日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

生きる舵取りは自由でありたい。

2018-10-20 12:08:26 | 発達応援


今日は福岡である栗本さんのコンディショニング講座でに出かけます。「思春期の身体を考える」という初めてのテーマです。

昨日、インターネットのニュースで強度行動障害を持つ成人にさしかかろうとするお子さんを家族だけで支えるのは限界だ、社会で支える仕組みを作ろうという記事を読みました。

強度行動障害の支援団体立ち上げへ

その記事で登場したお子さんは、施設が満員で受け入れられないと言われ、また「人手が取られる」という理由もあって施設に入居できないということが書かれていました。

その記事を読んでいると、まだまだ若い方が、
厄介者扱いされている様が目に浮かび、なんだかいたたまれない気持ちになり、胸がきゅうっとなりました。

春に卒業した養護学校の寄宿舎では、普通に眠れていたお子さんが家庭に戻って眠れなくなってしまう。その違いは?と考える余裕もご家族にはないのかもしれません。

寄宿舎と家庭の何が違って、人にとって大事な眠るという行為に支障が出てきたのだろうなぁとも思ったりすることでした。

そして、強度行動障害というものを家族が背負うか、どこかに預けるしか選択肢のない、動かざる固定資産のように思うのではなく、眠れないなら、眠れるように、自傷行為があるなら、なくなるように…と「治していく」ということを第一の選択肢にできないものか、と続けて思いました。

そんなことを考えたのは、いつも読んでいるブログの存在があったからです。

ぱぴぷぺぽブログ

読みながら、私も過去の支援員だった時を思い返して考えたり、これからお会いするお子さんたちが同じように苦しむことがないようにと思ったり、書かれている内容に教えていただくことが多いブログです。

この方は花風社の講座でお見かけすることがあり、ブログを読むまで「重度発達障害」だとか「強度行動障害」と言われていた過去があったなどとは存じあげませんでした。なぜなら、特別目を惹く何かがあるでもない、ブログの存在を知らされて、初めて「そうなんですね」と思った様な方だったのです。今、一度つけられたレッテルを剥がし、自分らしく生きていくために現在進行形で闘っておられ、読むたびに一読者でしかありませんが、応援する気持ちでいっぱいになります。

このブログを読んでいると、「重度発達障害」だとか「強度行動障害」だった過去があっても、すっかり治って、自分らしく生きるために、自ら戦うことができる。そんな身体や思考を手に入れるやり方も、世の中にはある!ということを多くの人にも知って欲しいと思わずにはいられません。

強度行動障害に限らず、発達障害でも自閉症でも、お子さんやご自身がもっとラクに眠れたり、立てたり歩けたり、と、まずは生きる土台を整えて欲しい。

療育や病院に通っていても、そんな生きる土台の部分がちっとも良くならないことはないでしょうか?

そうしたら、別の方法や選択肢ががあるんじゃないかなと思っていいし、違うことをやってみても良いと思うのです。

それが、お金も要らず、身一つでできることならなおさら試してみて良いと思うのです。

発達障害でも、強度行動障害でも、一度つけられたレッテルを後生大事にする必要はないのです。

人として、自由に生き、その人らしさを発揮して生きるために、知恵を使い身体を使っていきましょう!

そんな一端が今日の講座にもあることと思います。楽しみです。

では、行ってまいりまーす。



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だれのための環境調整。

2018-10-18 15:20:35 | 発達応援
 私は毎朝、仕事に行くため5:30過ぎには家を出ます。
昨日まで「朝がくるのが遅くなったなぁ」と思いながら家を出ていましたが、
今朝は、とてもきれいな朝焼けの中、空に見とれての出勤でした。

 曇りと晴れの日って、こんなにも夜明けの感じが違ったんだ!と
改めて感じた通勤時間でした。

 「環境を調整する」という言葉を初めて聞いたのは、
10年ちょっと前、学校の中で支援員という仕事をやりはじめた頃のことだったと思います。

 支援員を束ねていた、S市の教育委員会での研修で、
「目移りがしやすかったり、こだわりがある子など教室の中はスッキリとしていた方が学習しやすい」
「子どもが学習しやすいように、教室の環境を整えましょう!」
「時と場合によっては、子どもが起こす問題行動は無視して、その子ひとりにしましょう」などという話を聞き、
支援員ペーペーの私は、そんなものなのかぁ〜と思ったものでした。

 その後、私は学習するときには子どもの前に不必要に物を置かないようにしたり、
あまり、いらないことを言わないようにしたり、
ぎゃーぎゃー暴れ文句を言う子をいないものとして無視して淡々としたり…としていました。

 でも、不必要ではない、三色ペンに興味を持って話しかけてきたり、
私の持っている消しゴムに興味を持ったり、時間割の話をしてきたりと、
話があちらこちらに行ったり、気が散ったりということは多々ありました。

 また、「いや、これ、無視してる場合か?!」というような
理不尽な言動をする子どもがいて、なんだか気持ちがもわぁ〜っとしていました。

 そんなことが起こるたびに、使っていたペンを子どもから見えないところに隠し持ったり、
目にしたものからの話を早々に切り上げるような発言で遮ったり、
聞こえない、見えていない風で子どもの言動を無視したり、そんなことをしていました。

 でも、あれ?なんか、違わない?

 学習する環境は、ごちゃごちゃしてるよりスッキリしてた方が、気持ちはいい。
でも、子どもがふと、目についたことは興味があることかもしれないのではないのかな、
子どもが、今なんでその話し?と思うような話も、
その子の探究心や好奇心を刺激する元になったのではないのかな?

 普通のクラスでは通用しない子どものおかしな言動を注意もしないというのは、
この子はどうでもいいということにならないのかなぁ。

 そんなことを考えるようになりました。

 そして、私が支援員として研修で教えてもらったことは、
「いかに、子どもを黙って座らしておくか」ということだったり、
「どうやって、最小限の出力で子どもと接するか」ということだったのではないかな、と思うに至ったのです。

 子どものためではなく、
子どもの周りの大人や支援者にとって都合の良い環境調整ということだったのではないかなぁ、と。

 そして、この支援や療育で用いられる環境調整ということは、
実は支援や療育を必要とする子どもなり、成人を最小限の労力で管理するか、ということのために
作られた言葉で、決して、支援や療育が必要な子どもや成人の方々が
より生きやすく、より自分らしく生きるためのアイテムではない、と気がつきました。

 そこからは、一見、関係なさそうな子どもがする動きや話の中に
子どもの発達の息吹が感じられないかなぁ、と思いながら、
子どもの話を聞くようにしました。

 また、子どもの言動もおかしいところは「おかしいよ」と言い、
子どものストレスがチャラになるように身体を動かすということを、
でき得る限りするようにしました。

 そんな人だったら当たり前の日常が、
「環境調整」という言葉でぶっ飛んでしまうおかしさに、
支援する人はもちろんですが、親御さんにも気がついて欲しいな、と思うことです。



 
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タンパク質生活。

2018-10-17 22:45:29 | 養生・薬膳
 いつの間にか、すっかり秋ですね。
居間のカーペットも秋冬用に取り替えました。


 ウレタンのカーペット敷きと
その上のもこもこカーペットの間に桜が入り込んで遊んでいます。



 初めての冬は、体調悪くなっていた桜ですが、
今度は楽しそうな寒い季節です。

 今週は、食事でタンパク質を多くとるようになって2週目になります。

 私は、元々炭水化物が好きで食事でも割りと多めに食べていました。
中でも何よりお米が大好きで、少しのおかずにお米があれば充分!という、
割りと昔の日本の食事のようなものを好んでいました。

 でも、夫はタンパク質を好んでいたので、
普段の食事では、割りと肉も魚も食べていたと思います。

 そんな中、コンディショニング講座で来てくださる栗本さんがすすめてくださった、
「うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』を読んで、
「あ、私、鉄分足りないかもしれないなぁ」と思い、タンパク質を多めにとってみようと思ったのです。

 私が鉄分が足りないと思ったのは、
時々、無性にドライフルーツのプルーンが食べたくなり、
種無しのものを買って一気に食べることがあったり、
レバニラが食べたくなって、作ることがあったからです。

 発作的に食べたくなっていたし、
普段、タンパク質より米、炭水化物が多めの自分の食の好みを思い、
やってみよう!と思い立ったのです。

 それで、タンパク質を多めに食べるようになって、
まずは、早朝の積込み後の疲労感がなくなりました。

 それまでも、たいして疲れていたわけではないのですが、
4時過ぎに起きて、朝食その他準備して、5時半過ぎに家を出て、
6時から積込み開始して10時に帰宅すると、気が抜けて、
洗濯する間、ふと、意識が落ちていたり、横になりたくなっていました。

 それが、洗濯してる間に買い物に行ったり、掃除したり、筋トレしたり、
お尻を一度落ち着けずとも継続して動き続けることができるようになりました。

 これは、タンパク質を取ると同時に、1ヶ月くらい前から
身体のある筋肉を鍛えていたこととの相乗効果かもしれないなぁ、と思うことです。

 では、その鍛えていたところ、というのは、
もう少ししたら、書けるかもしれませんので、しばらくお待ちください。

 それにしても、タンパク質は大事かもしれません。
今年中はタンパク質多めの食事と筋トレを継続して、
疲れにくく、何事にも取組める身体を育てていこうと思います。
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遊びの中での身体そだて。

2018-10-10 15:17:04 | 発達応援
台風が来て、去っていって、
朝晩は、すっかり秋モードな鹿児島。

それでも、半袖でまだまだ充分。
猫たちも丸くなったり、伸びたり、
忙しい日々です。



もう、数週間前のことになりますが、
九月末の週末に、数人のお子さんたちとの
身体そだての時間がありました。

自身が力いっぱいぶつかって来るお子さんや
道具を介してぶつかって来るお子さん。

遊びの中に色々な小さな変化を加えて来て、
同じ感覚を共有してくれるのかどうかを
ドキドキしながら待っている感じのお子さん。

まったく、こちらにお任せのように見せかけて、
自分が活躍できるところをちゃんと見つけて、
いつの間にか主体的に遊ぶ子。

自分の苦手なことをどうにかしたい、
と言う思いで来てくれたお子さん。

色々なお子さんが来てくださいました。

「凸凹っ子もそうでなくても、身体そだて、大事ですよ〜」
と呼びかけてくださった方がいらっしゃって、
親御さん方は「身体?そういえば、
うちの子の身体って、ちょっとどうかしら。」
と思い、お子さんを身体そだての時間に
連れて来てくださいました。

お子さんによって、
身体全体の繋がり方がぎくしゃくしていたり、
あら、足首が使えていないと色々しんどいねぇ、だったり、
自分の身体の感覚が薄そうな感じだったり、
様々です。

限られた場所で、限られた道具で、
こんな遊びしてみない?と
こちらが提案してみたり、
お子さんが自分で遊びを編み出していくのに
こちらがついていったりしていると、
最終的には、思いもしなかったような遊びに
辿り着いていることがあります。

その遊びは、他の人から見たら、
全然、ダイナミックでもない、
ちんまりとした遊びだったり、
身体を張った遊びだったり、
それはそれは、色々です。

そういう遊びに辿り着くまでを
現場で見ていた親御さんは、
我が子が一見、苦手そうなことを
遊びの中ではできたいことととして、
どんどん挑戦していく姿に
びっくりされることがあります。

そして、
「家で遊ぶ」「家族で遊ぶ」「身体を動かす」
ということを
特別視して、構えていたことに
気づかれることが多いようです。

お子さんたちは難しい遊びが
したいわけではありません。

ひとりで邪魔されたくない遊びの時も
あるようですけれども、
そんな遊びを続ける中でも、
お子さんが好き勝手に遊んでいるところに、
スパイスのように
ちょっと親御さんが入ってくれると
より楽しくなった!
そんな遊びがしたいだけのような気がします。

 世の中、何でも経済活動にする人がいて、
遊びという、個人的だったり、
親子での日常の楽しみだったりすることについて
もったいぶった意味付けをして、
セミナーとかワークとか開催されていて
びっくりします。

 必要な遊びは、
お子さんが楽しんでいて、
お子さんが楽しそうなのが楽しいなと
思う親心があれば、OK。

大袈裟に、どこかに行って
レクチャーを受けなくてはいけない遊びなどではありません。

目の前のお子さんの心からの笑顔を道標にして、
親猫が子猫をあやすように遊べば、
お子さんも楽しく、更に発達をうながす遊びに
辿り着いているんじゃないかなぁと
思うことです。



 



 
 

 
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秋の九州でのコンディショニング講座。

2018-10-04 22:28:02 | お知らせ
週末、再び台風が来そうですね。
先日の台風同様、大きい台風のようです。
大きい台風が来る年ですね。

栗本さんのコンディショニング講座が佐賀と熊本で開催されます。

佐賀県小城市でのコンディショニング講座。



熊本でのコンディショニング講座。



佐賀では、感覚過敏について。
成人、お子さんと時間を分けてじっくり、
感覚をどうやって育てていくのか、
取り上げてあるようです。

熊本では、九州では珍しい、
大人の方に特化したコンディショニング講座。

ご自身の身体を育てたい方や
お子さんの前に、まず私!という親御さん、
ぜひご参加ください。

申し込み先が、それぞれ異なっていますので、
ご自身に合う方、または両方、
ぜひお出かけください!

佐賀県小城市は、おいしい羊羹の街!
砂糖が結晶化した外側が珍しい羊羹です。
秋の夜長、朝のおめざのお供を求めての
お出かけも良いですね!





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