あんなに
昔
親しく通ったのに
◇
銀座の
地下のカフェ
◇
◇
お気に入りの
美人女子スタッフがいて
おおらかに
受け入れてもらって
屈託なく
話したのに
◇
どうして
この何十年
『一回も思い出さなかったのか!』
それが
凄いショックで
◇
夢の中でショックで
考え込んでしまった
◇
◇
ですから
それ全部夢なんですけどね
そんなカフェ
現実には
行ってないんですけど
◇
だって
あまりにも
クッキリはっきり
思い出したもんだから
◇
そんななあ
28歳と29歳の
2年間の事を
一度も思い出さないなんて
◇
そこが
いわゆるツボつうか
衝撃で…
◇
だって
あまりディティール
完璧に思い出したもんだから
◇
その女性スタッフ
たちは
黒のユニフォームの
七分袖を肘まで
折ってあって
だから
その袖口のところが
キッ!と
外に返っていて
とても格好がよかった
◇
大人の装いの
スカートの制服でした
◇
いちばん好きだった
目のぱっちりした
まつげギンギンの
私のタイプとしては
例外的に
丸顔の
まだ年齢は若い
おねえさん
あんなに
親しく
毎回話したのにねえ
23に見えるけど
21になってない!
みたいな年令
◇
和気あいあいと
皆で会話したんだよ
休みのたびに
通って
2年間
◇
場所まで
指定出来るんだけどなあ
◇
銀座のビルの地下一階
昔の日産ギャラリーの
裏
築地側へ
3つ目のビル
◇
黒いアクリルパネルと
ガラスの
階段を
トントントンと降りて
その右側かど
◇
経営が同じブティックが
隣りにあって
◇
店内に入ると
左がいわゆるチューボーで
客席は奥
◇
黒が基調の店なのに
ソファーはベージュでね
◇
右に4人掛け2つ
左はオープン席になっていて
◇
カウンターは
席でなくって
飲み物などの
出し口?になっていた
◇
◇
う~んでも
こんなによく覚えているのに
その女性の名前
出てこなくって
それも
ショック
◇
忘れるのか!
そういうもの!
◇
もう一人の
姉さん格の
細っそりした
女性の名は
1秒考えて
出てきて
『木村さん』
だった
◇
しかし
思い出せないんだよなー
いちばん
好きだったあの女子
◇
なんだか
薄情なものだ自分
◇
繰り返しますが
そう言う事柄
忘れるものでしょうか?
◇
◇
まあそれで
目が覚めて
現実に戻って
はい今現世にたち還りました
◇
よく考えて
見たんですけど
どうもそれ
やっぱり
むかし
『夢で見た』らしいです
◇
夢で行ったんですね
トントントンと
階段を下りて
◇
◇
私には
ちょっと
特技があって
というか
・ 同じところに何回か夢で行ける
・ 夢で出た食事は必ず食べてから覚める
◇
この2大特徴が
ワタシにはあって
◇
それでだから
当時
行ったのですなー
その特徴を使って
きっと
◇
なんだー
つまらない
◇
なんだー
本当だったら
どんなにいいだろうか
◇
◇
そうだったら
あのこ今
どうしているだろうか
あっ
もう何十年
経って
いるんですけど
◇
年令は進んで
◇
でも
人は変わらない
面差しは
変わらない
かならずや
千年経ったって
その人と分かるさ
◇
◇
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