荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

上野桜木の「水組」って?

2018年05月20日 | 散文
上野桜木の路地でこんな石柱に出逢いました。
朱い字で「水組」と読めます。


ちょっと離れて再度見てみます。




家の隣にはシートを被った車らしい物が置いています。
長い間使っていない感じです。
奥には石灯篭があります。
おそらく庭でしょう。


玄関口には透かし彫りの家紋のような物があります。




ガラス戸には屋号でしょうか、商標でしょうか、由緒ありそうです。


新緑が映えます。


さて、これは何でしょうか?
「水」に見えます。
水道とホースが傍に有るのも因縁めいています。
江戸時代の「火消し」のような組織のトップの家の印でしょうか?
ひょっとして、「れ組」?


そして、この四角い穴は何でしょうか?

謎が深まるばかりです。
どなたかご存知ありませんか?

コメント (4)
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道端の果実

2018年05月20日 | 散文
新宿7丁目の路地でさくらんぼを見つけました。
新緑に熟しかけた実が映えます。


この種のさくらんぼは、黒くなったら食べられますが、美味しくありません。
佐藤錦とは全く違って、エグ味があります。
美味しく無いけど、貧乏農家の子供は食べて、舌が紫に染まったものです。
大人になったので、もう食べません。


あっ!
その隣です。


これは桑の実です。
たわわに実っています。


黒く熟した実が美味しくて、やっぱり舌を紫に染めて沢山食べました。
立派な実を取って、ワクワクしながら食べました。

!!、不味い・・・。
ペッペッペ!
吐き出すほど不味いです。
??、あの懐かしい甘さではありませんでした。

気分を入れ替えて、外堀公園を下ります。


緑に癒されてます。




長い編成の中央線の電車を見ながら走ります。


合羽坂に枇杷がなっていました。
神楽坂の入り口前です。


私は知っています。
こういった路地の枇杷はちょっと甘いけど、種ばっかりで実がありません。
まだ熟していないけど、熟しても、私はもう食べません。


その隣に、桑の実がありました。


先ほどの桑の実と、ちょっと違う様に思います。
先ほどの実は、立派過ぎる様に思います。


取った指先の感覚が、子供の頃の記憶と重なります。
先ほどの実よりも小さいですが、やはり記憶にあるプヨプヨしていてすぐに潰れそうな感触です。
纏めて口に放り込みました。

美味しい!!
懐かしいあの味です。
東京の真ん中で、故郷と少年時代が甦ります。
続いて2粒食べました。
未だにお腹は健在ですが、、、子供は道草を食ってはいけませんよ。



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