超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・朝顔

2023-09-01 00:03:42 | 自作俳句
秋服を眺めて歩く葉月かな
秋澄みて川の水面につぶらな眼
朝顔が小さく咲けり幾余輪

色の濃き露草を見て朝清し
青天に筋雲走リ彼方まで
夕暮れに宵待つ瞳十六夜

木犀が咲く公園の徒歩五分
秋日照り汗を拭きつつ行き帰り
涼しげに蜻蛉漂う池のうえ

玄関で人を迎える秋の薔薇
燃え出づる思いにも似た葉鶏頭
謎めいて口を開けたる通草かな




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