無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

DJ-X11その後

2010-08-01 02:55:57 | 受信機・アンテナ
 JRがデジタル化して以降、腑抜けのようになってしまった人も多いでしょう。もちろん、私もですが(笑)。でも、ようやく立ち直ってきました。

 さて、購入して約3か月がたつアルインコDJ-X11。気になったことをまとめてみたいと思います。
 まず、バッテリーの持ち。メーカーでは「使うな」とされているエネループを、あえて忠告を無視して単3乾電池ケースに入れて使っていました。3段階あるインジケーターのうち、フル充電から1段階落ちたところで電源を落とし、1週間ぐらい放置すると起動しなくなります。
 ファームウェアがVer. 1.10になって電源周りが改善されましたが、やはりエネループをはじめとするニッケル水素電池ではちょっと厳しそうです。ニッケル水素電池を骨までしゃぶろうとするなら、外部電源端子に電池を4~6本直列につなぐアダプターで接続させたほうがいいかもしれません。携帯性が犠牲になってしまいますが、あくまで未検証ですのでご注意ください。

 次に、ディスプレイです。メインバンドでメモリーを呼び出し、サブバンドで周波数をマイナスシフトする設定にしておくと、メインバンドのメモリーバンクにアンダーラインが引かれているように見えてしまいます。
 出先でこの現象に遭遇して、「何だこのアンダーラインは?」と思ってしまいました。でも、よくよく考えてみると、サブバンドのマイナスシフトを意味していたのです。ファームウェアVer. 1.20でサブバンドの周波数シフトを示す位置が変更になっていますが、まあこれは致し方ないのかなと思っています。

 ディスプレイでもう1つ。私は受信機を鞄に入れて持ち歩いているのですが、ディスプレイが鞄の内側の布とこすれてしまい、傷かついてしまいました。
 実はこの現象、DJ-X8でも起こっていたのです。どうも、アルインコの受信機のディスプレイと布の素材の相性がよくないのかもしれません。
 そこで、DJ-X11のディスプレイに100円ショップで売っている携帯電話用画面保護シートを貼ってみました。シートは自分で大きさをカットするタイプですが、これがすこぶるいい感じです。
 もし仮にシートがはがれても、同じ大きさに切り出して貼りなおせば済むだけのこと。見てくれは悪いものの、これ以上ディスプレイに傷かつかないことを考えればいいのではないでしょうか。
 余談ですが、ボディの中央にあるブーメラン型のエンブレムも、鞄の中でこすれて銀色がはげ始めています。こうなったら、純正ケースに入れたほうがよさそうですね。

 今回は、とりあえず以上です。今後も、DJ-X11の使用感などをお送りしていきたいと思います。

2 コメント

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バースタの (よしお)
2010-08-02 23:54:50
手持ちのVX-8D、VX-3もディスプレイに細かい傷がつきやすいです。ディスプレイが少しつや消しのプラスチックですがどうもそれが災いしているらしく・・・。
ちなみにアルインコのDJ-P23という特小(つやありディスプレイ)も所有してますがこちらはディスプレイが小さく、周囲よりもへこんでいるためか、今のところ傷はありません。

鉄道のデジタル化は私もかなり残念です。SDRデコードソフトの公開が待ち遠しいですよね。
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ディスプレイの傷 (AR8200)
2010-08-03 08:25:11
よしおさん、こんにちは。

ディスプレイへの傷のつきにくさは、なかなかインプレッションでもあがってきませんね。
一時期、エーオーアールのAR8000、AR8200、AR8200mkⅡと3機種を鞄に入れて使っていましたが、これらは比較的ディスプレイに傷がつきませんでした。
メーカーによる素材の差なのでしょうか?

>鉄道のデジタル化は私もかなり残念です。SDRデコードソフトの公開が待ち遠しいですよね。

デジタル列車無線を解読しようとする試みもあるようですが、ネックとなっているのはコーデックだそうです。
JRでは改良型RL-CELPが使われていますが、オリジナルのRL-CELPをどう改良したかのデータがないので解読しようがないとのこと。
この改良が曲者のようです。
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