日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

Zoom講座、感覚過敏、治るが勝ち。

2020-05-31 17:38:00 | どこでも治そう発達障害
今日は、栗本さんのZoomでの講座でした。




こんなに話す栗本さんを今まで見たかしら、と思うほどこの新型コロナ自粛期間中は、栗本さんのZoomでの講座に参加させていただきました。

家に篭りがちな中、体を使うことに始まり、途中閉塞感のある中での身体との向き合い方、自粛中の栗本さん自身が積み上げた知見のお裾分けと数回あったZoomでの講座。

今回は、急に動き出す社会にお子さんたちが戸惑わない様に、より「今」を意識した多くの質問にもその場で答えてくださったのかなぁと思ったりすることでした。

栗本さんのお話を聞きながら、「子どもと大人の違い」についてや「親・支援する側の思い込みを外す」ということに、深く頷きました。

このどちらにも共通しているなぁと思うのは、「子どもは、今発達途上の存在」という視点でしょうか。

そこを念頭に置いておかなくては、子どもの日々の連続した姿ではなく、ある苦手なところ、未発達な部分にのみフォーカスしてしまい、「できない子」というベール越しに子どもを見てしまうのではないのかなぁ、と思うのです。

その様な雰囲気で見られることを子どもたちは敏感に察知します。そうすると、その苦手なところをどうにかしよう子ども自身ももがくのですが、変に意識しすぎて、更に強固な苦手部分となってしまうことがあります。

または、発達のヌケは埋めないまま、表面上克服した様になって、成人してから疲労や偏りとして出てしまう、そんなこともあるだろうなぁ、と思うことでした。

今日のお話を聞きながら、お子さんにしろ、成人の方にしろ、その方々の感覚過敏をどうにかしたいと思うなら、そのマイナスとなっている過敏のみを見ていてもどうにもならないことに思い至りました。

その人の暮らし、日々の生活、小さなお子さんならば、その生い立ちも思い出してもらいながら、その全部の中から治る端緒を提案してみた方が良いのかもしれません。

芋づる式というか、シャンパンタワーというか、できるところから、その部分をやることでできないことができていく。

それが負担なく、感覚過敏を治していくコツかもしれないなぁと思うことでした。

栗本さんの指導の主役は、本当に徹底してお子さんや困ってる本人だなぁ、私もそうあろうと強く思いながら講座を終えました。

充実の講座、ありがとうございました。


コメント (2)
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協力者募集のお知らせ。

2020-05-30 20:04:00 | お知らせ
今日は、大阪の天満橋で「学習塾 ななつ星」を主催している友人からの協力者募集のお知らせです。





新型コロナでオンライン授業が盛んに行われていると思います。

オンラインでの授業形態が合う子もいるでしょうが、中には置いてきぼりになっているお子さんもいるのではないでしょうか。

そこで、オンラインでの学びに困難を感じるお子さんに対して、その問題を解決するプログラムへの参加協力してくださる親子さんを募集されています。

対象は小1〜中3。
期間は6月後半から7月にかけて2週間から一ヶ月ほどで、参加費は1000〜2000円は必要だそうです。

詳しい内容については、下記ブログをご覧ください。


また、メールでのお問い合わせなどは

nanatsuboshi.kids★gmail.com(★を@に変えて)

にお願いします。

プログラムを実施する、学習塾ななつ星主催の高橋さんとは、フォイヤーシュタインの教材を一緒に学びました。

一緒に学んだ中で、お互い味噌や梅干しなど食品を自分で作ることが好きだったり、些末な日常のことを楽しく感じたりと気が合い、数年に一度会えればよい方なのに親しみを感じる友人でもあります。

教える姿勢もその大雑把な話ぶりと反して、理論的で緻密ですが、発想がユニークなので面白いと私は思っています。

楽しげなおもちゃも売っている、お料理を作るプログラムもあり、学習塾としては、ユニークな存在のななつ星。

興味を持たれた方は、協力者の件のみならず、学習塾についても、ぜひお問い合わせしてみてください。
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李姫。

2020-05-29 14:09:00 | ねこ
ブログのアプリをあけたら、「自分ちの猫をアップしよう」的なお知らせが。

いいよー。

ってことで。

私は、李(すもも)。



このお家に来たときは、5歳。
しかも、死にかけてて治療受けて一命は取り止めたんだけど、自慢のもふもふが、バッサバサのパッサパサで生まれたてのダチョウみたいだったの。

で、このおばさんが色々食べさせてくれてここまで来たんだけどー、気がついたの。


世の中には〜、おいしいご飯とそうでもないご飯があるってことを。だったら、やっぱり、おいしいご飯がいいじゃない?



だーかーら〜、今、私、たくさんわがまま言ってるんだ。ふふふ。


一粒ずつ、もしくは「李がご飯食べてるの見てる?」と確認しながら食べる立派なお姫様に成長した李姫であります。



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全部正解!

2020-05-28 23:09:00 | 日記
自信満々に餃子を焼いていた日々がありました。



ところが、昨日今日と散々の焼き具合!
皮がフライパンにくっつく!


餃子の神様が「おごってはいかん、もっと焼け!」と申しているのでしょう。週末は餃子焼き修行です。

今、バイクで通勤するときや積込み仕事をするとき、家事やお風呂の時などなどに、視線を意識してみたり、歯を食いしばってみたり、その他、色々なことを試しています。

そうして、自分がどう感じるかや体の動きの変化などを自分で観察しています。

動きやすくなるなぁとびっくりすることもあるし、ちょっと変な感じに思うこともあるし、でもそれも含めて、そうかーと感じるようにしています。

こういうことを始めたきっかけは、栗本さんの目や顎の講座の受講でした。

そこで、「できた、できない」ではなく、自分がどう感じるかが大事なのだなぁと思ったからです。

そして、自分でとにかくやってみることの大切さを感じたからです。

自分のからだ育てにしても、お子さんの発達に必要な動きにしろ、本人やお子さんをそばで見ている親御さんがやってみて、自分の身体でどう感じたかをフィードバックすることが大切な気がします。

自分であれこれ動いて、じんわり自分で感じることに正解、不正解はありません。


ぜひぜひ、自分で動いてみませんか?

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考えることの準備。

2020-05-27 17:01:00 | 算数
今日は営業再開した猫カフェ、「そらのしっぽ」さんに行ってきました。


ミルクボランティアでお世話した大和くんも大きくなってかわいさ倍増以上になってました。



さて。

算数は子どもにとっても、また、それを教える親御さんにとっても「できたら嬉しい」教科の筆頭のように思います。

その算数の手前の子どもが獲得している算数につながる様々な要素。その代表的なものが「数(かず)」でしょう。

大人はもう、とっくに数という概念を便利な道具として使いこなしているので、その存在に疑問を持たないかもしれません。

でも、この「数」は子どもにとってはなかなか厄介なものです。

その混乱の要因は、数というものがモノの特徴(大きさ、形、色など)に関わらず、1個は1個と認識できること、また、数そのものは、世の中の具体的な実在する何かを表しているわけではない、抽象的な性質を持った概念であることが原因のようです。

では、そういう小難しい概念を子ども(幼児)がどうやって獲得していくかというと、目で見たり、耳で聞いたり、手で触ったりと自分の感覚を経由した外的な行為から思考し、得ていくそうです。

これを子どもの認知機能について研究したピアジェの言葉を借りると「感覚運動的な認識」といいます。

そして、逆に考えると幼児が目で見ず、耳で聞かず、手で触らず、自分の感覚を使わない状態では、思考ができない状態と言えるそうです。

そういうことを踏まえると、幼い頃に感覚過敏があって、自分の感覚を通しての思考ができなかったお子さんは、幼児期に獲得していく算数に繋がる様々な数の土台を取りこぼしている可能性があるのではないでしょうか。

自分の感覚を自在に使えるようになることは、生活の質の向上と共に、学びの幅も広げるのではないかなぁと思うことです。

学習と身体の育ちも切っても切れないものですね。







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