日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

感情のほうれんそう。

2015-04-30 19:30:17 | 日記
 我が家の現長男猫ちぃは、
急な変化に弱かったり、運動している人に萌えたり、急に甘えたり、怒ったり、
抱っこが嫌いで、撫でられるのも気分次第で、爪をたて、噛み付く、
子猫から家猫なのに…と飼い主泣かせの猫です。



 しかし、唯一、賢いのが、
自分のお皿がどの位置にあっても、ちゃんと把握できることです。
そんなの、どの猫でもできる!と思っているでしょうが、
かりかりご飯を入れる音で、ちゃんと皿に辿り着くのはうちではちぃだけです。
他の歴代の猫たち&桃と梅は、カリカリを入れた音だけで自分の皿には辿り着けません。

 ん?他の猫のほうが、人を操ってて賢いのかな?

 早朝の職場では、荷物を載せたトラックは出発の時間が決まっています。
常に、そのことを意識して仕事をしていますが、ギリギリになることもあります。

 それは、自分たちの動きが悪いこともありますが、
箱詰めされている品物自体の間違いで起こることもあるし、
荷物自体の到着遅れのこともあります。

 そういうことがあれば、責任者のセンター長と呼ばれる人に報告することになっています。

 ところが、長年いるパートさんほど報告をしたがりません。
言っておかなくては、最終的に荷物を積んだ自分たちの責任になるにも関わらず、
「言わなくていいわ。すんません、っていうから。」と言って報告しようとしません。

 その訳は、今まで色々と報告してきたけど、
報告しても改善される訳じゃないし、
報告したのに「でもですね…」と反論されるから、嫌気がさしたということのようでした。

 起こった事実に対する、「でも…」という反論については、
私もどうしてそういうことになるのか、意味が分からなかったのですが、
話を聞きながら、思ったことがありました。

 報告を受け止める側の責任者の方は、報告があがると「ああ、厄介だなぁ~」と思うのかなぁと。
そして、報告をする私たちのほうは、感情ではなくて、事実を報告できているのかなぁということ。

 自分たちのせいではない部分で、荷物を積むのが遅れたのに、
責められるのは自分たちだ!そんな理不尽な!という感情を「報告」として毎回ぶつけられたら、
責任者も「ああ~、まーた、厄介な報告がきたよぉ」と逃げ腰になるかなぁ~と思ったのです。

 なんだか、いつからそういう関係になっているのかわからないのですが、
細やかなことに気がつく、長年勤めているパートさんと、
よりよい職場を!と骨を折っておられる長の方との良い関係ができると良いなぁ~と、思うことです。

 こんな書き方だと、お前は蚊帳の外かよ!って感じですね。
いえいえ、私自身も感情の報告にならないように、
ぶつぶつ言いながら、もっか鋭意努力中であります。

 日々、修行、精進ですね

 
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生活の中のワーキングメモリー。

2015-04-29 14:47:18 | 発達応援
 たった2日ばかり、小雨がぱらつき、曇り空だっただけで、
ずっと天気が悪かったような気がします。

 今日は薄日が射していますが、曇り空です。
それなのに、晴れている気がしていました。

 日射しは偉大ですね。

 自分が子どもの頃の生活を考えると、
子どもに任されたり、頼まれたりする、ちょっとした仕事が色々ありました。

トイレの手洗い用の手動手洗いタンクの用なものの水の補充やお風呂の水を入れ。
五右衛門風呂だったせいもあり、お湯が沸くまで薪の面倒。
母が別のことをしている間、鍋が焦げないか気をつけておくこと。
毎日ではなくても、洗濯物を畳んでおくこと。

 どの手伝いもわざわざ時間をとって、やるものではなく、
勉強している合間に、ちょこっと見に行ったり、
テレビを観ている合間に、ちょっと手を動かしたり、
何かをしながら頭の片隅に置いておくような手伝いが多かった気がします。

 また、学校で使うノートが使い終わりそうだったり、その他の文房具を買うときにも、
今のように夜遅くまで開いているホームセンターがあるわけでもないので、
いつでもは買うことができず、覚えておいて学校から帰ってから買いに行ったりということもありました。

 こうして考えると、ぼんやり普通に育った私でも、
日々の中でワーキングメモリーを鍛えられながら生活しています。

 今、ワーキングメモリーが弱いといわれる発達に凸凹のある子どもたちは、
良くも悪くも日常生活の中でワーキングメモリーを鍛える機会は余りないように思えます。

 そのことは怒られる機会が減るのでラッキーなのか、
生活の中で発達できるチャンスを奪われていてアンラッキーなのかはわかりません。

 便利になった世の中で昔風の手伝いができないことを残念がっても仕方がありません。
便利さの中で、自分でお湯を沸かしてお茶を飲んだり、カップラーメンを作ったり、
インスタントラーメンに野菜を入れて作ってみたり、お風呂のお湯のたまり具合を見てみたりと、
年齢によって、ちょっとついでにできることをやって、ワーキングメモリーを鍛えるのも良いかもしれませんね。

 学校での勉強や運動の出来具合ばかりが、
仕事をするときの段取りの良さやちょとした気が利く振舞いに結びつくとは限りませんからね。
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時間軸。

2015-04-28 15:32:37 | 発達応援
 近所の横断歩道で信号が青に変わるのを待っていたら、
自転車の中学生が男女合わせて3人、青になったらスタートダッシュで競争と、
前傾姿勢で信号待ちをしていました。

 信号が青に変わったと同時に、ダッシュ。
…ひとりの女の子が、自転車に乗らず自転車を押しながらすごい勢いで走って行きました。
自転車を漕ぐ子と変わらぬ速さで走って行きます。
なんという、体力!若いって、すてき!

 支援が必要な子どもたちの中には、
時間の感覚が鈍かったり、時間の感覚が抜け落ちているように思われる子が多いように感じます。

 個人で過ごす分には、それでも構わないのですが、
学校で生活したり、一日の決められた宿題や宅習をしようとするときに、
時間の感覚のなさが邪魔をして、いつまでたっても宿題が終わらなかったり、
だらだらしたり、寝ることも忘れて没頭したりと困ったことになります。

 中学校で支援員をしているときに、とても丁寧で美しい字を書く子がいたのですが、
ノートを取るのが間に合わないので、字をスピードアップして書く練習をしたことがありました。

 消しゴムを使わずに、合図されたらどんどん次の行にいく視写をさせていたら、
途中で、ピタリと固まって動かなくなってしまいました。
消しゴムを使わないでやるという条件もあったのですが、
端から見たら美しい字でも、本人には納得ができず、
それを書直すことができないことが、気持ちをふさいでしまったようで、
涙まで流していました。

 この子の場合は、ペースがゆっくりめですが完璧主義だったこともあって、
自分のペースと相容れないベルの音で、書きかけていても次の行にいく気持ち悪さや
自分では書直したい字も書直せない、でもその字が目につく違和感で、パニックになったようでした。

 また、遅い時間まで残っていて平気な子どもには、
私の勤務時間を知ってもらったりすることもありました。
もちろん、それでピンとくる訳もなく、
紙に、子ども(生徒)が学校から家に帰り着く時間、そして、食事、風呂、
観たいテレビ、ゲームをする時間、この時間には寝たいという時間を帯グラフにして、
やっと、子ども自身が家に帰ってからの自分に残された時間を把握できて、
焦って帰ることもありました。

 この時間を帯グラフにするのはおもしろかったのか、
しばらくの間、放課後、一緒に勉強していた子たちが、
帯グラフの書き合いっこをしていて、誰がヒマそうだとか、時間があるとかないとか、
わいわい楽しんでいました。

 そんなことで盛り上がらず、さっさと宿題に取りかかれよ!とも思いましたが、
時間を自分のものとして意識する楽しさを知った新鮮な気持ちのうちだけかな、と
放っておいたら、そのうちしなくなりました。

 ただ、時々、授業中やテスト中に50分の時間を
「名前1分、漢字に5分…」とか「ノートとり10分、教科書読み5分…」などと、
授業の暇つぶし(!)やわからないテストの時間つぶし(!!)に、
時間帯グラフをご丁寧に定規を使って作っていたときには、
問答無用で無言の圧力と目線で消させました

 他にも、子どもと私と2人ともストップウォッチを持って、
同時に「スタート!」と押して、同時に「ストップ!」と押して、
今、多少の誤差はあるものの、あなたにも私にも同じだけの時間が流れているね、と
話したこともあります。

 そして、目には見えないけれども他の人にも、
あなたと同じだけの今日の時間が残っているんだよ~というと、
不思議そうな顔でうなずいていた子どももいました。

 中学校の教科書に、谷川俊太郎さんの「朝のリレー」が載っていましたが、
自分が朝をむかえているときに、世界の人々の時間に思いを馳せるおもしろさに気がついたり、
なんのこっちゃ、あたりまえじゃん!と現実的に考えたり、
まったく、ほんとうに、どういう意味?と思う子もいるんでしょうね。

 時間という目に見えない、感覚的なものを身につけさせるのは大変なことですね。


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大丈夫を装う。

2015-04-27 16:42:35 | 日記
 今日は朝から灰が降っています。
仕事が終わって、バイクに乗ろうとしたら灰がこんもり。
バイクを走らせると、目の中に灰が。

 まだ、灰でスリップしたことはありませんが、
なんせ、タイヤが2本の乗り物。
気をつけなくては!と思うことです。

 しゃべり倒した昨日は、喫茶店夢屋のママさんが、
やはり商売人の瓦屋のおかみさんに言われたという、商売の心得を話してくださいました。

 それは、今月の支払いが大丈夫かな?と不安でドキドキだろうと、
キャー今月お客さん少ない~~~って大変だろうと、
「うちの店は忙しくて、忙しくて、大繁盛~!』って顔で、
笑顔で穏やかに、どんと構えておくのよっ!!!!!!ということ。

 不景気などんよりした人のところには、
なんか近寄りたくないし、近寄らなくていいじゃない!ということだそうで、
「むらきたちゃんも客居らんやろうけど、客断るくらいニコニコしとっきゃいよ!」と
真実のプチ毒舌を交えながら、お話ししてくださいました。

 私は教員をしている家で育ち、自分の仕事も公務員系ばかり。
毎月を暮らすお金があるのか?ないのか?という状態を知らずに過ごしてきました。

 夢屋のママさんの話を聞きながら、
ああ、そういえば、夢屋で食事をしていると、
野菜をもってきたり、お肉を持ってきたおっちゃんが、
そのままカウンターに座って珈琲飲んだり、しゃべったりしていたなぁと思い出しました。

 自営業の方々は、お互いに品物を卸したり、
卸した品物が商品の定食になったのを食べたりしながら、
なんか、お互いに商売だけでなくつながっているんですね。

 瓦屋さんのおかみさんと夢屋のママさんが、お互いのお店のことを話し合ったりしながら、
「苦しくても外面は優雅にしとくよ!」なんて、言い合っているんだなぁと思うと、微笑ましいですね。

 そして、個人個人ががんばっていて、
支払ったり支払われたりの縦のつながりで結ばれてると思っていた自営業の人たちが、
お互いの売上げにも少しずつ貢献したり、職種が違っても励まし合う、
横にもつながっている姿があることにママさんの色々な話を聞いて気づくことでした。

 カウンターの向こうで、天然暴走し、毒も吐くママさんの話を大笑いで聞きながら、
良い先輩を持ったなぁ~、ありがたいなぁ~としみじみ思ったことでした。


 
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しゃべり倒しの休日。

2015-04-26 22:11:19 | 日記
 初夏を思わせる一日でした。
湿気もなくて、空気は冷たさもあり、さわやか。
こんな日が続くと、なんでもうまくいく気がしますね。

 今日は、朝からしゃべり倒しの一日でした。

 旦那さんがバイクの練習会で都城に行くということだったので、
ダメ元で、都城のバリニーズマッサージのアムリタさんさんに予約のお伺いをした、
朝の9時からならキャンセルが入ったよ!と言うことだったので、
奇跡!とウキウキしながら行って、カラダのケアをして頂きました。
ケアしてもらいながら、養生話やお仕事の話をしていたら、あっという間の1時間半。
おかげで、自分では気がついていませんでしたが、あちこちゴリゴリ!
肩甲骨の辺りがふわっと軽くなりました。

 その後は、6年ぶりの友人に会いました。
お互いの近況を話、これからのことを話、大好きな猫のことを話して、
おかわりも出してくれる、イングリッシュガーデンで紅茶を飲みながら、
あっという間に5時間が経過。
また会おうねぇ~~~と名残惜しく別れました。

 そして、最後は昨日のブログの冒頭に書いた夢屋さん。
休憩中の時間ですが、近くまで来たし…と、おそるおそるメールをしたら、
「おいで~~~」と言ってくださったので、お邪魔しました。
アイス珈琲を飲みながら、1時間半。
お仕事の心得やママの毒舌やここでも大好きな猫の話で、
あっという間の1時間半。
夕飯にと、チキン南蛮を持たせてくださって、
モーニングで出している自慢のパンも焼いて食べてごらん!とお裾分け。
おいしいものたくさん頂いて、
ここでも「またねぇ~~~。」と名残惜しくお別れ。

 トータルで8時間しゃべり倒しの楽しい一日でした。

 おしゃべりした3人は、みんなふわぁ~っとやさしい空気感を持つ方々ですが、
日々、忙しい中で、自分が好きなことをしていて、とっても充実した日々を過ごしていらっしゃいます。
おかげで、しゃべっていたら私もすごく元気になりました。

 久しぶりにリフレッシュできた休日でした。
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