昨日28日に行われたWBCスーパーフライ級タイトルマッチだが。
これまで同王座を4年近く守ってきた徳山昌守が、1RTKO負けする波乱に、なんかボ~っとしているワタクシなのですが。
たびたびカメラの前に引っ張り出されてた、新王者・川嶋選手の奥さんも、早い決着もあってか呆然とされてて。なんか、お気の毒な感じもあったなぁ(それともインタビューで自分との結婚を明言しようとしなかった旦那に「ムッ」とされたのか?)。
前王者となった徳山昌守選手だが。一夜明けた本日、会見に臨み。
「正直、肉体的・精神的に限界。今の段階では続けるのは困難だが、しばらく休んだら気持ちが変わるかもしれない」と進退の明言は避けた格好だった・・・と。
昨日の会見では、階級を上げての再起も示唆していた前王者だが。KO負けから一夜明けた だけの会見、まだまだ考えは まとまるまい。
4年に渡る王座在位、精神的にも肉体的にも消耗が大きかっただろう。
身長が170cmを超える徳山、減量も限界に来ていたと見る向きも多い(Sフライ級の上限は、約52kg)。
そして、打ち合いを好まないアウトボクシングに、人気も実力程には集まらず。
北朝鮮籍の在日王者である事も、興行的にマイナスと言われた。
東洋王者時代から「在日」である事を明言、「ワンコリア」をスローガンとして出自を明確とした王者でもあった。
それでいながら屈託が無く、明るいキャラクターには好感を憶えたモノです。
ただし、挑戦者選びには疑問が多く。これは本人より所属ジムを叩くべきだが、「北朝鮮籍ゆえ興行が難しい」と、相手陣営がキップを売ってくれる「日本人挑戦者」と度々対戦。
日本人世界ランカー自体が、実際の海外世界ランカーと対戦せず「白星を重ねている」というだけで統括団体に優遇されている存在で。
軽量級の本場・米大陸のトップ選手と防衛戦を行わない徳山サイドに、度々批判的な言葉を投げ掛けていたのは、なにを隠そう当サイトです(苦笑)。
そう言った事も徳山選手の精神を疲弊させたのかも知れないが。・・・納得いかないモノは仕方ないじゃないか!!!!
――と「生涯一心ないファン」を貫く覚悟のワタクシでした(笑)。
だからといって、偽王者扱いした積もりは無く。指名挑戦(統括団体が指名する「最強挑戦者」との防衛戦)をクリアした立派な王者として認めては居たのです。
直前のキリロフ(ロシア)戦など、アマチュア経験の豊富な世界1位を大差で降し「徳山強し!」の印象を深めていたワケで。
まぁ、結局は防衛回数が水増しかな・・・と。渡辺二郎(実質2桁)や小林弘・輪島功一(6度)を超えたとは、とても思えず。
それでも、長いリーチと長身を利した独特の間合いから多彩なフェイントに続いて放たれるストレートは絶品で。
私は、同級王者として川島郭志と同格かそれ以上のテクニシャンだったと思っています。
そして、今でもバンタム級に上げれば、あのウィラポン選手に勝てる唯一の日本ボクサーだと思っています。
「興行が難しい」かも知れませんが、ぜひ名誉挽回の為にも実現してほしいと希望します。
◆6/28(横浜アリーナ)の試合結果
○4R
岩崎正人 KO2R 西垣 恵
○6R
清田広大 KO2R 三垣龍次
○8R
三浦誉士 TKO7R 平原直弥
塩谷 悠 TKO4R 鈴木教芳
新保 力 判定 三谷将之
近藤康弘 負傷判定8R 上杉慶太
○日本Sフライ級タイトルマッチ10R
有永政幸 判定 川端賢樹
○WBCミニマム級タイトルマッチ12R
イーグル京和 負傷判定8R 小熊坂 諭
○WBCスーパーフライ級タイトルマッチ12R
川嶋勝重 TKO1R 徳山昌守
これまで同王座を4年近く守ってきた徳山昌守が、1RTKO負けする波乱に、なんかボ~っとしているワタクシなのですが。
たびたびカメラの前に引っ張り出されてた、新王者・川嶋選手の奥さんも、早い決着もあってか呆然とされてて。なんか、お気の毒な感じもあったなぁ(それともインタビューで自分との結婚を明言しようとしなかった旦那に「ムッ」とされたのか?)。
前王者となった徳山昌守選手だが。一夜明けた本日、会見に臨み。
「正直、肉体的・精神的に限界。今の段階では続けるのは困難だが、しばらく休んだら気持ちが変わるかもしれない」と進退の明言は避けた格好だった・・・と。
昨日の会見では、階級を上げての再起も示唆していた前王者だが。KO負けから一夜明けた だけの会見、まだまだ考えは まとまるまい。
4年に渡る王座在位、精神的にも肉体的にも消耗が大きかっただろう。
身長が170cmを超える徳山、減量も限界に来ていたと見る向きも多い(Sフライ級の上限は、約52kg)。
そして、打ち合いを好まないアウトボクシングに、人気も実力程には集まらず。
北朝鮮籍の在日王者である事も、興行的にマイナスと言われた。
東洋王者時代から「在日」である事を明言、「ワンコリア」をスローガンとして出自を明確とした王者でもあった。
それでいながら屈託が無く、明るいキャラクターには好感を憶えたモノです。
ただし、挑戦者選びには疑問が多く。これは本人より所属ジムを叩くべきだが、「北朝鮮籍ゆえ興行が難しい」と、相手陣営がキップを売ってくれる「日本人挑戦者」と度々対戦。
日本人世界ランカー自体が、実際の海外世界ランカーと対戦せず「白星を重ねている」というだけで統括団体に優遇されている存在で。
軽量級の本場・米大陸のトップ選手と防衛戦を行わない徳山サイドに、度々批判的な言葉を投げ掛けていたのは、なにを隠そう当サイトです(苦笑)。
そう言った事も徳山選手の精神を疲弊させたのかも知れないが。・・・納得いかないモノは仕方ないじゃないか!!!!
――と「生涯一心ないファン」を貫く覚悟のワタクシでした(笑)。
だからといって、偽王者扱いした積もりは無く。指名挑戦(統括団体が指名する「最強挑戦者」との防衛戦)をクリアした立派な王者として認めては居たのです。
直前のキリロフ(ロシア)戦など、アマチュア経験の豊富な世界1位を大差で降し「徳山強し!」の印象を深めていたワケで。
まぁ、結局は防衛回数が水増しかな・・・と。渡辺二郎(実質2桁)や小林弘・輪島功一(6度)を超えたとは、とても思えず。
それでも、長いリーチと長身を利した独特の間合いから多彩なフェイントに続いて放たれるストレートは絶品で。
私は、同級王者として川島郭志と同格かそれ以上のテクニシャンだったと思っています。
そして、今でもバンタム級に上げれば、あのウィラポン選手に勝てる唯一の日本ボクサーだと思っています。
「興行が難しい」かも知れませんが、ぜひ名誉挽回の為にも実現してほしいと希望します。
◆6/28(横浜アリーナ)の試合結果
○4R
岩崎正人 KO2R 西垣 恵
○6R
清田広大 KO2R 三垣龍次
○8R
三浦誉士 TKO7R 平原直弥
塩谷 悠 TKO4R 鈴木教芳
新保 力 判定 三谷将之
近藤康弘 負傷判定8R 上杉慶太
○日本Sフライ級タイトルマッチ10R
有永政幸 判定 川端賢樹
○WBCミニマム級タイトルマッチ12R
イーグル京和 負傷判定8R 小熊坂 諭
○WBCスーパーフライ級タイトルマッチ12R
川嶋勝重 TKO1R 徳山昌守