日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

人をみる。

2015-08-03 18:45:23 | 発達応援
 一週間のはじまりです。
大丈夫かな、という思いもありましたが、
思いのほか大丈夫で、ほっとしました。

 でも、昨日の講演で神田橋先生が
自分が疲れているのを我慢していることに気づく。
自分の疲れを察知する方法、指標を知る、
ということを話されましたが、まさに、私に欠けている部分です。

 セルフモニタリングのセンスを高めたいと思うことです。

 さて、昨日までの著名な方々の対談方式の講習会。
自分の取ったメモは、神田橋先生がおっしゃった言葉ばかりでした。

 私が知らないだけで、杉山登志郎先生、神田橋條治先生以外の方々も
著名な精神科医の方々ばかりだったのかもしれません。

 しかし、杉山先生の言葉すら、薄いものに感じられるほど
神田橋先生の「ふぅ~ん」という感じで語られる話しは、
温度を感じられる生きた言葉でした。

 精神科医として最前線で素晴らしい仕事をされているであろう、先生方ばかりです。
でも、情報としては有益なのですが、気持ちにすとんと落ちてきません。

 神田橋先生の言葉は、「ああ、そうだなぁ~」とうなずいたり、
時として、自分の身について考えさせられたりします。

 この自分の受け止め方の違いは、何かな。

 私の妄想力に寄るものかもしれませんが、
神田橋先生は本という形で、たくさんの人に語られている時も
200人を越える人に向かってはなされている時も、
「私に語られている。」と思わせる、
人の近くにすぅ~っと寄添ってくださるものがあるからかな、と思いました。

 そして、精神科医なので、色々な症状を診られるのでしょうが、
人を見てくださっている、そういう印象を言葉の端々で感じました。

 ぼぉーっと、遠くの海を見ているような目で話された色々な言葉は、
フォイヤーシュタインや安曇のプラン、発達支援コーチ(初級)やTLP、アロマトリートメント、
道具を使いこなし、相手にそれらをいれることを目的にしていないか、
日々、自分を振り返らなくては、鼻持ちならない嫌な指導者になってしまうよ、と
警鐘を鳴らしてくださったと思います。

 指導者ではなく、子どもと一緒に学ぶものとして、アロマセラピストとして、
私は人と共にあることを忘れてはいけないな、
人を本当に大切に、との思いを大きく強く、深く持った、2日間でした。

 


 
コメント
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