われながら
ブレイクを果たし・・・

遂に武道館公演。

山口クンは開口一番、何を言ってくれるんだろうな・・・。


名門ヨネクラボクシングジム

2017年08月26日 | ボクシング
8月いっぱいでの閉鎖が発表され、先日所属選手の最終
試合が行われたヨネクラボクシングジム。

閉鎖となる前、せめて建物だけでも見に行こうと、豊島区
目白に向かった。



説明するまでもなく、70年代の日本ボクシング黄金時代の
一翼を担ったヨネクラジム。

選手時代は「米倉健志」の名でファイトした会長。
以前も書いたが、アマではメルボリン五輪に出場しベスト8、
プロでも日本・東洋の王座を獲得、世界挑戦も2度果たした
技巧派の名選手。



デビューから僅か3年で2度の世界挑戦。
しかも、1度はスタジアムでの試合。いかに当時期待の
ホープだったか窺い知れる。

指導者としてもスターだった。
引退後すぐ、昭和38年にジムを創設。
柴田国明、鈴木石松(のちのガッツ)ら新人王を育て、
それを皮切りに日本・東洋・世界王者を数々誕生させた。



米倉健司会長は、以前から「ジム経営は自分一代限り」と
明言していたそうで

2017年4月、自身の年齢や体調等を理由に「同年8月末を
もって54年の歴史あるジムを閉鎖する」と発表。
ファンや関係者を驚かせていた。
※出身世界王者が継ぐとか、色々と噂はありましたが・・・

ジム広告に必ずあったキャッチフレーズは、「日本一の
チャンピオンメーカー」



世界チャンピオンが5名
東洋太平洋チャンピオンが9名
日本チャンピオンが31名(全国最多記録)
ランキング選手や新人王を数え切れないほど輩出した名門ジム。



最寄り駅は目白、または池袋駅。
西武池袋線で次の駅に向う途中の沿線に見えるから、その経路
通りに歩いたら、けっこう時間が掛かった。

建物が9月以降どうなるか分からないが、以前は表にあった
名称意匠が無くなっている。
※随分前から無いのかも知れない・・・



上階が選手寮になっている2階建てのジム。
歴史ある、年輪を感じさせてくれる建物、ジムとしては大きい。
窓が多く、開放感がある。



もちろん、練習は行われており、2階の部屋には生活者が居る
様子が窺える。

すぐ横が歩行者用の陸橋になっているのな。
おかげで色んな方面から拝むことが出来ました。



表には自転車も・・・
そういや昔の選手インタビューで「ジムまで自転車通勤?」
なんてチャンピオン居たような・・・。



9月になったら閉鎖か。
片付けとか始まるんだろうなぁ。

チャンピオンの写真パネルや試合ポスターなど、どうなるん
だろう・・・。

もう一回ぐらい見に来るかな・・・。

「明星 ぶぶか 油そば」を食う

2017年08月25日 | 生活
明星食品から「ぶぶか 油そば」が出てた。

有名店の味を再現…のパターン。
パッケージに店主さんの写真が載ってる商品、取り敢えず
買ってみた。



ソースは液体
焼き豚の旨みが溶けこんだ濃厚な醤油だれにごま油を
ブレンドし、ラー油をアクセントに効かせたもの。



かやくは、食べごたえのある丸型のチャーシュー、
メンマ、ナルトを組み合わせた油そばらしい組み合わせ。

具材と小ネギ、キザミ海苔、七味唐辛子に加えて、ロースト
ガーリック、ブラックペッパーの風味を効かせたふりかけ。



麺は、『ぶぶか』らしい、もちもちとした食感を再現。
食べごたえのある太麺。
形状的にはお店の麺に近いそうです。

作り方は旧来のカップ焼きそばと同じ。



湯きりしてソース、ふりかけを投入。そしてマヨネーズ。
まぜまぜして食す。

う~ん、もちもちの食感。
唇がテカテカになる油っぽさ。ソースも濃くて旨い。

価格は税込235円(コンビニ定価)。また夜食用に買おう。

ルイス・ネリがドーピング陽性反応

2017年08月24日 | ボクシング
8/15、日本最多に並ぶ世界王座13連続防衛を目指しメキシコの
ルイス・ネリと対戦しながら4回TKOで敗れた山中慎介(帝拳)だったが

なんと、8/23になってWBCからネリのドーピング反応の発表あり。
今後の展開が読めない事態となっている。

WBCによると、ネリは7月のドーピング検査で筋肉増強作用のある
禁止薬物ジルパテロールに陽性反応を示したとの事で。

ネリが王座剥奪となれば試合は無効となり山中が王座復帰になるか、
王座決定戦がセットされるかは不明。



ただし、帝拳の本田明彦会長は「仮にタイトルが剥奪されても、ネリ
以外が相手となる空位の王座決定戦に山中が挑むことはない」とコメント。

もっともドーピングに引っ掛かって王座を剥奪された選手を統括団体が
即座に王座決定戦に出場させるとも思えず。

サスペンド期間の事を考えると、再戦以外ないというなら山中には大きな
ブランクが待ち構えることになる。

進退について結論を保留している山中慎介だが、本人コメントではなく、
会長の意向が全てのような発表には違和感を覚える。

まずはWBCの裁定次第だが、「ジムの結論はそれから」。
ブランクある間にネリ以外の選手が決定戦に出て、サスペンド明けのネリが
その選手に挑んで、王座を奪取したとして、山中がそこに挑む…。

そこまで、どれだけ日数を要する?
山中のモチベーションは?

…引退に傾いてしまうんじゃないの?
※まぁ、結局「辞めさせたい」って事なんですかねぇ

終戦の季節

2017年08月23日 | 生活
8月15日の終戦記念日を中心とした「振り返り」の時期。
やはり色々考える事があった。

片渕須直監督繋がりで見た「ソ満国境15歳の夏」。
※日大の同僚で映画監督の松島哲也氏が撮影した映画



満州で終戦を迎えた少年たちがソ連の侵攻を受けて
命からがら日本に戻ろうとする物語。

~というか、「命からがら」なんていう表現すら安っぽく
感じる映画でありました・・・。



その「ソ満国境・・・」を見ながら、私は宝田明さんが
「伊福部昭百年紀公演」で語った体験談を思い出した。

満州でソ連兵に腹部を銃で撃たれながらも帰国したという
宝田さんは、東宝ニューフェースになり初代ゴジラに出演。

そして80才を超えて観衆から「ハッピーバースデー♪」と
祝福されて感涙されていた、まさに歴史の生き証人。



実は「ソ満国境・・・」完成後の2015年7月に日大芸術学部で
行われた特別試写会に登壇されていたんですよね。
※最近になって知りました。

やはり、そこでも宝田さんは体験談を語られたそうです。

ただ、宝田さんが凄いなと思うのは、そういう時は真剣で
涙を浮かべたりされるのに対し、普段は凄く大らかな所。

ゴジラ完成前に「こちらが音楽を担当される方だ」と
紹介された時、「やぁ、伊福部先生」なんて気やすく
挨拶して周囲から怒られた話。

それでも「だってニューフェース養成時代に1対1で
音楽を教えてくれた方だから・・・、ねぇ伊福部先生!」
なんて説明したエピソード。

それをアッケラカンと話れた日にゃ、もう笑うしか
ありませんよ。

「ゆきゆきて、神軍」の奥崎氏と、こうも違うとは・・・。
生まれながらの性格・性分って絶対ありますよねぇ。



そして「林+茂家」ライブを見た帰りも

高田馬場駅前の立ち食いソバ店のTVでは「本土決戦を控え
熊本に作られた巨大地下壕跡」が取材されてて、驚きました。

先日、北海道旅行に行った最中にも
現地のTVでは「電話交換手集団自決」の舞台を紹介して
いました。

※1945年8月15日の終戦後、ソ連軍による樺太の真岡侵攻で
 追い詰められた真岡郵便電信局の女性交換手が集団服毒
 自殺した事件。

日本各地、様々な事件があった事は間違いありません。
「夏の季節ばかりに・・・」と思わぬ事は無いですが、やはり
知るきっかけは大事ですね。

ヨネクラジム最終興行へ(4)

2017年08月22日 | ボクシング
10カウントゴングが鳴り終わり、場内から大きな拍手と
声援が起きた。

余韻が残る中、リング上のメンバーのフォトセッション。



しかし皆さんジャージ、Tシャツで・・・。
スーツ姿とか誰も居ないのな。

※蒸し暑いから仕方ないけど。

どこかのホテルで解散式+ヨネクラ・ファミリー結成式の
ような催しがあるかも知れないが。

そちらでは正装をお願いものです。



さて、興行はまだ終わっていません。
メインエベント8回戦
日本ユース初代王座決定トーナメント決勝Sフライ級が
行なわれるのです。

日本フライ級9位 山下賢哉(白井・具志堅S)と、日本S
フライ級3位の田之岡条(小熊)の対戦。

両者とも、1歩踏み込めば強打出来る距離で好機を狙う
展開、初回からピリッとした雰囲気。

勝負は一瞬で決まった。

開始40秒すぎ、間をおいての右フックで田之岡が痛烈な
ダウン!
背中からリングに横たわり、動けない姿を見てレフェリー
ストップ。カウント途中でのTKO宣告だった。

比嘉大吾が世界を獲ったりして、ジムの勢いというものを
感じた試合。

一度田之岡に敗れている山下は強烈にリベンジ成功。
戦績を11勝8KO3敗とした。



最後、目の覚めるような初回KOで締め括られたDANGAN。

メインイベント前にヨネクラジムのセレモニーを挟むのは
イレギュラーともいえる構成だったが、ファンとして納得
いく、有難いものだった。

興行主さんに感謝したい。

もはやボクシングファンとも言えない私だが
テンカウントが鳴らされる間は、ヨネクラジムの選手達の
戦いと、それを鼓舞する米倉健司会長の姿が思い出されて、
感慨深い思いになった。

ヨネクラジムよ、永遠に。

・・・というのは、まだ早いか。
8月いっぱいでの閉鎖だ。



その前に建物を覗きに行こうかな・・・。

ヨネクラジム最終興行へ(3)

2017年08月22日 | ボクシング
興行は進む。
気が付けば西のバルコニーに溜田剛士(ヨネクラジム)の横断幕が
掲げられている。



ライト級決勝8回戦は、富岡樹(REBOOT)vs粕谷雄一郎(石川ジム立川)
これまた派手目のアウトボクサーとコツコツ型選手のペース争い。

富岡はフットワークを使ってペースを掴もうとするが、圧力を掛けられると
バタついて見栄えが悪くなる。
日本7位の粕谷もクリンチで攻撃が続かない。粕谷はロープに詰めてボディ
顔面と攻め込む。

最終回も粕谷が優勢に見えたが最後に左フックを派手に貰って苦境に。
その効果もあってか、判定は2-1で富岡へ。

コツコツ攻めるのは長所ではある。変に強いパンチを振ろうとしても長所が
消える場合もある。
そこは連打の回転を上げるとか、色々と工夫の余地はありそうだ。



フェザー級決勝8回戦、
いよいよ溜田剛士(ヨネクラ)が登場!

いうまでもなく、8月いっぱいで54年の歴史に幕を閉じるヨネクラジム
最後の試合だ。
※もちろん自主興行では無い・・・

目を凝らして陣営を探したが、米倉健司会長の姿は無かった。
入院なさってるとの事で、さすがに駆け付ける訳にはいかなかったん
ですね・・・。

対戦相手は小坂烈(真正)。溜田より一回り大きく見える。

リングアナの紹介が始まる。
特に溜田のコールに耳を傾ける観客・・・。
ヨネクラジムの選手がリング上でコールされる、これが最後なのだ。



「まずは、我が国のボクシングの歴史を 長きに渡り築いてきた、
 名門ジム最後の出場となるボクサーが、赤コーナー

 プロ戦績が18戦13勝3敗2引き分け、13勝のうち11勝がノックアウト、
 公式計量が125パウンド2分の1 
 
 ヨネクラジム~所属ゥ~ 溜田ァァァ~剛ィ~!!!」

ファンから万感のこもった拍手と歓声が上がる。
相手の小坂には悪いが、もう溜田を応援するしかありません。
もとより、その気です。

試合開始のゴングが鳴る。

上背に優る小坂が長い距離からワンツーを狙い、やや低く構える溜田は、
ボディから上に繋ぐ展開。

溜田の右フックで一瞬効いた小坂はストレートで立て直しに掛かるが、
気迫で溜田が押している。一発一発も強い。

第一ラウンドは溜田が優勢。



溜田コーナーには大橋秀行氏がセコンドに付いている。
ヨネクラジムOBの元世界王者。

溜田の移籍先に決まっているジムの会長である大橋氏。
興行ゲストではなく、赤いジャージを着て本格参加の体だ。



第2ラウンド。
やはり溜田がじっくり圧力を掛ける展開。
小坂も右ストレート、左ボディで反撃するが、決め打ちする溜田の
パンチが強い。



ここまで優位の赤コーナー。陣営も落ち着いた様子。

第3ラウンド。
溜田が低い位置から煽るようにパンチを振るう。
圧力に押される形の小坂、打ち返すもパンチは相手の頭上を掠める
シーン多し。

ラウンド終盤、溜田が前進しながら連打すると、小坂は腰からうずく
まるようにダウン。

立ち上がってラウンド終了まで持ち込んだが、第4ラウンド開始前に
棄権を申し出た。



やや呆気ない気もしたが、試合の流れは完全に溜田に傾いていた。
会場の雰囲気も小坂選手を擦り減らせたのかも知れない。

歓喜の赤コーナー。そして溜田応援団。



3R終了TKO。
ヨネクラジム最後の公式試合を、白星で飾ったのだ。

歓喜と安堵の涙を流す勝者。
おめでとう、溜田!



リングアナが勝者を告げ、アウトロとも云える説明を始めた。

「先ほどもリングアナウンスで紹介させていただきましたが、
 これが名門ヨネクラジムの最後の出場選手で御座いました」



「溜田剛士選手、みごと白星で最後を飾りました・・・」
(歓声と拍手、口笛でアナウンスが掻き消される)



続いて、
ファンとしても印象深いセレモニーが始まった。

「ヨネクラジムの関係者の皆さんは、リングにお上がりください」



勝者の溜田選手を中心に歴代のOBが並んでいく。
大橋秀行氏が横に付いている。

ガッツ石松、柴田国明、中島成雄、川島郭志といった元世界王者は
不在だったが、遠目に見ても松本好司、クレイジーキムらOBの姿は
確認できた。

・・・リングアナが口火を切る。

「長きに渡って日本ボクシング界を牽引してきたヨネクラジム、
 最後の出場選手、見事ノックアウトで第2回DANGAN日本ユース
 タイトル・フェザー級 優勝となりました」

「これでヨネクラジム、本当に有終の美を飾る事が出来ました」

(会場から拍手と歓声)



「ヨネクラジムは過去、5人の世界王者を輩出しております。
 その名門ジムも 残念ながら今月いっぱいで 閉鎖という事に
 なってしまいました」

「そのジムを代表いたしまして、元WBA世界ミニマム級 そして
 元WBC世界ストロー級チャンピオンの大橋秀行 現大橋ジム
 会長より ひとこと代表していただきます」

(マイクを手にリング中央に歩み出る大橋会長)



「え~、ただいま御紹介にあずかりました、大橋秀行です。
 本日は お忙しい中、ご来場いただきまして 有り難う
 ございます」

「そして、55年を持って 本日ヨネクラジムの最終戦、8月
 いっぱいで ヨネクラジム 閉鎖となります」

「米倉会長に代わりまして、御礼申し上げます。本当に有難う
 ございました」

(客席から拍手と歓声)



「ヨネクラジムからは 柴田国明さん、ガッツ石松さん、中島
 成雄さん、私、川島郭志、世界王者5人が出ました」

「そして、東洋チャンピオン、日本チャンピオン、新人王と
 数知れず輩出しています」

「4回戦も6回戦も練習生も、みんなヨネクラの、ヨネクラジムの
 ファミリーです」

「これからはヨネクラジムのファミリーで、ヨネクラ魂を引き
 継いで頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。
 本日は有り難うございました」

(客席から大きな拍手と歓声)

リングアナが続ける。

「それではここで、大変 異例な事ではございますが、名門ヨネクラ
 ジムの栄誉と功績を称えるために、テンカウントゴングを贈りたい
 と思います」

(客席から大きな拍手と歓声)

「まずは関係者の方、ご起立ください」
「そして、ヨネクラジムの栄誉と功績を称えると同時に、皆さまにも、
 このヨネクラジムの記憶を 永遠のものとしていただきます。
 どうぞ、皆さまも 御起立の御協力をお願いいたします」

(関係者と観客が皆立ち上がる)



(クレイジーキムが「立って立って」と客席を促す)

「それでは、名門ヨネクラジムの栄誉と功績を称え、テンカウント
 ゴングを贈ります」

・・・ゴングが10度、打ち鳴らされた。

ヨネクラジム最終興行へ(2)

2017年08月22日 | ボクシング
久々の後楽園ホール。
もう「懐かしい」なんて感じちゃうんだなぁ。



懐かしい筈だよな。
一番熱心に来てたのは、レパード玉熊や大橋秀行、杉谷満、
高橋直人、葛西裕一、佐藤仁徳、横田広明らが戦ってた頃
だもんなぁ・・・。
※その後もチョコチョコ来てるけど・・・



そういえば、
札幌駅には「頑張れ、北海道日本ハムファイターズ!」なんて
垂れ幕があったな。



ファイターズに所属する杉谷拳士の父が杉谷満なんだよな。
フェザー級の強打者で良く後楽園ホールで試合を見た。

拳士は東京都練馬区出身だが、父は北海道出身。
息子はルーツの地で頑張っているワケだ。

可愛がって貰えよ。シャイな父と違って、社交性(?)が
有り余ってるから大丈夫と思うけど。



さて、そんな事を考えてたらリング上で何やら新しい説明が
始まった。

日本ボクシング協会公認「準公式試合」=1stボックス?
安心・安全を掲げ、皆が楽しく健康的にボクシングが出来る
大会?



「見るボクシングから、参加するボクシングを広めたいと
考えての企画。プロのジムに入会し、年齢制限さえクリア
すれば誰でも参加可能」との事。

スパー大会や親父ファイトの発展形か?



色々と新たな趣向を考案されてるようだ。
そもそも「日本ユース初代王者決定トーナメント」というのも
初めて聞く。

日本プロボクシング協会によると、フライからスーパーライト
までのA級ボクサーで24歳未満の選手が、予選を経て8/22、
23日に決勝戦を行うというもの。

日本タイトル挑戦へのステップとして位置づけられていると
いうが、一時期のA級賞金トーナメント(B級もあった)の様な
ものか。

~とはいえ、
パンフを見る限りプロ無敗10連勝とかのホープなどは見受け
られず、そのまま「日本王座へのステップ」と言われても首を
傾げたくもなったりする。



さてさて第3試合は、その決勝。
S・フェザー級8回戦だ。

元全日本新人王の三瓶数馬(協栄)と伴流ジムの石井龍誠。
両者サウスポー、根気の要る打ち合いが続く。

三瓶はジワジワ攻めて手数を出し、長身の石井は時おり派手な
パンチを繰り出すが長続きしない。

細かく回って手を出すなど、うま味を見せた三瓶。
リードしたかと思いきや石井のパンチを浴びて後退。

シーソーゲームの様相もあったが、地味ながら踏ん張った三瓶が
終盤を押さえ、2-0の判定で接戦を制した。
勝って涙の三瓶は応援に応えられた事に感激した様子。

勝った瞬間の陣営と応援団が上げる歓喜の声。
やっぱりイイねぇ。
(続く)

ヨネクラジム最終興行へ(1)

2017年08月22日 | ボクシング
22日の午後に新千歳空港を出発。
夕方に羽田に着いて、モノレールに乗り…



浜松町に向かう。
間に合うか、後楽園ホールのボクシング興行。

「DANGAN」日本ユースタイトル決定戦。
ヨネクラジムの所属選手が登場するのだ。

今年8月一杯で閉鎖になる、名門ヨネクラジムの
選手が出場する最後の興行なのだ。



連れ合いに呆れられながらも、別行動。
土産の袋は持って行ってくれた。
※駅のコインロッカーに預けると言ったのだが、
 「空いてるとは限らないでしょ!」と叱られて
 しまったよ。



とりあえず山手線、中央線、総武線と乗り継ぐ。

ホームで電車を待ってると、ムシムシした湿気が・・・。
暑いっ!!暑いよ、やっぱり東京は!!



そんなこんなで水道橋に到着。

後楽園ホールに着いた時には18時を過ぎていた。
当日券を購入しエレベーターに乗る。



久々の生観戦、当日券売り場が表沿いに移っているのを
知らずにウロウロしてしまった。

会場入りした時には第一試合は終わっていた。



第二試合はSバンタム級8回戦。
上岡泰(元気)vs ソンセーンレック・ポスワンジム(タイ)

サウスポーの上岡が小柄な相手に右フックを狙う展開。



第2ラウンド、左ボディから右フックでダウンを奪い、
立ち上がったタイ人に再び右フックを浴びせてTKO勝ち。

なんか、懐かしいねぇ…。
(続く)