日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

技術とスピリッツ。

2023-05-31 23:04:27 | 本の紹介
先日、猫友のお家の梅園で
梅をちぎったり、拾ったりさせていただいた。


周囲を山々に囲まれたその梅園は、
近くに畑や田んぼもあり、
かつては、そこで一家の食が完結していたであろうことを想像させる場所でした。

朝、3時起きで、
色々やってからの梅ちぎりでしたが、
梅の力か?疲れない。

ずっと中腰、低い姿勢だけど、
雨露のついた葉っぱや梅の棘を避けたり、
完熟した梅を目で追い、
木々の梅を見上げとしていると、
とても元気になった。不思議。

海も山も、
自然ってすごいですね。

その梅の山で遊んだ日。

秋口の頃のお仕事の話をいただき、
鹿児島市内の発達支援の事業所さんに
お邪魔させていただいた。

帰り際、事業者さんのスピリッツになっているという本をお土産にいただいた。

少しずつですが、読んでいる。

どんな子どもにも、
その小さな世界で精一杯に生きようとする能動性がある。
それが周囲の人から認められたと知ったときに、
その子どもは自分の活動の充実にとどまらず、
社会に対して眼を向けはじめる。
適応させる社会性ではなく、
子ども自身の内から生まれる社会性である。

遠い未来の不安のために、
いま子どもにとって必要なことを
おろそかにしてはならない。

たった2章読んだだけなのに、
どの言葉にも胸を打たれる。

今はたくさんの情報があり、
育てにくいお子さんを育てていても、
情報を大袈裟ではなく、
世界中からかき集めることができる。

情報は取りに行くのが当然、と
言われる世の中だ。

そして、
子育てであったり、
ふとした日常の心のさざなみも
情報の海の中に流してしまえる。

私が何かの情報を見ているときに、
見知らぬ人ではあるのだけれど、
子育ての嬉しさや喜びと共に、
苦しさや辛さが流れてくることがある。

ああ、
その情報が流される近くで、
しんどい親子の人たちに、
あれやらこれやら、やってみては…、と
思うものの、
子どもの生まれ持ったものや
生活の背景がわからないので、
何か言う術を私は持たない。

でも、
あれをやってみたら、の「あれ」や
これをやってみたら、の「これ」の
すごい技術、術があっても、
お子さんをしっかり見て、
愛おしいと思い、
その子の生きる道を豊かにと思う
眼差しに勝てるものはないと思います。

どんなに身体をみることに長けていても、
その技が受け手に伝わらない。
役に立たないことがある。

身体を見ることや技と同等に、
場合によってはそれ以上に大事なことがある。

そんなことを考えさせられた、
一冊になりそうです。




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ユニバーサルビーチ・サポーター‼︎

2023-05-26 10:47:00 | お知らせ
一緒に寝ている猫たちが、
絶妙に私を布団から追い出す、
肌寒い朝。

猫飼う人々、
あるあるではないでしょうか。

ユニバーサルビーチ、
というものの存在を知ったのは去年。

顔見知りの方が満面の笑みで、
海に横たわるように浸かっていて、
なんだろう、と思って見たのが
初めてだった。

そのイベントは、
須磨のユニバーサルビーチプロジェクトの方々をお呼びしての体験会。

車椅子に乗ったまま、海に入る⁉︎
そんなことできるのか⁉︎

とSNSの記事を見たのを覚えています。

砂浜を車椅子?
すごい力持ちがいるの?
それとも要領がいいの?

車椅子サビないの?

そんなはずはなく、
ビーチマットで海辺まで行き、
水陸両用車の車椅子のまま海に入れる。

そうか〜、と腑に落ちて、
そのことは忘れていました。

このユニバーサルビーチプロジェクトの
あった重富海岸という場所は、
本当に気持ちがいい場所です。


ふと、ふらふらと散歩に行こう、と
思わせる場所だし、
松林の木陰並木はボーッとするのにも
最適な場所です。

今の時期は、
干潟で生き物ツアーもあるし、
地元民、その他県内外の憩いの場に
なってる場所なのだと思います。


そこで、そんな研修があるよと教えてくださったのは、知人のあいりさん。

研修を企画されてるくすの木自然館さんに
お勤めの方です。

知り合ったのは、
…どこでだったか忘れたのだけど、
姶良での「ひだまりカフェ」でお会いしたのは、間違いない。

その前に、お名前だけ、
姶良で月一行われている、
「あいら未来会議」で
講演活動されてる方として、
聞いていたように思います。

実際、月二回のひだまりカフェや
足揉みのお客様として、
お会いしたあいりさんは、
仕事のできる熱い人で、
でも物事を俯瞰して見るクールな面がある
若い馬力のある人だった。

愚痴言ってるくらいなら、動け。

そんな雰囲気がむんむんするあいりさんは、
障害や病気があっても、
その人がやりたいことができるようにするユニバーサルな社会を鹿児島で開拓していくべく、
この春から姶良市にある「くすの木自然館」に就職されました。

そして、このユニバーサルビーチ・サポーターのプロジェクトリーダーとして、
研修会を引っ張っていかれるようです。

詳しい内容は、
あいりさんのインスタに!


大掛かりに、
海に入りたい、だけではなく、
誰もがふらっと海の景色や波の音に癒される。

そんな一歩に繋がる研修になるといいなぁ、と思いました。

できるときに、
できる人が駆けつけられるためには、
広く、たくさんのサポーターがいた方が
良いでしょうし、
性別も年齢も、色々な方がいた方が良いのかなぁ、と想像します。

私もあいりさんに声をかけてもらったのですが、
きっと日頃の体力を買ってくれたのかな、と嬉しく思いました。

参加したい!と思っています。
みなさんもご一緒にいかがですか?




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6月11日 こだちお話会!

2023-05-21 16:40:00 | こだち
気温が上がり、夏日の日もあれば、
肌寒い日もあり、風強すぎの日も。

5月って、こんなに気象が上り下りだっけ?
と思う今週でした。

廣木先生を鹿児島案内したのが、
もう、遠い昔に思える一週間でした。

お知らせしたい、あれこれあるのですが、
まずは、こだちのお話会のお知らせです。

日時  6月11日 10時半〜12時半
場所  鹿児島市吉野町451-1 LLさねかた
参加費 500円 中学生以下200円

です。

こだちのお話会は、
特にテーマや方向性などは
設けていません。

なので、
問題解決の方法論獲得や有益情報を
期待して来られると、時間の浪費と
感じられるかもしれません。

こだちのメンバー自体は、
個々に心理士としての経験や
保育現場で現役で勤めていたり、
それぞれ各々、色々なことを学び、
現在進行形も含め、実践しています。

私自身は、
アロマ療術にはじまった体の学びから
古くは元教員や支援員の経験。

支援員時代の子どもたちの体の使い方や
学習の仕方に対する疑問から、
ブレインジムに始まり、発達支援コーチ、
栗本さんの講座から廣木先生の護道と
手当たり次第に学びました。

その中で、
今も実践を伴って学んでいるのは、
栗本さんと廣木さんのオンライン講座のみです。

こんなメンバーなので、
なんとなく、それっぽく、
それぞれの自分の知識、知見を持ち寄って、
一回ごとにある方向性を持った
お話会をすることも可能と言えば可能です。

でも、不思議なことに、
今年のはじめに、
「こだちで何をしようか」と
話し合いを重ねたときに、
「座談会」「お話会」というキーワードは
出てきたものの、
自分たちの知見を持ち寄って、
啓蒙や相談会をしようという話は出ませんでした。

ただ、場を設けること。

そこに来てくださった方が話したいことを
話す場にすること。

そんな大雑把な決め事とも言えない
方向性のみ決めて、お話会を始めました。

それでも、色々な話題が行き交う中、
話題についてメンバーの知識知見や
来てくださった方の知識が役立ったりで、
情報交換の場にもなっています。

私たちは生きている中で、
自分自身の生き方やあり方に思い詰めたり、
子育てに必死な時があったり、
年老いた祖父母、両親の心配をしたり、
若くしてなんらかの介護を担うなどなど、
想像の範囲や想像の外、
様々な人生をそれぞれが歩んいます。

どこかに所属しているラベルのない方も
気軽に来られるそんな場所に。

茫洋として、漠々たる場に
こだちのお話会がなるといいな、と
個人的には思っています。

もし、よかったらお立ち寄りください。

場所を貸してくださっている、
LLさねかたさん自体も必見ですよ!








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護道・支援介助法講座終了!

2023-05-18 15:41:00 | こだち
5月14日、
護道の廣木道心先生をお迎えして、
「パニック対応と予防のための護道・支援介助法」講座を開催。


満員御礼にて、無事終了しました!

お越しくださった方々は、
目的も動機も様々!

私の知る限りでは、
・お子さんのため
・職場でパニック対応に困っているため
・新規のお仕事で必要性があるかも
・廣木先生の活動に興味があった
・廣木先生の指導を受けたい
・職場でのパニック対応を変えたい
・ピンときた!

と様々。

ほとんどの方が、
廣木先生にも護道にも初!という
フレッシュな会場の雰囲気でした。

さて、講座では、
様々な体の使い方を実践。

廣木先生が参加者さんをモデルに
実技のデモをすると会場からは
「なぜ?」
「何が起こったの?」
という感じの雰囲気。

モデルになった参加者さん自身も
「力は入っていない。
なんかふわぁっと、いつの間にか…」
と狐につままれた様な顔をされています。

そして、
・相手に手出しされにくくなる対応法。
・倒れにくくなる体。
・がんばっても倒される体。
・手と足の繋がり。
・健康法にもなる錬成法。

などなどなどなど。

あっという間の3時間でした。

講座終了後も個々人からの質問に
丁寧に廣木先生が答えてくださっていて、
時間が足りず、会場を出て、
フロアでも質問会が続いていました。

個人的に参加者の方から、
暴れられたら力づくで、
一人でダメなら数人でということも、
未だに行われていること、
暴れる人への対応が
それ一択と思われていること、などを
お聞きしました。

今回は様々な現場から参加されていて、
廣木先生のパニック対応と予防法が
もっと広がってくれると良いなぁと
切に思うことでした。

学んだことを実践して、
また来年、
実践結果を持ち寄る会ができれば、と
思っています。

参加してくださったみなさん、
本当にありがとうございました!




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