9月18日の栗本さんのコンディショニング講座、無事終了しました。
今回の講座では『自閉っ子の心身をラクにしよう!』のアップデートから、マスクが私の体にどう影響しているか、まで幅広い内容でした。
講座の内容を話し合った時点では、特に関連を感じなかった第一部と第二部の講座ですが、終わってみると根っこで繋がっている、そんな講座でした。
世の中の中心がコロナになったようなこの一年半あまり。
未知のウィルスで「どうなのかな」と様子を見る状態だった去年の4月5月。
その後、「気をつけるべき疾患のある人もいるだろうけれど、普通に健康に気をつけて暮らす人にとっては、特別恐れるものではないのでは?罹らないように気をつけるけどさ」と私の認識は変化しました。
今では、風邪やん、です。
そんな中、自分が気持ち悪いなと思うこと、たとえば、どこでもいつでも手指を消毒するとか、マスク必須だとかはせずに自分の心地よさ優先で暮らしてきました。
今回の講座では、このような個々人のそれぞれ異なる「感じる」ということの大切さが講座全体のベースになっていたように私は感じました。
今、自分の感覚や体調ではなく「周りの目」やあるのかどうか私にはわからない「世間」にのみアクセスしている方が多いような状態ではないでしょうか。
そんな中、マスクをしていることが、あたかも「当たり前」「常識」のような風潮があります。
でも、体は正直です。
マスクあり、なしでの実技をすると全く違う結果が出るのです。
マスクしているときの知らず知らずに入っている無駄な力。
こういう状態を体験すると、今、日々の生活でマスクすることがルールのように刷り込まれていく子どもたちを放っておいて良いと思うことはできません。
学びや体の成長にマスクは不要だと改めて強く感じることでした。
学校の中でマスクを強いられる今、お子さん自ら体の緊張を取るために、自分に必要なことをしているかもしれません。
自分で緊張を取れていないお子さんには、緩めてあげることが発達云々ではなく、今、各ご家庭で必須のことかもしれないなぁ、そんなことも思った講座でした。
結局、講座は自分の糧になりますが、そこに答えを見つけにいくものではなく、学んだことを元手に自分で考え続けることが大切だなぁと栗本さんの言葉を聞きながらしみじみ思いました。
そうやって考え続けることが情報に振り回されず生き延びる術(すべ)になるのではないかな、と思うことでした。
講座が進む中、親御さんたちと一緒に来たお子さんたちが、会場内のホワイトボードでお絵描きをしていました。
初めて会った年も住む場所もバラバラなお子さんたちがはじめたお絵描きは、マスクをしていなかったからかどうかはわかりませんが、息の合った大作に仕上がっていました。
色々な決断をされて講座に集まってくださったみなさん、本当にありがとうございました。