日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

またね。

2022-03-21 23:02:00 | 御隠居さん
天気の良い1週間だった先週。

3週目を迎えると、信じて疑っていなかった義母が旅立ちました。

ちょうど、前のブログを書いた翌日。

義母は、長女とその子、義母にとっては孫と会いました。

夫も家に居て、みんなと一緒。賑やかな休みでした。

義母の生まれ故郷の島唄のCDを孫ちゃんが買ってきてくれて、それを流しました。

そのCDを流したら、顔つきがきりっとなり、目が輝きました。

ああ、聴こえてるんだ、みんなで喜びました。

大好きな甘いものを食べ、娘が買ってきたお土産を少し食べました。

興奮して疲れたのかな、そう見えたので、夕方の看護師さんに少し早めに来ていただき、ベットにつきました。

2週目を迎えた週の初め、もう一人の娘にも孫にも会いました。

髪も切りすっきりしました。

なんだか、全部、やりきったように旅立って行きました。

2週目のある日、私は来年度の介護認定の予約を市役所でしました。

天気の良い帰り道、退院して一日一日がわからないと思っていた義母に2週先の予約を入れることに違和感なくて、少し浮かれた気持ちになりました。

嬉しかったのでカレンダーにもすぐに書き込みました。

退院した日には想像できないことでした。

それほどに食欲も上がって、「このテレビ見てるの!」と寝るのを拒んだり、
「もう!」とちょっと怒った仕草を
見せていた義母でした。

でも、会いたかった人たちみんなに会ったその日に旅立ちました。

前日、在宅で来ていただいた先生も施設の方も、そして私たちもびっくりする急な旅立ちでした。

色々なことを教えてもらった13日間でした。

お母さん、ありがとうございました。

また、あとで。

それまで私はやれることをいっぱいやるね!
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2週間。

2022-03-12 00:37:00 | 御隠居さん
頂き物の百合の花が玄関先で満開になりました。

家の庭の花も顔を出す季節になりました。


家の庭は長く放置されていて、竹藪になっていました。整地をお願いして竹を掘り返してもらいました。

このラッパスイセンも前から庭にあったのでしょう。ミニサイズでかわいいです。

義母が退院して、明日で2週間になります。

おいしそうに水羊羹を食べたのが三日目でしたが、それから毎日、午前中のおやつは水羊羹になりました。

手持ちの水羊羹を切らしちゃったなぁ、と近所で季節外れの水羊羹を探してみましたが、どこにもなく、いよいよネットで…と思っていたら友人が水羊羹をお見舞いに、と取り寄せて持たせてくれました。

また、アロマトリートメントにいらっしゃった方が、「口溶けが良いから」と高級アイスを持ってきてくれたり。

「たくさん買ったから」と夕飯のおかずをいただいたり、周りの人たちに支えてもらいながら、2週間になる日を迎えようとしています。

病院で少なくとも3ヶ月半くらい口から食べることをしていなかった義母。

好物の水羊羹は、食べるのが早いことは前回書きました。

その後、一日量ではありますが、とろとろのお粥をどんぶり1 杯分食べる日もありました。

そんな日は食欲あって、鯖の味噌煮もおかずに食べました。

更に栄養バランス補助ゼリーも1パックデザートのように食べ、その食欲に私たちもですが毎日来てくださる訪問看護師の方々もびっくりされていました。

水分も上手に飲めて、退院するときに「痰の吸引は必須」と言われていたのに、気がつけば喉がゴロゴロ言わなくなっていました。

たまにむせることはありますが、高齢の方が咳き込むそんな感じのむせ方で、変な言い方ですが安心して見守れる感じです。

退院して一緒に生活して思ったことは、病院にもっと強く言って、もっと早く退院させたらよかったな、ということ。

病院は、それが仕事なのでしょうが慎重です。何かがないように、と慎重です。

家に帰り、こちらも誤嚥がないようにと義母のペースを見ながら口に食べ物飲み物を運んでいます。

義母のペースで食べるためには、早くに退院しておくんだったなぁ、ごめんよーということを知った日々でした。

さぁ!
明日もにこにこ顔で迎えられますように!


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好物。

2022-02-28 23:50:00 | 御隠居さん
家の庭のミモザが咲きました。


黄色い花は、本当に春らしいし元気をもらう気がしてとても好きです。

義母が帰ってきて三日目です。

1日目、大さじ1杯の水を飲むにも1時間ばかりかかり、色々と覚悟はしていたものの「お、おう…。」とこれからの日を思いちょっとめまいがしたのが本当の気持ちでした。

それは、4ヶ月口から食べず、点滴→経鼻経管栄養となり、転院を仄めかされたのを蹴って、家に連れ帰ったので、慎重に慎重にと義母の口に運んでいたせいもあったと思います。

まだ普通の食材を食べるのは早いのかな?と思い、義母の嗜好を思い出しつつ、体に足りないものも補いたいなぁと、スーパーの棚を見て回りました。

そこで、ミネラル入りのゼリー飲料やたんぱく質多めのヨーグルトや絹ごし豆腐などなど、喉越しよく、噛まずに食べられるものを選んでいくつか買ってきました。

まだ三日目ですが、喉越しにも色々あるようです。

舌にまとわりついて飲み込みにくいものや飲み込んだのも気がつかないほど食べやすいものまで見ていると、こんなに違うのか!と驚きます。

そんな義母が、今日は驚く速さで食べ終わったものがありました。

それは、水羊羹。

「そういえば、ぜんざいや甘く煮た豆好きだったなぁ」と思い出し、水羊羹をクラッシュ状態にし、義母の口に運びましたq

ぱくっ!と一口。

それまで眠たいのか、退屈なのかと細目で夢うつつな顔していたのが、目がカッとあき、「何これ、おいしい」のような顔。

こちらも嬉しくなって「おいしいね!」と調子良く食べてもらいました。

栄養素の観点からは「なんじゃそりゃ!」だと思いますが、好物を食べて、口の動きや生きる力が湧いてくれるといいなぁとおもうことでした。

好物を突破口にして、食べる興味が広がって、少しでも元気になるといいなぁと願うことです。

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おかえり!

2022-02-27 16:05:00 | 御隠居さん
近所の庭でお花が満開!

桜⁉︎と思いましたが、ピンク色が濃いから桃でしょうか?

桃の下のラップ水仙もきれい。風は強いですが春がもうそこに来てますね!

さて、我が家も春です!

旦那どんのお母さん、桃の花咲く昨日、退院しました。

11月初めに入院し、何度かの胆汁ドレナージの手術。

その間の誤嚥性肺炎や脳梗塞。

新型コロナによる、期日回数限定の面会から面会禁止解除から再びの面会禁止。

そのほかにも、それはそれは、いろいろな「どうする?」の選択をしてのやっとの退院!

不思議なのですが、義母が入院していた間の方が、私の自由になる時間はたくさんあったのですが、帰ってきてからの方が、なんだか、気持ちが自由でとてもほっとしています。

義母の退院については、本当にたくさん考えたし、考える元になる本も読んで仕込みもしました。

そして、本当に助けてもらったことがあり、この恩は仕事の中で同じように返していかねば、と思うこともありました。

義母のおかげで知ったことをまた、ぼちぼち発信していけたらいいな、と春めく日曜日、義母の隣で思うことです。




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急に具合が悪くなる‼︎

2021-11-19 12:48:00 | 御隠居さん
ときどき、仲良くご飯を食べてる17歳差。

小さい方が肝が据わっているので、大きい方が多少うーうー言ってもへっちゃら。

猫の性格は経験値が上がっても、小さいときと基本一緒なのね、と老体を見て思うことです。

今月初めに、順調にデイサービスに行って朗らかな顔で戻って来ていた、義母。

こちらに来て1週間目の日、朝、起こそうとすると体が熱く、熱をはかると38°をこえています。

驚きながら、まずはその日のデイサービスの予定をキャンセル。

でも、着替えなど、夫と私でモタモタするより、デイサービスの方にしてもらった方がいいのかな、と電話をしたら「すぐ向かいますね!」とありがたいことに速攻で来てくださった。

そして、着替えなどをしてくださいながら「うーん、この状態だと救急車がいいかもですよ。」とのアドバイスを受け、即、救急車を手配しました。

救急車が来たときは、熱が42°まで上がり、意識もない状態。

私が救急車に乗り、夫は車で追いかけることになりました。

病院に着いて、義母はコロナの検査が済むまで、外に近い室内とガレージのあいのこのような場所で待機。

コロナ陰性で、検査に運ばれていきました。

あまりにも急だったので、夫も私も肺炎?と思いました。

そう思う理由が数日前にあったので。

結果は、急性胆嚢炎。


胆汁が胆石に出口を塞がれて、溜まってしまっているとのことでした。

とりあえず、胆汁を外に出せば意識は戻るし、熱も下がります、との説明に、溜まった胆汁を出してもらうことにしました。

「高齢の方で、高熱っていうのは、胆嚢炎。胆石持ってる人は、あります。とりあえず、胆汁を出さないとね」と初めて聞く高齢者あるあるのように話す説明にそうなんだ〜と思うことでした。

そして、「これさえ終われば、さぁ大丈夫!」とはいかないのだな、ということをじわじわ知っていく始まりとは思いもせずに、安堵して帰りました。

持っている体力、食べる力、生活力、自立度…。

同じ年齢でも高齢者、と一括りにできないということを、思ってはいたけれど、実感した霜月はじめの土曜日のことでした。
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