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サクランボの木を植えると小鳥が集まるのは知ってましたが、梅の木を植えるとおばあさんが集まる、というのは知りませんでした。イマ、私の梅畑は順番待ちのおばあさん方でのにぎわいを見せています。
そもそも、おばさん方、おばあさん方にサクランボを持っていくと「マァ!」とおっしゃって、こぼれるような笑顔を見せられます。しかし、でもしかし、梅をどうぞと言いにいくとおばあさんは突然、真顔になりひじで空気を掻くようにして突進なさいます。その光景を何度見たことでしょう。梅干って梅って「女子の本懐!」なんでしょうねえ。
それを考えると、梅林管理人の私も気持ちを引き締めないとといけません。ジツはいままで成木が4本と古木が2本あったところ、管理がわるく大事なエース級の2本が枯れてしまいました。これはいかん、おばあさん方の気持ちを考えると重大事です。去年あわてて2本植え足したんですけど、まだ何年もかかるですからねえ。
おばあさんは増える。あの、ご存知ですか?おばあさん方は増えられます。今から苗木を植えて、おばあさん方の一生に間に合わない、と思いきやおばあさん方は続々と新規に増えられます。
だから、梅干を楽しみにしておられる近所のおばあさんは決してなくならない。むしろ早いのは管理者たる私の方です。ですから私がいなくなっても、皆さんの「女子の本懐!」のために私は今、素性のよい梅を植えておかねばなりません。
渋みのない「谷沢梅」赤く色づいてキレイな「紅さし」「紅ウメ」「花香実」などもありますが、どうも皆様方のご希望は「ブンゴ!」のリクエストが多いようです。それならよくギンミしておお粒の「大玉豊後」「伊那豊後」「高田豊後」などを選ばなければならないでしょう。すぐ植えれば今いるおばあさんにも間に合うかも。
それにしてもサクランボやジューンベリーのカタログには「小鳥が集まる」っと書いてありましたが、梅のカタログには「おばあさんが集まる」とは書いてありませんでした。書いていて、くれていれば私の判断も違ったかも。いやまあいいんですけど。