アートの周辺 around the art

美術館、展覧会、作品、アーティスト… 私のアンテナに
引っかかるアートにまつわるもろもろを記してまいります。

白洲正子「神と仏、自然への祈り」 準備中

2010-10-16 | 展覧会
わがミュージアム、滋賀県立近代美術館にて、秋の目玉展覧会がただ今準備中、10月19日(火)よりいよいよスタートです!

きょうは久しぶりに解説ボランティアに訪れたのですが、企画展の狭間でもあり、お客様は極少でございました…。かわりにこんな日の特典といっちゃあ何ですが、19日より開催の展覧会の準備の様子を覗かせてもらいました。

この展覧会は、白洲正子の生誕100年で13回忌にあたるこの年を記念し、彼女が執筆した随筆の中で触れている、神・仏像や絵画の名作を中心に展示し、季節感あふれる映像を交えて、美意識あふれる彼女の世界を紹介するもので、滋賀県の寺社から数多く出品されております。米原市の太平寺観音堂からは、円空さんの十一面観音立像も出品されます。この頃興味を持っている円空仏に初めて対面できるので、すごく楽しみです。

展示会場には、まだお立ちになっていない仏像が台車に寝ておられたり、いかにも古そうな木造作品を、作業員の方々が大事そうに設置したりなさったりしておられました。作品たちもケースに納まってしまうと、なんだか手の届かない遠い存在になってしまうのですが、きょうのような場面を見ると、とても近しく生き生きしている印象を受けました。非常に興味深かったです。

どんな展覧会になるのかな~。とても楽しみです。お客様も団体鑑賞の予約がどんどん入っているようで、うれしい限り。皆様もどうぞご期待ください。
コメント (2)
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