Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

すあま

2018-11-12 | Weblog
11月12日、月曜日。
午前8時28分。
晴れ。


水色の空で、晴れています。
オブラートのようなとっても薄い雲が太陽を隠したりもするけど
薄い雲なので暗くならないし、すぐに太陽は顔を出します。


でも天気予報では雲や傘マークが出ていたような気がします。
段々と雲が厚くなっていくのでしょうね。
今日の帰りには雨になっているかな?



おととい、出掛けた先で“すあま”を買いました。
すあまは、あまり食べたことがないけれど
祖父が好きだったものと聞いたことがあったし
なかなかすあまとは出会えないので、お土産にと買ってみました。


ついこの間、祖父の命日があって
“すあまとか好きだったね”という言葉を聞いたばかりだったし
出掛けた先では、ちょうどすあまを売っているお店があったので
すあまを買ってみました。(5つ入りで350円!)


買う前に
“すあま買おうかな”なんて呟いていたら
友人Cが
“すあまって何?えー知らない、初めて見るよ。どんな味?え〜知らないなぁ…”
と言いながら、不思議そうに見ていました。
初めて見ると不思議な印象なのかな?



僕は、あまり食べたことはないけれど
1度か2度は、あったと思います。
味は詳しく思い出せないくらい前のことで
確か、あっさりした素朴な味だったような…としか記憶がなくて
うろ覚えだった“すあま”。


我が家は、おじいちゃんおばあちゃんが同居だったので
僕はすあまを何とか知っていたけど
昔ながらのというか、日本ながらのというか?
そういったお菓子はお店でも見られなくなったから
友人のように知らないよという人が多くなったのかもしれないですね?


おじいちゃんおばあちゃんがいるお家でも
すあまが好きでなかったら、いただく機会も無いだろうし
本当に素朴な味とルックスなので(地味かもです)
“何これ?おいしいの?”と
友人のようになるのかもしれないです。


現代は、あらゆるお菓子が洋菓子も和菓子もありますから、
僕なんかだといまだに食べたことのないお菓子が沢山あります。
現代はオシャレなお菓子が沢山あるから
すあまのような大正生まれの祖父が好きだったようなお菓子は
やっぱり、簡単には出会えなくなってきたので
今回の久しぶりのすあまとの再会は嬉しかったです。


で、昨日、久しぶりに再会できたすあまを
お仏壇に供えてから、母といただきました。
あまり甘くなく、ほんのり少ーしだけの甘さであっさりした
やっぱり、朴でもちもちしたお菓子でした。



食べる前に広辞苑で調べてみました。
原材料はなんだろう?とか
どんな漢字なのだろう?と知りたくて
調べてみました。


“すあま・素甘”(スハマ(洲浜)の転)
菓子の名。
イ.「すはま」4に同じ
ロ.粳米(うるちまい)の粉に白砂糖を混ぜ、蒸してついた餅状の菓子。


…と書いてありました。
“すはま”で調べたらもっと分かりそうですね、調べてみよう。


“すはま”(洲浜)
(※①②③は省略…)
④棹物菓子の名。
弘安年間、京都の松寿軒創製。
水飴・大豆粉・白砂糖などで製し、
三本の竹を用いて横断面を洲浜形にし、小口切にしたもの。
すあま。


僕が買ったのは平べったい
蒲鉾をスライスした状態の形だったから
最初に調べた“すあま・素甘”に近い印象でした。
今回は棹状ではなかったです。
昔、食べたのは棹状だった気がします。


また1つ勉強になりました。
懐かしい素朴なお菓子とこの先も再会できますように、と
思いました。


今のところまだ晴れています。
晴れでも雨でも

良い日を!







*
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする