≪役に立たない日々≫
◇
『百万回生きたネコ』
の題名しか
知らなかった
佐野洋子
ですが
ねえさんの
お気に入り
◇
その話を
脇で聞いていて
調べてみました
◇
『余命2年と宣告されて
むしろ、じゃあその後に
掛かるお金はいらなくなった
と言って、その足でジャガーを
買いに行って、そのしっかり自分を
包んでくれるシートに感激し
その時から
自由闊達な人生が拓けた
その強さ
ところが2年経っても
しななくって
話が違うと医者を怒りに
行った
お金使っちゃったわよ
どうしてくれる!』
◇
と
その痛快な
心意気
◇
そこに
「人生を生きる女性」?
は共感
するのかも
知れないです
◇
私を
励ましたのは
むしろ
そこの前の
『余命宣告されて
人生が拓けた』
その前に
その豪快な
佐野洋子氏が
むしろ
ウツ傾向に
苦しんでいて
その宣告によって
全てが変わることが出来た
というところでした
◇
くよくよ
している事は
恥じゃない
◇
あんな強靭な
女史でも
そのきっかけの前は
充分
くよくよ
悩んでいたんだ
◇
いまの
弱い自分は
少しも恥じゃないんだ
と言う事でした
◇
そー
きっかけで
胎が据わればね
勇気が
湧き起こればですね
◇
それまでの
内向きの自分は
恥じゃないんだ
◇
佐野洋子でさえ
そうなんだ
剛毅
闊達な
あの人
でさえねえ
◇
勇気を
与えられるです
◇
いんや
元々それ
自分の中に持っていないと
ダメなんでしょうけど
◇
でも
有り難い
お互い
色々ありますデ
と言いたく
なりますです
◇
◇◇
この方の
生い立ちの
話を聞けば
重い
幼少時代を
送っている
ハハに
拒絶され!
それは
この世で
いちばんキツイでしょう
◇
人生の基礎が
とれない
基盤のスタンスが
とれないです
◇
ハハの体に嫌悪感で
触れない
ハハの匂いも嫌だ
◇
そんな
長い長い何十年
70年?
物凄い
年月
◇
それで
90歳を超えるまで
長生きをして
老人の痴呆症が来たハハ
その時になって
やっと
一緒の布団に入って
和解できた
母
母子
◇
この日のための
90数歳の長命
だったんだ
◇
最後に
それがあって
救われる
本当に
◇
よかったよなあ
◇
もうその時は
佐野女史も
それなりの
年齢で
体傷んで
いたと思うんですけど
◇
それにしても
よかった
◇
ちゃんと
息子も
いるしね
◇
『 I did 』
と言えるじゃないかなあ
◇
母子関係に於いて
◇
あ、『 I did it 』
ですか?
◇