――で。
バドカン消滅の後、すぐに発表されたロジャース先生のソロが「カット・ルース」。
全ての楽器を自分一人でコナし、録音してしまったトコロに「バンドとの決別」を感じるが。
出来たアルバムは「バンド・サウンド」だったりするもんだから、こっちの心中は複雑・・・。
6曲目の「ブギー・ママ」なんて、ドラムのリズムがアッチャコッチャしてて、少し耳に痛いし・・・。
ただ、厄介なバンドの人間関係から開放されたせいか、曲調は原点に返り、音も明るい。
曲も悪くは無いし。バドカンの「ラフ・ダイアモンド」より全然イイ(笑)。
個人的には結構スキなアルバム。
ジャケットのロジャース先生は、憂いを帯びた表情してるが。
デニムシャツを着たロジャース先生、ファッションのダサさは有名だが、このシンプルな格好は良かったですな。
バドカン後期は、太ったタヌキ体型になった上、むっちりタイツ系や胸毛披露の胸開きシャツ着たりして、かなりキツイものがあったのだが。
もう、シェイプされた印象ですよ、色々と(笑)。
感激するP・ロジャースのファンをよそに、このアルバムは大して売れなかった。
同時期にケニー・ロギンスの「フット・ルース」が売れまくったからだ。・・・私はそう睨んでいる。
【Paul Rodgers/Cut Loose】1983発表
1:Fragile
2:Cut loose
3:Live in peace
4:Sweet sensation
5:Rising sun
6:Boogie mama
7:Morning after the night before
8:Northwinds9:Superstar
10:Talking guitar blues
――1曲目の「フラジャイル」。
ギターサウンドに乗って「You Better Love Me♪」の連呼。
「オレを愛したがイイぜ」と何度も歌い、「だってオレは君を愛しているから」と来る、これまたシンプルな歌詞。
シャッフル・ナンバーの「カットルース」。
後にJ・ペイジと組んだ「ザ・ファーム」で再録、90年代の来日ソロ公演でも演奏されて観衆を感動させた「リヴ・イン・ピース」。
じっくり聴かせるミディアム・ナンバーの「モーニング・アフター・・・」など。
やっぱロジャース節は健在で。フリー時代を思い出させる若々しい歌声は、やはり原点回帰を感じさせてくれます。
このアルバムはアトランティック・レコードから発売され、多分その縁で「レーベルの記念コンサート」にも登場したのだが。
YES(ロンリーハート時代)やELP(レイク抜き)が登場し、短い持ち時間に不遇さを感じさせられたが、それでも地力のあるトコロを見せ。
ツェッペリンの再編と騒がれた「プラント、ペイジ、ジョーンズ&ボーナム息子」で、やっぱり高音の出ないプラントと指が動かないペイジを見て寂しいモノを感じさせられたりしたのだが。
アトランティックと言えば・・・の「オーティス・レディング」故人となったオーティスの曲を誰が歌うのか・・・と思った時、私の頭に浮かんだのはロジャース先生。
「でも、ありえないよなぁ・・・」と自分の考えを否定してた矢先に、ひょっこり現れた黒髪の小柄な男。
「ポ、ポール・ロジャースだ!!」と驚く私を尻目に、これまた御大オーティスの曲を歌い上げるロジャース先生。
「♪Looks Like、Nothin’Gonna Change♪」と盛り上がる一節を、見事なロジャース節で歌い上げ。
御大オーティスの「ドッグ・オブ・ベイ」さえ、咀嚼して自己流で歌い上げるロジャース先生に感動し・・・
「こんな凄いヴォーカリストが埋もれたままでイイ訳ないじゃないか!!!」
――と
TVの前で叫んだ事も懐かしい。
しかし、その後のロジャース先生といえば。
ジミー・ペイジとの「出がらしコンビ・グループ=ザ・ファーム結成」だの、元フェイゼズのケニー・ジョーンズ(dr)と組んだ出来損ないのAOR(?)バンド「ザ・ロウ」・・・などなど、
迷走は続いていたのでした。
バドカン消滅の後、すぐに発表されたロジャース先生のソロが「カット・ルース」。
全ての楽器を自分一人でコナし、録音してしまったトコロに「バンドとの決別」を感じるが。
出来たアルバムは「バンド・サウンド」だったりするもんだから、こっちの心中は複雑・・・。
6曲目の「ブギー・ママ」なんて、ドラムのリズムがアッチャコッチャしてて、少し耳に痛いし・・・。
ただ、厄介なバンドの人間関係から開放されたせいか、曲調は原点に返り、音も明るい。
曲も悪くは無いし。バドカンの「ラフ・ダイアモンド」より全然イイ(笑)。
個人的には結構スキなアルバム。
ジャケットのロジャース先生は、憂いを帯びた表情してるが。
デニムシャツを着たロジャース先生、ファッションのダサさは有名だが、このシンプルな格好は良かったですな。
バドカン後期は、太ったタヌキ体型になった上、むっちりタイツ系や胸毛披露の胸開きシャツ着たりして、かなりキツイものがあったのだが。
もう、シェイプされた印象ですよ、色々と(笑)。
感激するP・ロジャースのファンをよそに、このアルバムは大して売れなかった。
同時期にケニー・ロギンスの「フット・ルース」が売れまくったからだ。・・・私はそう睨んでいる。
【Paul Rodgers/Cut Loose】1983発表
1:Fragile
2:Cut loose
3:Live in peace
4:Sweet sensation
5:Rising sun
6:Boogie mama
7:Morning after the night before
8:Northwinds9:Superstar
10:Talking guitar blues
――1曲目の「フラジャイル」。
ギターサウンドに乗って「You Better Love Me♪」の連呼。
「オレを愛したがイイぜ」と何度も歌い、「だってオレは君を愛しているから」と来る、これまたシンプルな歌詞。
シャッフル・ナンバーの「カットルース」。
後にJ・ペイジと組んだ「ザ・ファーム」で再録、90年代の来日ソロ公演でも演奏されて観衆を感動させた「リヴ・イン・ピース」。
じっくり聴かせるミディアム・ナンバーの「モーニング・アフター・・・」など。
やっぱロジャース節は健在で。フリー時代を思い出させる若々しい歌声は、やはり原点回帰を感じさせてくれます。
このアルバムはアトランティック・レコードから発売され、多分その縁で「レーベルの記念コンサート」にも登場したのだが。
YES(ロンリーハート時代)やELP(レイク抜き)が登場し、短い持ち時間に不遇さを感じさせられたが、それでも地力のあるトコロを見せ。
ツェッペリンの再編と騒がれた「プラント、ペイジ、ジョーンズ&ボーナム息子」で、やっぱり高音の出ないプラントと指が動かないペイジを見て寂しいモノを感じさせられたりしたのだが。
アトランティックと言えば・・・の「オーティス・レディング」故人となったオーティスの曲を誰が歌うのか・・・と思った時、私の頭に浮かんだのはロジャース先生。
「でも、ありえないよなぁ・・・」と自分の考えを否定してた矢先に、ひょっこり現れた黒髪の小柄な男。
「ポ、ポール・ロジャースだ!!」と驚く私を尻目に、これまた御大オーティスの曲を歌い上げるロジャース先生。
「♪Looks Like、Nothin’Gonna Change♪」と盛り上がる一節を、見事なロジャース節で歌い上げ。
御大オーティスの「ドッグ・オブ・ベイ」さえ、咀嚼して自己流で歌い上げるロジャース先生に感動し・・・
「こんな凄いヴォーカリストが埋もれたままでイイ訳ないじゃないか!!!」
――と
TVの前で叫んだ事も懐かしい。
しかし、その後のロジャース先生といえば。
ジミー・ペイジとの「出がらしコンビ・グループ=ザ・ファーム結成」だの、元フェイゼズのケニー・ジョーンズ(dr)と組んだ出来損ないのAOR(?)バンド「ザ・ロウ」・・・などなど、
迷走は続いていたのでした。