荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

国技館に向かう相撲取り

2018年05月22日 | 散文
私の前を相撲取りが走っています。
午前10時過ぎの両国です。
荷台に自分の荷物を積んで取り組みに向かうのでしょう。
相撲界では珍しい原色鮮やかな浴衣には、平仮名で「あみにしき」と書かれています。

先日国技館で「入り待ち」をした時に、この浴衣を着た若者が、安美錦がタクシーでやって来るのを待機していました。
珍しい色の浴衣だったので記憶に残っています。
ひょっとしたら彼かも知れません。
自分の取り組みを終えた後、ずっと関取を待っていたのかも知れません。

案美錦は負け越しましたね。
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虫干しされる栃皇山

2018年05月22日 | 散文
今場所の主役、栃ノ心の春日野部屋です。
彼は今場所後間違いなく大関になります。
とにかく相撲が力強い!
優勝も狙えます。


相撲部屋ではお馴染みの、自転車の列です。
初夏の陽射しにキラキラと光っています。


その列の端っこに、夏日の太陽の下で、「栃皇山」名の浴衣が干されていました。
いや、干すなら、他の洗濯物と一緒に物干台でしょう。
これでは「虫干し」です。


この浴衣は栃皇山本人の物では無いと思います。
関取の所持品はもっと大切に扱います。
関取は自分の名前の浴衣を作って、後援者や付き人など無給の力士にプレゼントします。
おそらく、春日野部屋の下位力士の物でしょう。


梅雨の合間に虫干しをしていたそんな田舎の風景を思い出しました。
三社祭りが終わった東京に、蒸し暑い梅雨が近づきます。

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