荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

閉まったままの赤門

2021年03月13日 | 散文

合格発表も出た東京大学ですが、この景色が暫く続いています。赤門が閉ざされたままです。

 

東京大学は、国立大学だという自身の出自をわきまえていて(?)、開放度の高い大学です。東京で一番一般人の入構に寛大です。東京でそうなので、国内で一番寛大だと思っています(そうそう、北海道大学も寛大ですね)。そんなお陰で、三四郎池の季節の移ろいや、正門から安田講堂に至る銀杏並木の黄葉を楽しんできました。それが、人を拒否したこの初めて見る景色なのでとても違和感があります。

 

上野公園では寒桜が満開です。もうすぐソメイヨシノが咲きます。全山満開がもうすぐです。

春なのにねえ・・・。

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寿湯が在る背景

2021年03月13日 | 散文

再びの寿湯です。昼前のこの時間にもう開店を待っています。夜働く人たちだと思います。

 

堂々たる風格の銭湯です。歴史を感じます。前回、こんな上野の繁華住宅街にどうして銭湯が残っているのだろう、と思っていました。

 

見上げます。背後は大きなマンションです。・・・・あっ!? もしかして、、、

 

寿湯の裏側、マンションの表に移動しました。

 

ここには思い入れがあります。ここは元同潤会アパートでした。

同潤会アパートは敷地内に共同風呂が有りましたが、時の東京都はこの界隈に同潤会アパートを含めて、震災後の都民の住居地として沢山の賃貸住宅を造ったのではないでしょうか?その為には銭湯が必要でした。そして今でも内風呂を持たない人が多く暮らしているのではないでしょうか?

 

そんな気がして古い記事を引っ張りだしました。

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