洋楽サイトに
上記のような記事が あがっていたのだが
以前のように素直に喜べないというか、
「すわっ!元メンバーに何かあったのか!!」
・・・と心配が先に立ってしまいました。
※だってM・ホワイトやG・フライ逝去の直後には
ファンが選ぶ「彼らのベスト10ソング」とか、
必ずそんな特集があるんですもの・・・
忘れじのブリティッシュ・ブルースロック・バンド
FREEは、すでに4人中2名はこの世の人じゃ
ないのですから。
ロジャースさんとカークさんに何かあったら私ゃ
神経病んでしまいますよ・・・。
幸いというか、記事は単純にHRバンド・サンダーの
ギタリスト/ソングライターのルーク・モーリー(55才)が
「我がフェイバリッツ」としてフリー・ソングを11曲あげ、
思い出まじりに解説して行くと云うものでした。
曲によっては「自分がサンダーのメンバーと初めて
音出しやった時にカバーした曲」などと、思い入れ
タップリに語ってくれてるのがFREEファンとしては
嬉しい限りだ。
http://amass.jp/68653/
記事の元は英国の音楽サイトTeam Rockの企画だが、
貼ってあるyoutubeアドレスにはヴァージョン違いも
含まれており、
※個人的に「もっと他に曲あるんじゃないの?」という
違和感もあるが・・・
なかなか興味深いラインナップとなっている。
以下、順不動
なお※印は私の感想
◆ALL NIGHT NOW (Fire and Water, 1970)
※ルーク・モーリーが初めて聴いたFREEの曲で
ラジオで流れた瞬間に衝撃を受けたとの事。
「すべてのパートがパーフェクト」。
ルーク・・・、あんた最高だよ。
◆I’M A MOVER (Tons of Sobs, 1969)
※フリーの1stより。
サンダーのヴォーカリストと学生時代に演ったという曲。
「手を付けるには易く、上手く演るには難しい」と、
ルークは同曲の深さを語っている。
◆COME TOGETHER IN THE MORNING (Heartbreaker, 1973)
※コゾフの呻くようなギターソロが圧巻の曲。その際の
アタッチメントに触れたような高域音を「ノイズ」として
消すかどうか議論されたが、結局は残したという逸話あり。
それは言うまでもなく英断だ!!
◆MY BROTHER JAKE (Highway, 1970)
※Youtube版はTV用のスタジオ(半ナマ)ライヴ。
ただし、言うまでも無くロジャースの歌唱は素晴らしい。
◆SOON I WILL BE GONE (Highway, 1970)
※ハイウェイ収録の同曲はアコギやメロトロンが使われた、
ややミディアム・チューン。ルーク・モーリーさんの
好みはFREEのこういう部分なのかな?
◆THE HUNTER (Free Live!, 1971)
※Youtube版はライヴアルバム「Free Live!」収録の同曲とは
別ヴァージョン。ドラムの音が生々しい。
◆GET WHERE I BELONG (Free Live!, 1971)
※これもYoutube版はヴァージョン違い。
アコースティックな同曲、ここでのロジャースは
ボブ・ディランの影響を受けているかのようだ!
◆OH I WEPT (Fire and Water, 1970)
◆FIRE AND WATER (Fire and Water, 1970)
◆MR BIG (Free Live!, 1971)
※動画はTVのスタジオLIVE。素晴らしい歌唱!演奏!
時代掛かったアクション!
しかしベースソロでA・フレイザーの手元が殆ど
映ってない!
71年のTVスタッフには「アンサンブルの中で弾かれる
ベースソロ」が理解されなかったのか!?
◆THE STEALER (Highway, 1970)
※動画はプロモ・ビデオ版
~以上、11曲。
後のHRバンドが良くカバーした「ウィッシング・ウェル」、
オリジナル・フリーのスマッシュヒット「リトル・ビット・オブ・ラヴ」
など、他にもチョイスしても良さそうな曲があると思うが、それでも
2016年の現代にFREEの曲をこれだけプッシュしてくれたのは
嬉しい限りだ。
日本においても根強い人気があるはずだが、伝記の翻訳版も
大手出版社は腰を上げず、BOXセットも国内盤は発売され
ない有様・・・。
なんとか再評価の機運を盛り上げて欲しい。
※なんだかんだ言って紹介してくれた「amass」さんには
感謝しております・・・。