荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

根津、本郷の色付き具合

2014年11月22日 | 散文
TVで絵画館前のいちょうが色付いたと言っていた。
例年、根津、本郷界隈のいちょうは1週間遅れる。
ママチャリで確認に行った。
先ずは、根津神社へ。

鳥居周辺は随分色付いている。

期待して奥へ進むとこのとおり、随分紅葉している。


光と影のコントラストも綺麗!

来週が見頃だね。


東京大学へ移動する。
正門前はこのとおり。

でも、正門前だけである。
奥はまだ青い。

工学部前の名物いちょうもこのとおり。

農学部のいちょうもまだ青かった。

三四郎池へ行く。
今、朝日新聞で連載している夏目漱石の「三四郎」を読んでいる。

ここからは水面に映る景色も綺麗で秋には必ず訪れるポイントであるが、ここもこのとおり。
見頃は再来週以降かな。

そうこうしていたら人がやってきて橋を通り過ぎたり、佇んだりしている。
その姿が水面に映って、これはこれで楽しい。
それぞれの絵にドラマがある。






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今年の酉の市

2014年11月22日 | 散文
今年は二の酉迄である。
好天に誘われて、今年も出掛けた。

大変な人出である。向こうが見えない。
昨年は三の酉まであったので、人出が分散されていたのだが。

善男善女の列に並ばない。
お参りしない。

並んだら1時間以上は掛かりそう。
行列の脇をすり抜ける。

お守りは買わない。
店頭をすり抜ける。
信心深くない。

じゃあ、何しに来たの?とツッコミが入りそう。

目的は熊手屋である。

参道脇には有名どころ御用達の店があるが、目的地は1本裏の路地である。

路地といっても普段は何もない広っぱに屋台を並べて通路を作ったものであるが、奥の方がよりごちゃごちゃしていて、裸電球が灯って、お祭りらしく断然楽しい。
あちこちで、熊手お買い上げの客に対して、商売繁盛の口上と手拍子が賑々しく行われている。

熊手はそれぞれの店が趣向を凝らしているが、この熊手が今年一番の迫力だと思う。

お多福熊手の脇をすり抜ける。

輪の中心で、口上と手拍子の音頭を取っているのが、10数年来の馴染の店の若旦那である。
親父さんはここ数年、屋台の上にじっと座っているだけである。
若旦那は今日の0時からずっと立ちっぱなしで商売しているのだろう、随分疲れた顔をしている。

「どう、今年は?」
「天気がいい事もあってか、人出がいいね。景気が良くなったのか、会社関係の熊手がよく出るね」
「儲かっているの?」
「うん、去年より良いよ!」

お互い元気に過ごして、また来年会いましょう。

江戸の年末を呼ぶ風物詩酉の市が終わると、年末行事が本格的に始まる。
再来週はもう忘年会第一弾だ。
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